プログラムProgram
一部調整中、または変更になる場合がありますことをご了承ください。
プログラム一覧(敬称略)
9:15 | 受付 |
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10:00 | プレ企画1 発災!その時どう動く?!-神戸発祥防災カードゲーム『クロスロード』を体験しよう- |
プレ企画2 価値観を「ひらく」-権利の擁護と侵害についてようさん語ろう- | |
プレ企画3 多様性(カラフル)ある未来をひらく-兵庫から発信!ピア活動を通じて- | |
プレ企画4 ヤングケアラー支援に必要なこと〜精神保健福祉士がそれぞれの現場でニーズに応えるには | |
プレ企画5 NO PASSION! NO ACTION!!―花開け!地域を耕し未来を育むソーシャルアクション― | |
プレ企画6 入院者訪問支援事業がスタートする今、精神科入院者の権利擁護のためにできること | |
12:00 | 休憩 |
13:00 | 開会式 |
13:40 | 特別講演 精神保健医療福祉施策の動向 (講師)小林 秀幸(厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課 課長) |
14:30 | 休憩 |
14:40 | 基調講演 障害者権利条約からひらく-総括所見から問いかける 私達は何をすべきか- (講師)藤井 克徳(特定非営利活動法人日本障害者協議会 代表、きょうされん 専務理事) |
15:30 | 休憩 |
15:40 | 記念企画 自分をひらく 地域へひらく 未来がひらく-それぞれの改革に必要なこと- (登壇者) シンポジスト:増田 一世(特定非営利活動法人日本障害者協議会 常務理事、公益社団法人やどかりの里 理事長) パネリスト:藤井 克徳(特定非営利活動法人日本障害者協議会 代表、きょうされん 専務理事) 田村 綾子(公益社団法人日本精神保健福祉士協会 会長、聖学院大学 副学長・心理福祉学部 教授) コーディネーター:北岡 祐子(一般社団法人兵庫県精神保健福祉士協会 会長、医療法人尚生会 就労移行支援事業・就労定着支援事業(創)シー・エー・シー 所長) |
17:40 | 移動 |
19:00 | 懇親会 |
21:00 | 1日目終了 |
9:15 | 受付 | |
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9:45 | 分科会1(7分科会) 1―A 司法ソーシャルワークの可能性 1―B 子ども家庭・若者支援 1―C さまざまな実践の取組み 1―D 退院支援 1―E 精神障害者の権利の擁護 1―F 養成教育・継続教育 1―G 実践を振り返り役割・課題を探る |
ポスター展示 |
12:15 | 休憩 | ポスターセッション (12:25-13:10) |
13:15 | 分科会2(6分科会)
2-A 自殺予防・未遂者支援 2-B 拓く・啓く 2-C 児童・生徒・学生の支援 2-D 多様なフィールドでの精神保健福祉士の役割・業務 2-E 場づくり・ネットワーキング 2-F ピア・共同創造・家族支援 |
ポスター展示 |
市民公開講座 国道沿いで、だいじょうぶ100回 (時間)13:15~14:45 (講師)岸田 奈美 (内容)家族や家族の障害について |
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15:45 | 休憩 | |
16:00 | 閉会式 | |
16:30 | 2日目終了 |
プログラム詳細(敬称略)
プレ企画1 発災!その時どう動く?!-神戸発祥防災カードゲーム『クロスロード』を体験しよう- | |||||
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日時 | 9/27(金)10:00~12:00 | ||||
定員 | 70名 ※定員に達したため受付締切 | ||||
形式 | ワークショップ | ||||
登壇者 | 【ファシリテーター】 桑原 潤 (神戸クロスロード研究会) |
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内容 | 1995年の阪神・淡路大震災から、来年で30年を迎えます。 プレ企画1では、『クロスロード』という防災カードゲームを使って、災害時のソーシャルワークについて、そこに伴うであろうジレンマや意見、経験、価値観をチームで共有し、一緒に考えます。 『クロスロード』は、文部科学省の研究プロジェクトとして、阪神・淡路大震災のときの「実話」をもとに、ゲーム型の教材として開発したものです。参加者は、神戸市職員が実際に対応した難しい状況判断を、自らの問題として考え、YES/NOで自分の考えを示したうえで、判断の根拠となった経験や考え方、知恵の交換・共有を行います。 研修では「正解」を求めがちですが、『クロスロード』では、災害対応において必ずしも「正解」があるとは限らないこと、また、過去の事例が常に「正解」ではないことを学びます。そして、単一の正解を求めるのではなく「それぞれの災害対応の場面で自分のこととして誠実に考え対応すること、そのためには災害が起こる前から考えておくことが重要」と気づくこと、そして、様々な意見や価値観を参加者同士が共有することを目的としています。 