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プログラム

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9月9日(木)プレ企画(ライブ配信)/オンデマンド配信(10月11日まで)
15:00-17:00
ライブ配信

オンデマンド配信
プレ企画(前半)
1.災害時に私たちはなにができるのか ~東北・北海道共同企画~
3.Letʻs Think and Talk !! 精神保健福祉士の頭脳を可視化する~実習指導とスーパービジョンの思考過程~
6.「精神疾患の親を持つ子どもの集い」を開く精神保健福祉士の思いと実践
8.当事者の声から社会的入院を考える~いま精神保健福祉士ができること~
18:00-20:00
ライブ配信

オンデマンド配信
プレ企画(後半)
2.意思決定支援 ~精神保健福祉士の普遍的価値の視点から~
4.発達障害から見る諸課題 ~ひきこもり、ゲーム依存、高学歴ニート等~
5.「入院医療中心から地域生活中心へ」をどう成し遂げるか~「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」における精神保健福祉士の役割を考える~
7.援助者だってうつになるっ!~ソーシャルワーカーの「私」がこころ病む体験をして~
9月10日(金)第56回全国大会・第20回学術集会(ライブ配信1日目)
/オンデマンド配信(10月11日まで)
12:50-13:20
ライブ配信

オンデマンド配信
開会式
オンデマンド配信 特別講演
テーマ:精神保健医療福祉施策の動向
講師:佐々木 孝治 氏
(厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課長)
13:30-16:00
ライブ配信

オンデマンド配信
記念企画
テーマ:‟メッセージ”~今、みなさん(後輩)に伝えたいこと~
講師:
佐々木 敏明 氏
(北海道医療大学 看護福祉学部 臨床福祉学科 教育支援室 客員教授)
門屋  充郎 氏
(特定非営利活動法人 十勝障がい者総合相談支援センター 代表)
向谷地 生良 氏
(北海道医療大学 看護福祉学部 臨床福祉学科 教授)
コーディネーター:
中村 和彦 氏(北星学園大学 副学長)
 
佐々木 敏明 氏
 
門屋  充郎 氏
 
向谷地 生良 氏
16:30-17:30
ライブ配信

オンデマンド配信
基調講演
テーマ:ソーシャルワークにおけるメンタルヘルスの意義
~多様性社会の創造に向けて~
講師:田村 綾子 氏(本協会 会長、聖学院大学心理福祉学部 教授)
オンデマンド配信 特別プログラム

<日本精神保健福祉士協会が考える精神保健医療福祉の将来ビジョン>

 皆さんは本協会が掲げようとしている『ビジョン』をご存知ですか?
 この『ビジョン』は、私たち精神保健福祉士が目指す社会を言語化したものであり、その理念・象徴である『スローガン』、そして、ビジョン達成に向けて私たち精神保健福祉士一人ひとりが積み重ねる『9つの実践』で構成されています。
 今回の動画は、本協会が『ビジョン』を作成した背景、検討を重ねてきた経過、構成員の皆様から寄せられた意見・疑問への説明など、盛りだくさんの15分間です。
 わかりやすく、親しみやすく伝わるよう、創意工夫を凝らして全力でプレゼンします。本協会の構成員はもちろん、すべての精神保健福祉士が、ともにこの『ビジョン』を目指してくれることを願っています。是非ご覧ください。

<権利擁護部合同プロジェクト報告~札幌宣言から40年の時を経て、社会的復権を再考する~>

 本協会の方針であり、私たち精神保健福祉士が目指している「精神障害者の社会的復権」は、いったいどれほどできているのでしょうか?
 この精神保健福祉士の専門性に対する問いについて、2019年度から権利擁護部合同プロジェクトを立ち上げ、構成員の皆さんとの語り合いを通して考えてきました。その中心は、精神保健福祉士として私たち一人ひとりが「社会的復権」のために何をしてきたか、この言葉をどのようなことだと理解しているか、など、自身の実践に引きつけて考えるための取り組みです。
 そして「札幌宣言」から40年を迎える現在も精神医療や地域に根深く残る権利侵害や新たな課題があることを再認識しました。
 本報告では、活動のまとめを15分間の動画でお伝え致します。ぜひご覧ください。
19:00-20:30
オンライン  
懇親会

参加される皆さまには、北海道を感じていただけるちょっとした「北海道のおつまみ」をお届けします。離れていても同じものが食べられる!楽しそうではありませんか!?コロナ禍で集まることはできませんが、せめてオンラインで気楽に交流しませんか。楽しい企画も準備中です。全国規模でのオンライン懇親会はなかなかありません。ふるってご参加ください!

  


学生懇親会

「学生だけの学生のための懇親会」も開催します。精神保健福祉士を目指している社会人学生の方もご参加いただけます。たくさんのご参加をお待ちしています。
全国大会・学術集会に参加できず、学生懇親会のみに参加される方は学生懇親会参加申込みフォームより参加申し込みください。

  

9月11日(土)第56回全国大会・第20回学術集会(ライブ配信2日目)
/オンデマンド配信(10月11日まで)
9:30-12:00
ライブ配信

オンデマンド配信
分科会1-A 支援事例に学ぶ①
分科会1-B 地域移行①
分科会1-C 専門職教育
分科会1-D 調査研究から見えるもの
10:00-12:00
ライブ配信

オンデマンド配信
市民公開講座
テーマ : 多様性を認め合う社会を目指して~北海道からの発信~
登壇者 :
石原 真衣 氏
(北海道大学アイヌ・先住民研究センター助教/アイヌ+(プラス)のミックスレイシャル)
渕上 綾子 氏(北海道議会議員/トランスジェンダー当事者)
大嶋 栄子 氏(NPO法人リカバリー 代表)  
  
石原 真衣 氏
 
渕上 綾子 氏
 
大嶋 栄子 氏
13:00-15:30
ライブ配信

オンデマンド配信
 
分科会2-A 多様な実践
分科会2-B 子ども・若者支援
分科会2-C 当事者・家族
分科会2-D 自殺対策
現地企画 (北海道協会40周年記念企画)
講師:江間 由紀夫 氏
”ごくあたりまえの生活”を唱えた谷中輝雄氏の「生活支援論」とはなんだったのか。次の時代を担う精神保健福祉士が 実践する生活支援とはどうあるべきなのか。参加する皆さんの閃きで谷中輝雄氏に挑戦します。

  

16:00-18:30
ライブ配信

オンデマンド配信
   
分科会3-A 養成教育等の課題
分科会3-B 地域移行②
分科会3-C 就労・雇用支援
分科会3-D 支援事例に学ぶ②
オンデマンド配信 ポスターセッション
18:40-19:40
ライブ配信

オンデマンド配信
閉会式

詳細

9月9日(木)プレ企画(ライブ配信)/オンデマンド配信(10月11日まで)
プレ企画1 災害時に私たちはなにができるのか~東北・北海道共同企画~
登壇者 【シンポジスト】
 山野下 誠(社会福祉法人厚真町社会福祉協議会 高齢者生活福祉センター長兼グループホームやわらぎ施設長)
 高田 大志(医療法人薪水 浦河ひがし町診療所/北海道)
 菅野 正彦(一般財団法人桜ヶ丘病院/福島県)
【コーディネーター】
 竹内 亮平(特定医療法人社団千寿会 三愛病院/北海道)
 内容  近年、豪雨、洪水、地震、津波、台風など様々な現象により生じる災害が全国各地で起こっており、明日は我が身に起こると言っても過言ではありません。災害が起こるたびにマスメディアを通じ、私たちは自然の脅威をまざまざとみせつけられます。その時々には、何かしなければと強い思いをもつこともありますが、災害の発生から時間が経過するとともに、被災地ではまだまだ困難な状況が残されているということをついつい忘れがちになってしまいます。どこかで新たな災害が起きたとき、少しでも小さな被害に抑えるためには、あらゆる災害とその支援活動のあり方が大切な手本となり、次の減災に役立ちます。
 本企画では、「災害時の被災地支援」と「都道府県協会としての災害対策」の二本立ての企画としています。遠くの災害を近くの“我がこと”と捉えられるように、「被災地においてできることはなにか」、「精神保健福祉士が行う被災地支援とはなにか」などについて、考える機会になればと思います。
 シンポジストとして、実際に被災地支援を経験された3名に登壇していただきます。北海道胆振東部地震(2018年9月発生)の被災経験を基に、被災者であり受援側の立場にもなられた北海道厚真町社会福祉協議会の山野下誠さんに講話・実践報告をしていただき、同じ被災地で活動された高田大志さんには精神保健福祉士としての被災地支援の実践報告をしていただきます。また、台風19号(2019年10月発生)の支援活動の一環で、福島県精神保健福祉士会として災害対策本部を運営された菅野正彦さんに、都道府県協会としての活動の中からみえた被災地支援について実践報告をしていただききます。
 その後、その3名によるシンポジウムを行います。テーマを「災害時に私たちはなにができるのか」とし、災害について、参加された方がより“我がこと”として実感を深めることを目的とします。
 本企画は、東北・北海道共同企画としています。近いようで遠い、遠いようで近い、東北と北海道。このコロナ禍では構成員同士が顔を合わせる機会も少なくなり、連携がとりづらくなる場合が多いです。東北と北海道が、より繋がり、助け合える関係であり続けたいという想いもあり、東北・北海道共同企画とさせていただきました。多くの方に興味関心を持っていただきたいと思っています。皆さまのご参加をお待ちしています。
プレ企画2  意思決定支援~精神保健福祉士の普遍的価値の視点から~
登壇者 【シンポジスト】
 高澤 泰史(札幌保護観察所)
 高野 和美(スクールソーシャルワーカー)
 長谷川 千種(長谷川ソーシャルワーク・成年後見事務所)
【コーディネーター】
 岩本  操(武蔵野大学)
【司会】
 元井 昭紀(空知地域生活支援センターりら)
内容  我々精神保健福祉士は、「自己決定」をソーシャルワークの基本原則とし、クライエントの自己実現に向けた支援を展開しています。近年では、「意思決定支援」という概念が用いられ、2017年3月に策定された「障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン」をはじめ、意思決定支援等に係る各種ガイドラインが整備されました。「意思決定支援」は、2006年に国連で採択された「障害者権利条約」の中にある「supported decision making」を「支援を受けた意思決定」と訳したことが背景にあり、「自己決定」の権利を保障し行使する方法とすることが多く、重要な取り組みとして位置づけられています。
 さて、「意思決定支援」はときに、精神保健福祉士に対して、葛藤をもたらし、また精神保健福祉士としてのアイデンティティの揺らぎを生じさせます。例えば、医療観察法においては、クライエントの意思に関わらず、裁判所の判断の下、入院医療が強制され、一定期間の通院医療が義務付けられていること等から、権利を守ることの難しさが秘められています。また、保護観察を司る機関に所属する精神保健福祉士のアイデンティティを維持することの困難さもあります。子どもの分野においては、子どもが抱える日常生活の課題解決に向け、スクールソーシャルワーカーとして従事する精神保健福祉士もいることでしょう。子ども自身の気持ちや考えの形成と表明を支援する一方で、子どもを取り巻く状況から精神保健福祉士の機能を発揮できず、葛藤することも少なくないでしょう。さらに、認知症の人の支援においては、認知症の人の意思を日常生活に反映させるための支援に携わる精神保健福祉士も数多く存在します。様々な場面において、「意思決定支援」の重要性と困難さに直面することは言うまでもありません。
 そこで本企画は、「意思決定支援」にかかわる精神保健福祉士が葛藤する数多い分野の中でも「医療観察」「子ども」「認知症」の分野に焦点を当て、「意思決定支援」に関するシンポジウムを開催いたします。シンポジウムを通じて、精神保健福祉士の普遍的価値の視点から「意思決定支援」を再考するとともに、日々の実践における悩みや葛藤を振り返りながら、参加者一人ひとりの英気を養う機会にしたいと考えております。たくさんのご参加を心よりお待ちしております。