ゲーム形式で進めるので、グループワークが苦手な方も、ゲームを楽しみながら、「自分の意見を言わないといけない」と気負うことなく、自然に「ちゃんと聴く&ちゃんと話す」ことを体感し、実践していただけます。また、災害時の対応だけでなく、日々の実践において生じる困った場面や迷った場面についても考えていただきます。 『クロスロード(CROSSROAD)』には、2つの意味が込められています。1つは「重大な分かれ道、人生の岐路」、もう1つは「人と人が出会う場所、活動場所」です。 このゲームを通して、各自が類似した場面を体験していることが多いことを確認し、マニュアルにできない部分を高めあっていくことで、この仕事の面白みや旨みを感じ取っていけたら嬉しいです。そしてこの『クロスロード』が全国に広がっていくようにと願っています。 『災害時のソーシャルワークは、平常時のソーシャルワークの延長線上にある。』 さあ、あなたなら、どうする?さあ、あなたも、一緒にひらこう! |
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プレ企画2 価値観を「ひらく」-権利の擁護と侵害についてようさん語ろう- | |||||
日時 | 9/27(金)10:00~12:00 | ||||
定員 | 80名 ※定員に達したため受付締切 | ||||
形式 | シンポジウム・グループワーク | ||||
登壇者 | 【実践報告】 雑賀 亘介(神戸市西区 保健福祉部 保健福祉課 こども家庭支援室) 新銀 輝子(公益社団法人兵庫県精神福祉家族会連合会) 沖田 修司(医療法人敬生会 神戸白鷺病院) 児島 久仁子(神戸保護観察所) 宇都宮 真奈(医療法人財団光明会 明石こころのホスピタル) 【司会】 後藤 謹武(明石市基幹相談支援センター 兼 障害者虐待防止センター) |
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内容 | 本プレ企画は、各職域からの実践報告と参加者との対話をとおして、「権利の擁護と侵害」について考えます。 「精神保健福祉士業務指針 第3版」の「精神保健福祉士の価値と理念」の項では、「精神保健福祉士の倫理綱領」前文(われわれ精神保健福祉士は、個人としての尊厳を尊び、人と環境の関係を捉える視点を持ち、共生社会の実現をめざし、社会福祉学を基盤とする精神保健福祉士の価値・理論・実践をもって精神保健福祉の向上に努めるとともに、クライエントの社会的復権・権利擁護と福祉のための専門的・社会的活動を行う専門職としての資質の向上に努め、誠実に倫理綱領に基づく責務を担う)を示したうえで、「精神保健福祉士がさまざまな業務を行ううえで、倫理綱領と合致しない言動があるとすれば、それは精神保健福祉士の価値と理念に基づく実践から逸脱しており、それはもはや『精神保健福祉士の業務』とはいえない。」と断言しています。 わたしたち精神保健福祉士は、本人の希望を何より重視し、本人が希望する生活の実現に向けて、本人が自ら選択し、自分の暮らしや生き方を自分でコントロールできるように、さまざまな合理的配慮を提供し、積極的な権利擁護に取り組んでいます。しかし、“本人が望む”ものではなく“支援者が望む”支援になっていることはないでしょうか。換言すれば「精神保健福祉士の行為が、結果として本人の権利を侵害している場合もあるのではないか」という問題提起です。 例えば、被虐待、自殺未遂の反復や深刻なセルフネグレクトなど現実の危機状況が発生している場合は、本人の希望に反していても、一刻も早く権利が侵害されている状況から脱却できるよう、必要性、緊急性、相当性を検討したうえで、法的な保護(例:非自発的入院制度や成年後見制度の市町村長申立など)も含めたあらゆる手立てを尽くして迅速に介入することが求められます。つまり、本人の権利を擁護するためには、時に「客観的な最善の利益」という考え方に即した代理代行決定も選択する必要があります。また、本人の希望と相反する家族・親族の要望や所属組織をはじめとする社会からの要請(役割期待)に直面することもあり、現場では、このような現実とも向き合わなければなりません。 これらを踏まえて、わたしたちの思いや葛藤について、この播磨の地でようさん(たくさん)語り合い、精神保健福祉士が行うあらゆる業務において共通して貫くべき価値と理念について再考する場としたいと思います。 |
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プレ企画3 多様性(カラフル)ある未来をひらく-兵庫から発信!ピア活動を通じて- | |||||
日時 | 9/27(金)10:00~12:00 | ||||
定員 | 96名 ※定員に達したため受付締切 | ||||
形式 | 講演・シンポジウム | ||||
登壇者 | ◆報告 谷 友紀子・篠木 雅幸・今井 綾子(医療法人敬愛会 生活支援センターほおずき) 早川 紗耶香・高橋 二郎・相田 泰宏・片岡 旭(社会福祉法人尼崎あすなろ福祉会 地域生活支援センターポルタ) 長濱 佳子・竹原 紀夫(リカバリーカレッジ神戸) ◆シンポジウム 【シンポジスト】 谷 友紀子・篠木 雅幸(医療法人敬愛会 生活支援センターほおずき) 早川 紗耶香・高橋 二郎(社会福祉法人尼崎あすなろ福祉会 地域生活支援センターポルタ) 長濱 佳子・竹原 紀夫(リカバリーカレッジ神戸) 【コーディネーター】 彼谷 哲志(特定非営利活動法人あすなろ 相談支援事業所あすなろ/近畿ピアスタッフ・ピアサポーターの集い) 【司会・進行】 田口 弥生(加古川市障がい者基幹相談支援センター) 橋本 和宏(医療法人社団俊仁会 大植病院) |
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内容 | 障害者総合支援法における「令和3年度障害福祉サービス等報酬改定」では、厚生労働省はピアサポートを「自ら障害や疾病の経験を持ち、その経験を活かしながら、他の障害や疾病のある障害者のための支援を行うもの」と定義しています。そして障害者同士の支援について、「利用者と同じ目線で相談・助言等を行うことで、利用者本人の自立に向けた意欲向上、地域生活を続ける上での不安解消などに効果が高いと考えられる。」とその効果を明示し、地域移行・地域定着支援にて「ピアサポート体制加算」が創設されました。ピアサポーターと精神保健福祉士の協働のための体制が整いはじめています。 そして今、ピアの活動や活躍は、地域移行・地域定着に留まらず、精神保健福祉分野を超えた社会のなかでピア自らが活躍する場や居場所をきり拓いていくに至っています。 本プレ企画では、色鮮やかで豊かな多様性(カラフル)のある活動や活躍(地域移行支援、多様なピア活動、ピアと専門職の垣根のなく共に学ぶリカバリーの活動など)について、県内の3事業所より報告していただきます。そのなかでは、「きょうどう:協働・共同・協同」をキーワードに、ピアと精神保健福祉士が、一社会人として働くこと、一当事者として活動すること、一地域住民として活動することにおいて、それぞれの考えや思いについて意見交換をしながら互いにより良い関係性の構築を考えます。また、お互いの専門性における立場や役割、機能、考えや思いがその都度、柔軟に歩み寄り交わされていくことの必要性や、今後の新しい取り組みの可能性についても触れていきたいと考えています。 当日は、登壇者のピアの方々と精神保健福祉士が、共にこの企画を作り上げてきた集大成と、その「きょうどう」の率直な意見を聞ける機会となっております。そこには、参加者の皆さんと共に学ぼうとする姿勢によってうまれる暖かい雰囲気のなかで作りあげられる「きょうどう」の時間を会場にいるすべての方々と体感・共有できることを楽しみにしております。 参加者の皆様にピアと精神保健福祉士の出会いの場やそこでの「きょうどう」の報告から、多くの魅力や可能性、また気づきや考えるきっかけをお持ち帰りいただき、今後の更なるピアと精神保健福祉士や専門職の多様性(カラフル)ある活動や活躍の未来をひらく担い手の一員としてご活躍していただけることを期待しております。 |
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プレ企画4 ヤングケアラー支援に必要なこと〜精神保健福祉士がそれぞれの現場でニーズに応えるには | |||||
日時 | 9/27(金)10:00~12:00 | ||||
定員 | 150名 ※定員に達したため受付締切 | ||||
形式 | シンポジウム | ||||
登壇者 | 【シンポジスト】 森田 久美子(立正大学)※録画 西隈 亜紀(NPO法人東京フレンズ) 高口 恵美(福岡県教育委員会/スクールソーシャルワーカー) 長沼 葉月(東京都立大学) 仲田 海人(ケアラー当事者の立場から) 【コーディネータ―】 山本 由紀(国際医療福祉大学) |
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内容 | 精神保健福祉領域の家族には当事者の療養を支えるキーパーソンとしての役割期待が強い一方、近年ではケアラーとして家族自身の困難に焦点をあてた家族支援の重要性が強調されるようになっています。なかでも精神障害を抱える親と暮らすこどもたちの多様な生きづらさはすでに知られているところです。ですがこれまで、家族を直接支援する施策もないなか、こども家庭に配慮した当事者への支援もこどもへの直接支援もこども領域の関係機関との連携も、十分とは言えなかったのではないでしょうか。今日、精神障害などの問題を抱える親や兄弟のいるこどもの困難は、支援を受ける権利を表すヤングケアラーという言葉とともに焦点が当てられるようになりました。国はこども家庭庁を中心にヤングケアラーについての施策を作り始めています。が、精神障害を持つ家族のいるこども家庭への支援は、児童福祉領域にはおさまらない多様なニーズを持つ、施策のはざまにある問題です。 これに対し、子ども・若者・家族支援委員会は2023年構成員に向けて「精神保健福祉士のヤングケアラーへの認識と対応」に関する意識調査を行いました。ヤングケアラーについてこども支援の場にいなくても、その存在に気づく人は気づく、という傾向がありました。そして支援を始めるもののその先の資源や連携の仕組みの不十分さを嘆いていました。こどもの役割を超えて親の危機介入や症状に対応している傾向、一方思春期のこどもにはメンタルヘルスの問題が生じていく傾向なども見えていました。我々精神保健福祉士は精神障害を持つ当事者への支援だけでなく、その背後にいるこどもたちにも目を向け、ニーズをキャッチして必要な支援につなげる役割が期待されています。 本シンポジウムでは、委員会が行ったこれまでの活動やこの調査からの考察を基調として、学校現場から、学術的な立場から、そしてかつてヤングケアラーだった立場の方から、見える課題をそれぞれお話いただき、皆様と一緒にさらに深めて考えていきたいと思っています。