プレ企画3  Let’s Think and Talk‼ 精神保健福祉士の頭脳を可視化する
~実習指導とスーパービジョンの思考過程~
登壇者 【講演】
SVの目的と支援者の認知
【講師】
 勝又 陽太郎(東京都立大学 人文社会学部 人間社会学科 准教授)
【ロールプレイ・パネルディスカッション】実習指導・スーパービジョンの活用法
【司会・パネリスト兼ロールプレイ役】 
 水野 拓二(鷹岡病院)
【パネリスト兼ロールプレイ役】
 川口 真知子(井之頭病院)
 岡本 秀行(川口市保健所)
【ロールプレイ協力】
 川島 茉己(鷹岡病院)、山口 雅弘(鷹岡病院)、綾部 友太(鷹岡病院)
【コーディネーター】
 田村 綾子(聖学院大学)
内容  目の前のクライエントや現代社会の抱える課題に向き合い、「もっと力をつけたい」と感じている精神保健福祉士は多いと思います。クライエントの希望や人生の歴史、また、能力や環境などを踏まえ、常に唯一無二の支援を展開するソーシャルワークにおいては、所属する各職場の特性や利用者のニーズ、状況に見合った支援を展開する応用力と創造性が求められます。そのためには、年月をかけた経験の蓄積に加え、実践と省察を繰り返しながらソーシャルワーカーとしての価値・理念と知識や技術を調和させ、自己の力量として定着させていかなければなりません。
 ソーシャルワーカーとしての力量の向上と専門職アイデンティティを醸成させるためには、スーパービジョン(以下、SVとする)と実習指導に携わることは不可欠と思われます。日本精神保健福祉士協会では認定スーパーバイザー養成研修や精神保健福祉士実習指導者研修を毎年開催しておりますが、研修受講だけでは自信が持てず指導的立場への不安があるとの声を聴くことは少なくありません。また、初任者のなかにはSVを受けることに不安がある、方法がわからない、といった声も耳にします。実習指導者やスーパーバイザー(以下、SVRとする)は実習生やスーパーバイジー(以下SVEとする)の思考をいかに促進し言語化を促すか、ということに注力して思考を働かせます。また、実習生やSVEは自分の思いや意見をどのように受け止められるのか不安を抱えながら言語化します。実際のSVや実習指導の場面では双方の思考は見えないことから、お互いに戸惑いや迷いを感じた経験は多いのではないでしょうか。
 本企画では、実習指導者やSVRの頭のなかでは何を思考し、どのように言語的コミュニケーションを用いるのか、どのようにすれば相手の心の中に響かせるよう伝えることができるのかについて考えていきます。そこで、人の思考や認知に対話(言葉)がどう働くのか等について、心理学者にご講演いただき、その後、実習指導やスーパービジョンのロールプレイを行い、SVR(実習指導者)とSVE(実習生)の対話における思考過程を可視化します。
 既にSVや実習指導に携わっている方や、これから携わる予定の方、職場での人材育成に関与されている方など、幅広くみなさまのご参加をお待ちしております。
プレ企画4  発達障害から見る諸課題~ひきこもり、ゲーム依存、高学歴ニート等~
登壇者 【シンポジスト】
 神谷 牧人(株式会社アソシア)
 赤堀 久里子(千葉県中核地域生活支援センターさんネット)
 柴田 泰臣(ビルド神保町)
【座長】
 後藤 智行(柏駅前なかやまメンタルクリニック)
内容  発達障害の方の支援をするために、発達障害の基礎的な理解はもちろん欠かせません。しかし、幸いなことにそのような講義・セミナーは各地で増えて学べる機会に恵まれるようになったものと思われます。そこで本プレ企画では、全国大会の場をお借りして、基礎的な理解の先にある具体的な支援の各論について考えることにしました。
 各論のキーワードに挙げるのが「ひきこもり」「ゲーム依存」「高学歴ニート」です。これらのワードはともすれば、支援者が困難事例として語りがちではないでしょうか。確かに「そもそも関わることが難しい」「やめさせることができない」「変わることができない」という印象は否めないかもしれません。しかし、精神保健福祉士にはその価値と倫理に基づいて、関わりを通じて支援することが求められています。単に個別の成功事例を報告するのではなく、シンポジストらがどのような視点を持ち、どのような肝を押さえて関わり続けているのかをフロア全体でシェアして議論のきっかけにしたいと考えています。
 もちろん「ひきこもり」「ゲーム依存」「高学歴ニート」がイコール発達障害ではありません。逆もまた然りです。単に現象や診断名にとらわれず、その共通点に着目することがそもそも今回の議論のヒントになるのではないかと、私ども本協会分野別プロジェクト「発達障害」では考えています。「発達障害者の支援はコツを掴めばしやすい」「凸凹はあるが、優れた才能を伸ばす支援が大切」「勤怠状況が良くてルーティンを正確にこなしてくれるから働きやすい」等は事実かもしれませんが、発達障害のある側面に過ぎません。こうしたストレングスとは異なる側面を見せている方々を簡単に『困難事例』にしないように、また支援者自身が自信を失ったり燃え尽きたりしないように、現に発達障害の方の支援に試行錯誤している皆さま、これから支援に携わろうとしている皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
プレ企画5 「入院医療中心から地域生活中心へ」をどう成し遂げるか~「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」における精神保健福祉士の役割を考える~
登壇者 【講義】
「入院医療中心から地域生活中心へ」をどう成し遂げるか
~「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」を理解する~
【講師】岩上 洋一(社会福祉法人じりつ)