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プレ企画5 NO PASSION! NO ACTION!!―花開け!地域を耕し未来を育むソーシャルアクション― | |||||
日時 | 9/27(金)10:00~12:00 | ||||
定員 | 168名 ※定員に達したため受付締切 | ||||
形式 | 講演・シンポジウム | ||||
登壇者 | 【講師】 小沼 聖治(聖学院大学 心理福祉学部 心理福祉学科) 【シンポジスト】 岸田 耕二(社会福祉法人すいせい 理事長) 知名 純子(医療法人博友会 まるいクリニック) 白澤 珠理(医療法人常清会 相談支援事業所ドライブ) 【コーディネーター】 伊井 統章(株式会社アソシア アソシアソーシャルサポート) |
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内容 | 精神障害のある人々へのスティグマ解消やメンタルヘルスの普及啓発、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」を目指すために、ソーシャルアクションの視点や実践は必要不可欠です。 私たち精神保健福祉士が所属機関でできるアクションは、小さいものかもしれません。しかし、一人ひとりのアクションの力が結集したとき、それらは地域を変え、精神保健福祉の未来を変える可能性を秘めていると私たちは信じています。 そこで、各地域・所属機関・立場だからこそできる「ソーシャルアクションの第一歩」を踏み出していただきたいという思いを込め企画しました。 話題提供では、ソーシャルアクションの現状や課題をふまえ、精神保健福祉士に求められる視点や役割を再確認します。シンポジウムでは、所属機関の機能や専門職団体のネットワークを活かし、時には立場を越えたソーシャルアクションの実践報告を行います。 「ソーシャルアクションの必要性を感じているが、具体的な方法が分からない」「自分にできるアクションは何かを見つけたい」など、もやもやしている方から熱意のある方まで、ほんの少しでもアクションについて考えてみたいと思ったアナタのご参加を心よりお待ちしています。 本企画を通じて、自分だからこそできる明日からのアクションを一緒に考えてみませんか。 ◇企画内容(予定) ◆話題提供 「当事者や家族の想いをかたちにつなげるソーシャルアクションのために―実践モデルの深化と普及啓発を目指して―」 ◆シンポジウム 「仲間とともに!!私のソーシャルアクション・ストーリー」 【実践報告:それぞれの立場からの取り組み】 1.精神保健福祉士として・法人としてのソーシャルアクション 2.日本精神保健福祉士協会支部としてのソーシャルアクション 3.精神保健福祉士として・市民活動としてのソーシャルアクション <実践報告の主なテーマ> 1)ソーシャルアクション実践の概要 2)ソーシャルアクションの問題意識から実践へと至る原動力とプロセス 3)ともにソーシャルアクションを展開する仲間づくり 4)ソーシャルアクションの継続力を支えたもの 【シンポジストとの対談】 1. 私たちにとっての「ソーシャルアクションとは」 2.ソーシャルアクションを始めたいと考えている人たちへのメッセージ |
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プレ企画6 入院者訪問支援事業がスタートする今、精神科入院者の権利擁護のためにできること | |||||
日時 | 9/27(金)10:00~12:00 | ||||
定員 | 80名 ※定員に達したため受付締切 | ||||
形式 | シンポジウム・グループディスカッション | ||||
登壇者 | 【シンポジスト】 齊藤 由美(一般社団法人おかやま精神医療アドボケイトセンター 代表理事/川崎医療福祉大学) 木本 達男(一般社団法人おかやま精神医療アドボケイトセンター) 鹿内 清和(NPO法人どさんこコロ 理事/一般社団法人Fun Zone Project 理事) 西川 健一(認定NPO法人大阪精神医療人権センター/おおつ障害者の生活と労働協議会) 稲川 洋(KP神奈川精神医療人権センター/藤沢市家族会きららの会) 矢ヶ崎 洋恵(KP神奈川精神医療人権センター) 横山 紗亜耶(東京大学 総合文化研究科 博士後期課程) 【コーディネーター・指定コメント】 竹端 寛(兵庫県立大学 環境人間学部 教授) |