【シンポジウム】「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」の展開・成果
【シンポジスト】
小原 智恵(小矢部大家病院)
弘田 恭子(山梨県立精神保健福祉センター)
古橋 陽介(相談支援センターくらふと)
山口 麻衣子(地域生活支援センターすみよし)
内容  2004年9月、我が国は「精神保健医療福祉の改革ビジョン」において、「入院医療中心から地域生活中心へ」という政策理念を掲げました。さらにその後2009年、理念の推進と精神保健医療福祉施策の抜本的見直し等を目指した「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて」において、今後の精神保健医療福祉改革に関する基本的考え方として「地域を拠点とする共生社会の実現」を掲げました。
 ところでわたしたちは、本協会の定款にあるとおり「精神障害者の社会的復権と福祉のための専門的・社会的活動を進めることにより、国民の精神保健福祉の増進に寄与すること(定款第3条)」を目的に活動をしています。
 この間わたしたちは、医療・福祉・教育・就労等、立場は異なっても、目的を果たすべく様々な取り組みを展開してきました。他方我が国も、この間様々な施策を展開してきました。理念等が掲げられた当時に比べれば、それらを具現化するために活用できる社会資源は格段に増え、また国民の意識、社会全体の価値観にも変化があったかもしれません。しかしながら、精神保健医療福祉における諸課題の多くは、理念等が掲げられてから10年以上が経った今も未解決のままです。
 2016年、精神保健医療のあり方の検討や精神保健福祉法の見直し、これまでの検討会等で進められた議論をさらに深化する目的で「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」が設置され、「入院医療中心から地域生活中心」という政策理念に基づく施策をより強力に推進するための新たな政策理念として「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」を進めることが議論され、2017年、同検討会報告書でも示されました。
 わたしたちは、未だ残り続ける諸課題に対し、この時代の流れをどう活かすことができるでしょうか。わたしたちは、わたしたち自身が掲げた目的を果たすためにも、この動向に対し理解を深め、実践に結びつける責務があると考えます。
 本企画は、この政策理念の背景やねらいについて理解をし、そのうえで、精神保健福祉士数名の、理念具現化に向けた施策を活かした具体的実践に触れ、参加された方が、自身が活動するフィールドで明日からどのような実践ができるかを考える機会とします。
プレ企画6  「精神疾患の親を持つ子どもの集い」を開く精神保健福祉士の思いと実践
登壇者 【シンポジスト】
 加藤 枝里(ひとりやないで! ~統合失調症の親と向き合う子向けの広場~/神奈川県) 
 金子 勇人(福岡こどもとパートナーの会(こどもぴあ福岡)/福岡県)
 森田久美子(精神疾患のある親をもつ子どもの会 ふくろうの会/埼玉県)
【コーディネーター・シンポジスト】
 佐藤  純(京都精神保健福祉推進家族会連合会 精神に「障害」のある子どもの集い/京都府)
【指定討論者】
 土田 幸子(親&子どものサポートを考える会(わが国初の集い)/三重県)
 さいとうさちこ(精神疾患の親を持つ子どもの会 星の家(こどもぴあ札幌)/北海道)
内容  ヤングケアラーとして近年非常に注目が集まっている精神疾患の親を持つ「子ども」の存在は日本でも10数年前くらいから気づかれ、精神保健福祉士の仲間たちが実践を開始しています。ソーシャルワーカーという存在は黒子としての立ち回り方が多く目立つことは少ないですが、地域でさまざまな良い実践が行われています。そういった着実な実践をご紹介するとともに、精神保健福祉士らしい活動や実践とは何かという問いの答えをその中から見つけていくことがこのプレ企画の狙いです。
 精神保健福祉士の皆さまが想像されているように、精神疾患の親を持つ子どもが直面している課題は、精神保健医療福祉、親と子を支える子育て支援、子ども若者支援、そして広くケアラー全般の支援の4つの課題が重なっている複合的かつ深刻なものです。これらを解決していくには、目の前の子どもたちを支援していくとともに、その4つの領域の直面している課題を、その人のいる地域で、社会で、ひいては日本全体で解決していく必要がある、とても大きな課題であると考えています。
それらを踏まえ、各地で子どもの集いを開催している精神保健福祉士である加藤枝里氏、金子勇人氏、森田久美子氏、佐藤純氏の4名にシンポジストとして、その思い、集いを立ち上げ継続していくうえでの苦労と工夫、そして実践の中で見えてきた子どもと家族のニーズについて、それぞれ約15分ほどご報告いただきます。
さらに、指定討論者の土田幸子氏から、日本ではじめて「子どもの集い」を発足した立場から精神保健福祉士の活動実践についてコメントをいただくとともに、今回の開催地である札幌で「子どもの集い」を実践している、さいとうさちこ氏からもご自身の活動の紹介と精神保健福祉士に期待することをそれぞれ10分ほどお話いただきます。
 そして残りの30分くらいで参加者のみなさまと一緒にこれから精神保健福祉士に求められる実践について議論が深まればと思います。みなさまのご参加、そして積極的なご発言をお待ちしております。
 プレ企画7  援助者だってうつになるっ!
~ソーシャルワーカーの「私」がこころ病む体験をして~
登壇者 【講師】
 はらやん!(精神保健福祉士/社会福祉士/介護支援専門員)
【コーディネーター】
 山中 達也(山梨県立大学人間福祉学部)
内容  私たちは対人援助の専門職者(以下、援助者)として、さまざまな苦しみを抱く利用者に対して日々「援助」をしています。あなたは今、現場であなた自身が「援助されている」という実感がありますか?
 このたびプレ企画として、約30年間にわたり対人援助実践を続けてきた「はらやん!」を講師に迎え、福祉現場においてたくさんの人を援助しながら燃え尽きていった経験。組織や人との関係に悩み、苦しみ、心病んだ体験。そして「援助者を援助すること」の大切さについて、誠実に、真摯に語っていただきます。
 若い方からベテランにいたるまで、すべての援助者にとって、少し立ち止まり、自分と向き合い、「私」を大切にする時間となる、これまでに類を見ない時間を全国の仲間とともに紡いでいきたいと思っています。皆さんとお会いできる日を、こころから楽しみにしています。
 最後に、はらやん!からのメッセージをご紹介します。
 「援助とは、苦しみを和らげ、軽くし、なくすることである」
(村田久行「改訂増補 ケアの思想と対人援助」川島書店、2000年、p.45.)

 私はこの概念を土台に、これまで援助活動をしてきました。今日では「援助者の援助」の考えを広めることが『使命』であると思っています。
 約30年前、福祉業界にて働き始め、精神・知的・身体しょうがい者、高齢者、生活困窮者などの分野において援助実践を積み重ねてきました。もっと福祉が豊かに温かくなるようにという想いを抱きつつ「個別・グループの直接援助」と「社会・地域変革を求めたソーシャルアクション」の両輪を推し進めてきました。やがて社会福祉法人の幹部となり、現場の思いや考えを法人や地域・社会に繋いでいこうとしていた矢先、過労のため「うつ」となり倒れました。無尽蔵に溢れるエネルギーが枯渇した瞬間は、布団と身体が一体化して起き上がれなくなり人生の終焉を感じたものです。
 現場で私は「利用者の援助の前に、援助者の援助が必要だ」と叫び、訴え、行動してきましたが、「私自身の援助者」を法人内で見つけ、育てることができませんでした。しかしながら、法人外の「仲間」や「同志」の存在により、「うつ」から回復することもできました。
 プレ企画では、私の過去の体験と現在の実践活動談を聞かれたうえで、自分、家族、仲間がこころを病まないようにするにはどうしたらよいか? もしも病んでしまったらどうしたらよいか? を考える一助にしていただけたら幸いです。
プレ企画8 当事者の声から社会的入院を考える~いま精神保健福祉士ができること
登壇者 【シンポジスト】
 古屋 龍太(日本社会事業大学/東京都)
 伊藤 時男(当事者/群馬県)
 東谷 幸政(精神医療人権センター/長野県)
 長谷川敬祐(弁護士/東京都)
 門屋 充郎(十勝障がい者支援センター/北海道)
【司会】
 松本真由美(日本医療大学/北海道)
【コーディネーター】
 古屋 龍太(日本社会事業大学/東京都)
内容  私たち精神保健福祉士は、「社会的入院の解消」を使命として国家資格化されました。以来四半世紀が経ちますが、未だに精神科病院には多くの長期社会的入院者が存在し、高齢化した死亡退院者が増えています。世界でも特異な日本の状態を、どのように考えれば良いのでしょうか。
 今回のプレ企画でお話しいただく当事者は、伊藤時男さん(70歳)です。入院期間は累計45年に及び、東日本大震災による福島第一原発事故を契機に、避難先の病院から退院したサバイバーです。これまでにドキュメンタリー番組等でも、長期社会的入院の経験者として取り上げられています(伊藤さんの細かな入退院経過については、「精神保健福祉」(Vol.52/№2(通巻125号))92~94頁の報告をご覧ください)。
 伊藤さんは「これ以上自分のような人が生み出されてはいけない」「長期入院してる人たちが退院できるようになって欲しい」という思いで、精神医療国家賠償請求訴訟の原告に立つことを決意しました。退院を許されないまま無念を抱えて自死していった仲間たちの存在が、今も伊藤さんの背中を押しています。
 今回の裁判は、長期社会的入院者を容易に生む構造を長年にわたって放置し、実効ある政策転換・法改正・予算措置を取らなかった国の不作為責任を問うものです。2021年3月から始まった裁判で、被告国は原告側の訴える内容について、「不知」もしくは「否認」を表明し、請求棄却を求めて全面的に争う姿勢を示しました。
 しかし、今回の裁判で問われているのは国だけではありません。全国組織として「精神障害者の社会的復権」を掲げてきた精神保健福祉士自身も問われています。精神保健福祉士はそれぞれの現場で試行錯誤しながら、退院促進・地域移行支援に取り組んできました。一方で、諸外国にはない日本の現行の法制度を追認し、その担い手として「仕方がない」と諦めてしまってはいないでしょうか。日本の精神医療を本気で変えようと裁判に立った当事者たちに、精神保健福祉士はどのように応えていけるのでしょうか。退院・地域移行支援を主要な業務として担ってきた精神保健福祉士の存在意義が、いま問われています。「不知」もしくは「否認」で済ますことはできません。
 長期社会的入院を経験した伊藤さんの訴えをもとに、長年にわたる国策上の不作為責任を問う裁判の争点を踏まえて、私たち精神保健福祉士が果たすべき責任と使命を、参加者とともに考え共有できればと願っています。
9月11日(土)第56回全国大会・第20回学術集会(ライブ配信2日目)
/オンデマンド配信(10月11日まで)
分科会1-A 支援事例に学ぶ①
【座長】
中村 裕子(札幌学院大学/北海道)、小畑 友希(ひかり工房/北海道)
地域に必要なひきこもり支援に関する考察~当事者との支援の振り返りから~
○緒形 将一(中核地域生活支援センター ひだまり)、高橋 喜孝(所属なし)、清水 洋延(亀田総合病院)
A氏の「前向きな足踏み」と私の焦り
○定森 亘威(希望ヶ丘ホスピタル)
自己決定プロセスにおけるソーシャルワーカーの自己開示についての考察
○宮本 大補(社会福祉法人長久福祉会)、岩尾 貴(社会福祉法人長久福祉会 くらし・しごと応援センターはるかぜ)、泉 季容(社会福祉法人長久福祉会 くらし・しごと応援センターはるかぜ)