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内容 | 令和6年4月から始まった入院者訪問支援事業。精神科病院に入院中の方の権利擁護と退院促進を大きく進展させる重要な取り組みとして認識されている一方で、具体的にどのように事業を進めればいいのか、悩みを抱える現場も少なくありません。そこで本シンポジウムでは、事業開始まもない準備期間の今、精神保健福祉士にできることを、各地の先行実施事例や、精神医療人権センターにおける全国のネットワークづくりの事例から考えます。 全国各地に設立されつつある精神医療人権センターでは、精神科に入院中の方を主な対象として権利擁護活動を行ってきました。各地の人権センターのなかには、30年以上権利擁護活動に携わっている団体もあれば、設立まもない団体もあります。どの団体も、入院中の方を訪問できるようになるまでには、いろいろな苦労と工夫がありました。このような活動が、入院者訪問支援事業に本格的に取り組める体制がまだ整っていない地域でも、精神保健福祉士一人ひとりが、入院中の方の権利擁護のためにできることのヒントとなればと思い、このプレ企画を作りました。 ◆シンポジウム (1)おかやま精神医療アドボケイトセンター(岡山)からは、入院者訪問支援事業を先行実施している地域におけるこれまでの取り組み、(2)どさんこコロ(北海道)からは、精神科に入院中の方に向けた電話相談の取り組み、(3)大阪精神医療人権センター(大阪)からは、精神科に入院中の方への面会活動、(4)KP神奈川精神医療人権センター(神奈川)からは、精神科病院への訪問活動、(5)各地の人権センターの活動で活用されている「精神保健福祉資料(630調査)」の請求の流れや、全国の人権センターのネットワークづくりについても報告します。 ◆グループディスカッション 精神保健福祉士としての日々の実践と権利擁護について意見交換を行います。 ◆指定コメント 最後に、コーディネーターの竹端寛先生より、総括のコメントをいただきます。 |
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特別講演 | 精神保健医療福祉施策の動向 | ||||
時間 | 13:40~14:30 | ||||
会場 | アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)大ホール | ||||
講師 | 小林 秀幸(厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課 課長) | ||||
内容 | 2016(平成28)年に設置された「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」において、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム(にも包括)」という政策理念が提唱されて以降、「にも包括」が精神保健医療福祉行政の中核的理念となり、様々な施策が展開されてきました。 2022(令和4)年12月には、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の一部を改正する法律」(令和4年法律第104号)が国会で可決・成立し、同月16日に公布されました。障害福祉関係の複数の法律を同時に改正するこの法律により、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(いわゆる精神保健福祉法)も改正されました。今般の法改正では、法の目的規定として、精神障害者の権利擁護が明記されるとともに、医療保護入院など入院制度について見直されました。さらに、地域における精神保健に関する相談支援体制の整備など幅広い事項が盛り込まれています。 厚生労働省障害保健福祉部では、2024(令和6)年5月20日に「精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会」を設置したところであり、精神保健医療福祉に関する諸課題について幅広く議論される予定です。 講演では、このような政策動向をはじめ、精神・障害保健課において対応されている精神保健福祉に関する時事的な諸課題についてご紹介いただきます。 |
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基調講演 | 障害者権利条約からひらく-総括所見から問いかける 私達は何をすべきか- | ||||
時間 | 14:40~15:30 | ||||
会場 | アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)大ホール | ||||
講師 | 藤井 克徳(特定非営利活動法人日本障害者協議会 代表、きょうされん 専務理事) | ||||
内容 | 2014年、日本は障害者権利条約の批准国となりました。同条約の第14条第1項には「いかなる場合においても自由の剥奪が障害の存在によって正当化されない」と規定されています。2022年8月、国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)にて開催された障害者権利委員会(ジュネーブ会議)の対日審査で、日本の精神保健福祉の状況に関して様々な厳しい評価がされ、その1つとして、精神科病院への強制入院を可能にしている法律は条約に違反していると廃止を求める勧告(総括所見)が出されたことは記憶に新しいかと思います。 ジュネーブ会議へ傍聴団として参加された藤井氏をお招きし、障害者権利条約から見えてくる日本の現状や精神科医療の構造的問題についてお話しいただき、現状に対して我々精神保健福祉士が専門職として何を考え、何をすべきか、新しい精神保健福祉を「ひらく」ために必要なことについて私たちへの期待を込めてご講演いただきます。 |