グループホームにおけるパーソナル・リカバリー志向実践の一事例~失踪を繰り返していたAさんとの当事者研究を活用したかかわり~
○五十嵐 佐京(株式会社Neiborhood Project 相談支援センターさくら/グループホームまにまに)
認知行動療法のスキルを活用した相談支援の可能性~私がどう生きるかは私が決める~
○吉住 珠美(アントレ・サポートセンター)
分科会1-B 地域移行①
 【座長】
幡  直人(札幌臨床福祉専門学校/北海道)、中川 優彦(函館渡辺病院/北海道)
一緒に行う」ことを中心に展開される地域移行支援における「かかわり」~元長期入院者へのインタビュー調査から~
○國重 智宏(帝京平成大学)
地域生活支援拠点等における宿泊型自立訓練の役割
○渡邉 充恵(社会福祉法人蒼溪会 ライフデザインボヤージュ)、望月 明広(横浜市総合保健医療センター)、有野 哲章(社会福祉法人蒼溪会)、岩上 洋一(社会福祉法人じりつ)、木村 良輔(社会福祉法人蒼溪会 相談支援センターカマラド)、渡辺 明美(社会福祉法人蒼溪会 ライフデザインボヤージュ)
長期入院患者の退院意欲喚起に関するインタビュー調査~和歌山県長期入院精神障害者地域移行促進事業におけるかかわりを通して~
○亀井 孝太郎(和歌山県立田辺保健所)、宮宇地 雄介(立命館大学)
 自立支援協議会を活用した訪問による意思決定支援と地域移行支援
○三角田 幸紀(社会福祉法人半田市社会福祉協議会 半田市障がい者相談支援センター)、徳山 勝(社会福祉法人半田市社会福祉協議会 半田市障がい者相談支援センター)
入院期間5年以上の長期入院患者の地域移行支援~27年間自殺企図を繰り返す患者へのかかわり~
○立石 みゆい(社会福祉法人埼玉医療福祉会 丸木記念福祉メディカルセンター)、末田 譲(社会福祉法人埼玉医療福祉会 丸木記念福祉メディカルセンター)、福島 雄大(社会福祉法人埼玉医療福祉会 丸木記念福祉メディカルセンター)、近藤 あずさ(社会福祉法人埼玉医療福祉会 丸木記念福祉メディカルセンター)、砂流 直樹(社会福祉法人埼玉医療福祉会 丸木記念福祉メディカルセンター)
分科会1-C 専門職教育
【座長】
藤林 正雄(青森大学 /青森県)、山中 克哉(北海道立緑ヶ丘病院/北海道)
社内におけるピアグループスーパーヴィジョンの取り組み ~精神保健福祉士としての成長に関する考察~
○庄村 康斉(株式会社N.フィールド 訪問看護ステーション デューン諫早)
法人内におけるMHSW育成システムの構築~資質向上に向けた新たな挑戦~
○出口 菜緒、岡﨑 翔一、黒田 健介(医療法人五風会 さっぽろ香雪病院)
コロナ禍での初任者研修運営~研修運営ガイドラインの作成を通して~
○村上 貴栄(関西医科大学総合医療センター)、國宗 美里(堺市こころの健康センター)、伊藤 大士(大阪府四條畷保健所)、金 文美(大阪保健福祉専門学校)
資質向上を後押しする~さくらセットの活用事例から~
○鈴木 知子(生活支援センター ぽると・ベル)、岡田 隆志(福井県立大学)、池田 健太郎(滋賀県健康医療福祉部障害福祉課)、越智 あゆみ(県立広島大学)、川島 茉己(鷹岡病院)、長島 由季(成増厚生病院)、前田 秀和(医療法人牧和会ピアッツァ桜台)、森 新太郎(特定非営利活動法人ミュー)、山田 敦(川崎市精神保健福祉センター)、島内 美月(八幡浜医師会立双岩病院)、佐原 まち子(WITH医療福祉実践研究所)、古屋 龍太(日本社会事業大学)
精神保健福祉士の包括的視点の形成プロセスを考える ~あるPSWのライフストーリーインタビューから~
○古市 尚志(浅香山病院)
「精神保健福祉士業務指針第3版」の改訂の主旨と概要 ~精神保健福祉士の価値・理念・視点を具体化するために~
○浅沼 充志(独立行政法人国立病院機構花巻病院)、岩本 操(武蔵野大学)、赤畑 (メンタルケア協議会)、岡本 亮子(さいたま市教育委員会)、坂入 竜治(昭和女子大学)、鹿内 佐和子(目白大学)、鈴木 あおい(立教大学)、古市 尚志(浅香山病院)、洗 成子(愛誠病院)、磯崎 朱里(メンタルケアステーション)
分科会1-D 調査研究から見えるもの
【座長】
永井 順子(北星学園大学/北海道)、橋本 達志(ここリカ・プロダクション/北海道)
兵庫県と長野県の精神保健福祉士に援助や視点の違いはあるのか~障害年金における都道府県の認定の格差を受けて~
○荒川 豊(豊科病院)、青木 聖久(日本福祉大学)、河野 康政(明石市役所)、二宮 美和(所属なし)
地域活動支援センターⅠ型における基礎的事業の位置づけに関する研究
○萩原 浩史(“COCOLO”相談支援センター)
「刑事弁護とソーシャルワークの協働」に関するアンケート調査報告~都道府県精神保健福祉士協会の実態調査~
○三木 良子(帝京科学大学)、羽毛田 幸子(武蔵野大学)、淺沼 太郎(帝京科学大学)、山田 恵太(アリエ法律事務所)
同居家族が担っている精神障害者本人へのソーシャルサポートの内実に関する一考察
~2020年度奈良県精神障害者家族ニーズ調査の結果から~

○塩満 卓(佛教大学)
精神保健福祉士の視点から見た精神医療審査会の現状と課題~全国の精神医療審査会事務局へのアンケート調査から~
○木本 達男(岡山市こころの健康センター)、種田 綾乃(神奈川県立保健福祉大学)、尾形 多佳士(さっぽろ香雪病院)、山本 めぐみ(浅香山病院)、増田 喜信(三方原病院)、鈴木 圭子(神奈川県精神保健福祉センター)、岡安 努(やたの生活支援センター)、三溝 園子(昭和大学附属烏山病院)、中野 千世(地域活動支援センター櫻)、大山 和宏(えのき舎)、阿部 祐太(国立病院機構花巻病院)、岩尾 貴(くらし・しごと応援センターはるかぜ)、田村 綾子(聖学院大学)、行實 志都子(神奈川県立保健福祉大学)
分科会2-A 多様な実践
【座長】
長谷 諭(宮城県立精神医療センター地域医療連携室/宮城県)、三上 雅丈(帯広生活支援センター/北海道)
トラウマインフォームドケア(TIC)実践としてのアート展~トラウマ理解・普及啓発の挑戦~
○大岡 由佳(武庫川女子大学)
児童思春期精神科から成人精神科への移行に伴う不安と支援ニーズに関する調査と取組み~中学3年生の家族を対象として~
○三ツ橋 じゅん(埼玉県立精神医療センター)、塚本 哲司(埼玉県立精神医療センター)、佐藤 徹也(埼玉県立精神医療センター)
筑紫地区地域自立支援協議会における地域連携パス「私らしい暮らしの手帳」の活用(第1報)~退院支援への活用事例~
○前田 秀和(医療法人牧和会 ピアッツァ桜台)、佐々木 香月(医療法人牧和会 牧病院)、牧 聡(医療法人牧和会 牧病院)、川原 洋輔(一般社団法人えのき舎 えのき天拝)、今井 新(医療法人牧和会 ピアッツァ桜台)、
筑紫地区地域自立支援協議会における地域連携パス「私らしい暮らしの手帳」の活用(第2報)~コロナ禍における活用事例~
○川原 洋輔(一般社団法人えのき舎 えのき天拝)、大山 和宏(一般社団法人えのき舎)、前田 秀和(医療法人牧和会 ピアッツァ桜台)
独立型精神保健福祉士の意義と課題
○太田 隆康(相談室あめあがり)
和歌山県の地域特性を踏まえた災害対策計画を目指して~和歌山県精神保健福祉士協会の取り組みから~
○田中 博也(国保野上厚生総合病院)、大原 弘之(和歌山県立こころの医療センター)、太田 順子(岩出保健所)、山下 眞史(特定非営利活動法人ネオ)、長嶝 賢一(和歌山県立こころの医療センター)
分科会2-B 子ども・若者支援
【座長】
菅野 直樹(福島赤十字病院 /福島県)、星  伸子(こころの発達クリニックえるむの木/北海道)
コロナ禍での子どもの睡眠とメンタルヘルス不調の関係
○大西 良(筑紫女学園大学)
精神保健福祉士が行う子ども虐待防止活動を目指して~子ども虐待対応マニュアルと研修事業報告
○山本 由紀(国際医療福祉大学)、大髙 靖史(日本医科大学付属病院)、岡本 秀行(川口保健所)、加藤 雅江(杏林大学)、西隈 亜紀(NPO法人東京フレンズ)、三品 竜浩(宮城県保護観察所)、森田 久美子(立正大学)、吉田 真由美(福岡市立児童心理治療施設)、四ツ谷 創史(青森県七戸児童相談所)、天野 庸子(さいたま市教育委員会)
コロナ禍での協会事業「子どもと家族の相談窓口」(メール相談)相談の傾向と求められるもの
○加藤 雅江(杏林大学)、大髙 靖史(日本医科大学付属病院)、西隈 亜紀(NPO法人東京フレンズ)、三品 竜浩(東北福祉大学)、森田 久美子(立正大学)、山本 由紀(国際医療福祉大学)、吉田 真由美(福岡市立児童心理治療施設)、四ツ谷 創史(青森県七戸児童相談所)、天野 庸子(さいたま市教育委員会)
大学におけるキャンパスソーシャルワーカーの機能と有用性に関する研究 ~テキストマイニング分析を用いたインタビューの分析を通して~
○細野 正人(東京大学 教養学部)、中澤 未美子(山形大学 学術研究院)、前田 多恵(多摩美術大学 学生部学生課)、三角 淳子(九州看護福祉大学)、名城 健二(沖縄大学 人文学部福祉文化学科)、田中 暢起(札幌国際大学)、長 チノリ(女子美術大学)
精神障害・発達障害学生への支援~大学における支援の可能性と課題~
○宮宇地 雄介(立命館大学)
原発災害から10年 飯舘村におけるスクールソーシャルワーク
○伊藤 亜希子(飯舘村教育委員会)
分科会2-C 当事者・家族
【座長】
黒木 満寿美(倶知安厚生病院/北海道)、阿部 祐太(花巻病院/岩手県)
ピアサポートがあるコミュニティづくり~協働の場としてのおれんぢせぇぶ~
○瀬戸 崇史(生活支援センター西)、小泉 智史(自立サポートセンタースマイル)、瀬戸 麻貴
精神保健福祉士の専門性とピアスタッフの専門性は両立するか~それぞれの職業倫理とピアサポートの理念・哲学から考える~
○瀬戸 麻貴
障害者ピアサポーター養成研修のリモート開催の試みと受講者における効果・課題
○種田 綾乃(神奈川県立保健福祉大学)、山口 創生(国立精神・神経医療研究センター)、三宅 美智(国立精神・神経医療研究センター)、秋山 浩子(NPO法人自立生活センター日野)、市川 剛(未来の会)、森 幸子(一般社団法人日本難病・疾病団体協議会)、田中 洋平(社会福祉法人豊芯会)、彼谷 哲志(NPO法人あすなろ)、中田 健士(株式会社MARS)、栄 セツコ(桃山学院大学)、坂本 智代枝(大正大学)、岩上 洋一(社会福祉法人じりつ)、門屋 充郎(NPO法人十勝障がい者支援センター)、内布 智之(一般社団法人日本メンタルヘルスピアサポート専門員研修機構)、岩崎 香(早稲田大学人間科学学術院)
〈自立〉を目指した支援のあり方についての研究~自立概念の批判的検討と当事者研究の実践から~
○和田 大史(特定非営利活動法人はんどいんはんど東総)
メリデン版訪問家族支援実践報告~当院での取り組み~
○今井 佐千子(医療法人社団 五稜会病院)
分科会2-D 自殺対策
【座長】
浦田 泰成(名寄市立大学/北海道)、三品  斉(岩見沢市立総合病院/北海道)
「精神保健福祉士向け自殺予防研修」(PSW essential研修)の効果について
○大高 靖史(日本医科大学付属病院)、宮武 薫(東京都立東大和療育センター)、田村 三太(MHCリサーチ&コンサルティング)、松岡 太一郎(あさやけ法律事務所)、菱山 千絵(社会福祉法人創隣会)、吉野 比呂子(昭和女子大学)、工藤 綾乃(NPO法人インクルージョンセンター東京オレンヂ)、市川 明美(神奈川県厚木保健福祉事務所)、柳瀬 一正(東京都立多摩総合医療センター)、田村 真弓(トランスコスモス株式会社)、吉弘 裕輔(フォルテ司法書士事務所)