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記念企画 | 自分をひらく 地域へひらく 未来がひらく-それぞれの改革に必要なこと- | ||||
時間 | 15:40~17:40 | ||||
会場 | アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)大ホール | ||||
登壇者 | 【シンポジスト】 増田 一世(特定非営利活動法人日本障害者協議会 常務理事、公益社団法人やどかりの里 理事長) 【パネリスト】 藤井 克徳(特定非営利活動法人日本障害者協議会 代表、きょうされん 専務理事) 田村 綾子(公益社団法人日本精神保健福祉士協会 会長、聖学院大学 副学長・心理福祉学部 教授) 【コーディネーター】 北岡 祐子(一般社団法人兵庫県精神保健福祉士協会 会長、医療法人尚生会 就労移行支援事業・就労定着支援事業(創)シー・エー・シー 所長) |
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内容 | ジュネーブ会議へ傍聴団として参加された増田氏に「世界から見た日本」という大きな観点からだけではなく、「メンバーとともに」考えてきたやどかりの里の活動や、ご自身のソーシャルワーカーとしてのあゆみについても、「『一人前のソーシャルワーカーになりたい』から始まった-対話・学習・運動がひらくもの-」と題しご講演いただきます。 また、パネリストとして基調講演をしていただく藤井氏にも再度ご登壇いただき、精神保健福祉の改革という大きな観点からだけではなく、未来に繋げるための私たちの小さな意識改革へのヒントについてお話いただきます。 さらに、本協会の田村会長も登壇し、協会活動から紐解く私たち精神保健福祉士の目指すべき方向性や職能団体としてできることは何か、そして個人として大切にするべきことは何かについて話していただきながら、構成員の皆さまとともに考える機会にしたいと思います。 ディスカッション全体を通して、大きなことを成すだけが大切な訳ではなく、ほんの小さなことでも一人ひとりが主体的に考えることで「私たちの世界はひらいていく」そういったことが実感できる企画にしたいと思います。 |
分科会1ーA | 司法ソーシャルワークの可能性 | ||||
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座長 | 津野 智彦(緑川こころの診療所/大阪府) 関口 暁雄(鴻巣医療福祉センター/埼玉県) |
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演題 | 司法領域におけるMHSWの意義~刑事司法精神保健福祉委員会の活動報告から~ ○大岡 由佳(武庫川女子大学)、山田 真紀子(大阪府地域生活定着支援センター)、喜多見 達人(京都拘置所)、柏木 一惠(浅香山病院)、渡邉 洋祐(あさやけ社会福祉士事務所)、合田 舞香(北九州医療刑務所)、金子 宏明(山口保護観察所)、木本 克己(警察庁犯罪被害者等施策推進課)、坂本 理恵(性暴力救援センター日赤なごや なごみ)、西崎 勝則(法務省近畿地方更生保護委員会) |
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医療観察法に生じる処遇間ギャップの指摘と私的な抗いの報告 ○常増 健二(熊本県立こころの医療センター) |
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薬物依存対象者への地域支援におけるアプローチ方法について ○磯﨑 輝明(静岡保護観察所) |
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高齢者や障がいのある被疑者被告人への弁護士とソーシャルワーカーの協働に関するインタビュー調査報告 ○三木 良子(帝京科学大学)、羽毛田 幸子(武蔵野大学) |
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東京精神保健福祉士協会 司法ソーシャルワーク委員会活動報告~Tell the client’s storyを志向して~ ○羽毛田 幸子(武蔵野大学)、佐藤 妙(こころスペース奏)、清水 有香(ソーシャルワーク事務所Unelma)、湯沢 由美(東京大学先端科学技術研究センター)、吉澤 豊(らく福祉会)、酒井 昂杜(東京TSネット)、市川 明美(いちかわ総合相談研究所)、三木 良子(帝京科学大学)、藤木 則夫(ダイバーシティ就労支援機構) |
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再犯防止へ向けた司法ソーシャルワーク ○原谷 那美(GUILD GROUP) |
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分科会1-B | 子ども家庭・若者支援 | ||||
座長 | 阪口 久喜子(阪南病院/大阪府) 山本 綾子(三重県松阪保健所/三重県) |
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演題 | 福祉保育推進室の実践から見えてきた困り感を抱える親子とのかかわり ○初谷 千鶴子(千葉女子専門学校) |
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精神疾患を有する者の家族まるごと支援を目指した当事者・家族のニーズ把握~複線径路等至性アプローチによるインタビュー調査の分析から~ ○谷口 恵子(聖学院大学)、鹿内 佐和子(目白大学)、前田 直(長谷川病院) |
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世帯全体への支援を叶えるためのソーシャルワーク~カンガルーの会の活動から~ ○玉岡 枝里子(三家クリニック)、辻本 直子(オラシオン)、榎原 紀子(風真鳥)、小野 史絵(藤井クリニック)、平田 はる奈(地域生活サポートセンターとらいむ) |
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マルトリートメントの在宅支援におけるクライシス・プランの応用可能性~児童相談所職員へのインタビューから~ ○狩野 俊介(東北福祉大学) |
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精神保健福祉士はヤングケアラーをどのように見ているか~精神保健福祉士のヤングケアラーについての意識調査より~ ○森田 久美子(立正大学)、天野 庸子(さいたま市教育委員会)、上野 陽弘(こどもの心のケアハウス 嵐山学園)、大高 靖史(日本医科大学付属病院)、岡本 秀行(厚生労働省)、加藤 雅江(杏林大学)、西隈 亜紀(東京フレンズ)、四ツ谷 創史(青森県中央児童相談所)、山本 由紀(国際医療福祉大学)、行實 志都子(神奈川県立保健福祉大学)、吉田 真由美(福岡市立児童心理治療施設) |
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心のケアが必要な若者グループホーム「キキ」の10年の軌跡からみる支援のあり方 ○西隈 亜紀(グループホーム キキ) |
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総合病院の緩和ケアセンターにおけるMHSWの実践 ~AYA世代がん患者の治療と学業の両立に向けた支援~ ○狗巻 洋平(近畿大学病院)、和田 照平(近畿大学病院) |
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分科会1-C | さまざまな実践の取組み | ||||
座長 | 金井 浩一(相談支援事業所 しぽふぁーれ/京都府) 三溝 園子(昭和大学附属烏山病院/東京都) |
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演題 | 精神科急性期病棟とIPS援助付き雇用の連携が当事者の自己決定に繋がった一例~IPS援助付き雇用チームのMHSWの立場から~ ○瀧山 友香、飯田 朱里 (西川病院) |
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精神科急性期病棟とIPS援助付き雇用の連携により、社会的視点を取り入れた退院支援の一事例~精神科急性期病棟のMHSWの立場から~ ○飯田 朱里、瀧山 友香、須古星 裕一(西川病院) |
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療養生活継続支援に取り組んで ○疋田 睦美、田村 立(長岡こころの発達クリニック)、池内 智子(相談支援事業所クオリード) |
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信頼関係を構築し、協働するためのトラウマインフォームドケアの実践~困難を抱える人の未来をひらくために ○栃本 綾子(兵庫県こころのケアセンター) |
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精神に特化した相談支援事業所における支援ネットワーク形成への取り組み ○坪井 直子(すずらん相談支援事業所) |
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精神保健福祉士の観点から見る認知行動療法の可能性 ○田村 三太(MHCリサーチ&コンサルティング)、鈴木 映美(中小企業基盤整備機構) |
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精神科診療所で精神保健福祉士が行っているひきこもり相談~15年の実践から見えてきたこと~ ○奥山 宏一(せんげん通りクリニック) |