精神保健福祉士の現場経験に基づいたスクールカウンセリングの可能性
○木下 一雄(旭川大学 保健福祉学部 コミュニティ福祉学科)
東京精神保健福祉士協会自殺対策委員会における自主勉強会の役割~委員のセルフケアとしての位置づけ~
○吉野 比呂子(昭和女子大学)、松岡 太一郎(あさやけ法律事務所)、市川 明美(神奈川県厚木保健福祉事務所)、宮武 薫(東京都立東大和療育センター)、大高 靖史(日本医科大学付属病院)、田村 三太(MHCリサーチ&コンサルティング)、菱山 千絵(社会福祉法人創隣会)、能田 ゆかり(江東区教育委員会)、柳瀬 一正(東京都立多摩総合医療センター)、工藤 綾乃(NPO法人インクルージョンセンター東京オレンヂ)、田村 真弓(トランスコスモス株式会社)、毛塚 和英(社会福祉法人はらからの家福祉会 地域生活支援センター プラッツ)、吉弘 裕輔(フォルテ司法書士事務所)
精神科病院自殺対策チームの取り組み~救命センターとの連携ケースを通じて見えてきたもの~
○田渕 麻起子(医療法人杏和会 阪南病院)、西村 浩一(医療法人杏和会阪南病院)、狗巻 洋平(近畿大学)、和田 照平(近畿大学病院)、江藤 真一(医療法人杏和会阪南病院)、吉川 征延(医療法人杏和会阪南病院)、林 良太(医療法人杏和会阪南病院)
インターネットの世界から社会資源へつなげる~地元を離れた東日本大震災の被災者支援を通して~
○高橋 英輔(特定非営利活動法人OVA)、
分科会3-A 養成教育等の課題
【座長】
望月 和代(北星学園大学/北海道)、那須 裕悌(こまくさの里/山形県)
精神保健福祉士援助実習へのデジタル・ストーリーテリング活用の成果~学生へのアンケート「戸惑い」と「物語の変化」の分析から~
○橋本 達志(多機能型事業所 ここリカ・プロダクション)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響における精神保健福祉士実習代替プログラムの取り組み
○田中 和彦(日本福祉大学)、青木 聖久(日本福祉大学)、山田 妙韶(日本福祉大学)、高木 善史(東京家政大学)
当院の実習指導の現状と課題~実習生へのアンケートを中心に見えてきたこと~
○髙杉 正(医療法人光風会 宗像病院)
多文化共生にかかわるソーシャルワーク教育開発の探求~国際福祉関連科目からの接近~
○東田 全央(青森県立保健大学)
分科会3-B 地域移行②
【座長】
西野 克俊(星槎道都大学/北海道)、安田 亜子(しりべし圏域総合支援センター/北海道)
地域移行のために指定通院医療機関へ転院した事例を通して支援のあり方を考える~加害者として地域での生活に困惑する感情に寄り添いながら~
○橘 武蔵(医療法人社団圭泉会 旭川圭泉会病院)
知的障害を抱える触法精神障害者の支援のあり方について
○児玉 健次(特定医療法人千水会 赤穂仁泉病院)、土井原 一輝(特定医療法人千水会相談支援事業所 さんぽみち)
長期入院者の退院意欲の喚起を目指した地域移行の実践~「退院してみようかな!?」を生んだライフミーティング~
○元木 加奈子(医療法人五風会 さっぽろ香雪病院)、伊藤 知来(ワークサポート・プティパ)
地域移行機能強化病棟での実践~PSWの葛藤と当事者・支援者の変化~
○山下 実咲、亀井 那美(社会医療法人居仁会 総合心療センターひなが)
病棟再編からみえてきたこと~支援の「断続」「滞り」が発生しない仕組みづくり~
○小山 隆太(公益財団法人復康会 鷹岡病院)、川島 茉己(公益財団法人復康会 鷹岡病院)
分科会3-C 就労・雇用支援
【座長】
橋本 菊次郎(北海道医療大学/北海道)、國田 航平(植苗病院/北海道)
就労継続を目指したチームにおける連携とケア会議の取り組み
○上田 広大(医療法人ライブフォレスト 北大通こころのクリニック)
障害者就業・生活支援センターの支援のあり方~困難事例から見えてくるもの~
○山之内 綾、西村 愛、雪田 彩花(熊本県有明障害者・就業生活支援センターきずな)
アセスメントツールの開発と実践
○森 克彦、谷奥 大地、益 絢子、藤村 ゆかり、山本 めぐみ、川口 麻衣、穴水 晃子、津田 真緒子、黄瀬 忠博(公益財団法人浅香山病院 アンダンテ就労ステーション)
「弱く働く」ための就労支援~支援者編~
○谷奥 大地、森 克彦、益 絢子、藤村 ゆかり、山本 めぐみ、黄瀬 忠彦、東 麻衣、穴水 晃子、津田 真緒子(公益財団法人浅香山病院 アンダンテ就労ステーション)
ソーシャルワーカーによる就労支援とは?~調査結果をさらなる議論の素材として~
○稲垣 佳代(高知県立大学)、森 克彦(アンダンテ就労ステーション)、吉岡 夏紀(やたの生活支援センター)、太田 隆康(相談室あめあがり)、谷奥 大地(アンダンテ就労ステーション)、中原 さとみ(桜ヶ丘記念病院)、松岡 広樹(キャリカ)、溝内 義剛(まぐねっと25)
分科会3-D 支援事例に学ぶ②
 【座長】
松浦 智和(名寄市立大学/北海道)、根田 悠士(秋田東病院/秋田県)
刑事事件を通して表出された本人の生きづらさ~司法ソーシャルワーカーの実践事例より~
○清水 有香(所属なし)、関原育(ほっとすぺーす)、佐藤 妙(合同会社こころスペース奏)、吉澤 豊(らく福祉会)、市川 明美(神奈川県厚木保健福祉事務所)、羽毛田 幸子(武蔵野大学)、笹森 令温(一般社団法人東京総合福祉)、三木 良子(帝京科学大学)
精神科訪問看護における統合失調症患者へのオープンダイアローグの試み~リカバリー視点からの考察~
○前澤 由梨(医療法人養和会 養和病院)
もの忘れ外来における精神保健福祉士の役割の重要性~認知症患者対応を多職種で検討した事例を通して~
○梅田 恵利子(福岡大学病院)
当院デイケアにおける発達障がい者への支援の実際~個別支援を中心に~
○池沢 佳之(ハートクリニック)
ポスターセッション
熊本県認知症疾患医療センターにおける自立支援医療(精神通院医療)に関する問題点について
○本堀 伸(熊本大学病院 神経精神科)
大学生に対するオンラインWRAPの試み
○片山 優美子(公立大学法人長野大学)