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分科会1-D | 退院支援 | ||||
座長 | 村上 貴栄(京都光華女子大学/京都府) 中野 誠也(熊本県あかね荘/熊本県) |
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演題 | リレーによる退院支援~長期入院者の退院支援の引き継ぎ方~ ○大栗 永瑞(岐阜病院) |
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介護支援専門員および相談支援専門員が感じる精神疾患のある患者に対する病院ソーシャルワーカーの入退院支援への期待と課題 ○原 拓也(和歌浦病院)、中尾 直樹(海南医療センター)、戸石 輝(大阪公立大学大学院)、田中 博也(国保野上厚生総合病院)、松岡 歩(あおい会) |
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試行錯誤しながら取り組んでいる長期入院者の退院支援について ○奥田 祐理(加賀こころの病院)、喜多 昌恵(オープンセサミ錦城) |
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新しい施設見学のあり方~オンラインを用いた退院促進~ ○本堀 伸(玉名病院) |
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高齢精神障がい者の退院支援~自己決定と包括的地域完結型精神科医療~ ○加登 晶子、堀井 美香、石田 祐一、高柳 陽一郎(有沢橋病院) |
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当院地域連携支援室における包括的支援マネジメントの実際~療養生活継続支援加算にかかる実践を通して~ ○瀬戸口 祐貴(さっぽろ香雪病院) |
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赤穂仁泉病院における地域移行の取り組み ○児玉 健次、東 直子、深井 光浩(赤穂仁泉病院)、児玉 慶子、土井原 一輝(さんぽみち)、福田 梨香(涼風荘) |
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分科会1-E | 精神障害者の権利の擁護 | ||||
座長 | 大原 弘之(和歌山県精神保健福祉センター/和歌山県) 岩尾 貴(長久福祉会/石川県) |
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演題 | 精神障害者への退職勧奨に関する法的課題と権利擁護~京都地裁令和5年3月9日判決を例に~ ○高森 祐樹(弓削病院/熊本大学大学院) |
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630調査からみた精神科入院者の権利擁護~~東京・埼玉の情報開示までの過程、その後のデータ活用~ ○木村 朋子(東京都地域精神医療業務研究会/にしの木クリニック) |
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630調査からみた精神科入院者の権利擁護~非開示でもできること~ ○松本 真由美(日本医療大学) |
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630調査からみた精神科入院者の権利擁護~精神科ユーザー自身による病院選びを目指して~ ○濱田 唯(横浜創英大学)、三瓶 芙美、稲川 洋、堀合 悠一郎(KP神奈川精神医療人権センター)、横山 紗亜耶(東京大学) |
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精神医療審査会において精神保健福祉士が専門性を発揮するために(第1報)~保健福祉委員に対するフォーカスグループインタビューから見えてきた課題~ ○熊取谷 晶(京都府中丹東保健所)、阿部 祐太(さくらPORTクリニック)、尾形 多佳士(さっぽろ香雪病院)、大塚 直子(井之頭病院)、岡本 秀行(元川口市保健所)、岡安 努(やたの生活支援センター)、北岡 祐子(医療法人尚生会(創)シー・エー・シー)、黒下 良一(第一病院)、三溝 園子(昭和大学附属烏丸病院)、橘 武蔵(旭川圭泉会病院)、種田 綾乃(神奈川県立保健福祉大学)、羽野 宏美(田主丸中央病院)、的場 律子(福永病院) |
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精神医療審査会において精神保健福祉士が専門性を発揮するために(第2報)~保健福祉委員に対するフォーカスグループインタビューから見えてきた専門性や視点~ ○羽野 宏美(田主丸中央病院)、阿部 祐太(さくらPORTクリニック)、尾形 多佳士(さっぽろ香雪病院)、大塚 直子(井之頭病院)、岡本 秀行(元川口市保健所)、岡安 努(やたの生活支援センター)、北岡 祐子(医療法人尚生会(創)シー・エー・シー)、熊取谷 晶(京都府中丹東保健所)、黒下 良一(第一病院)、三溝 園子(昭和大学附属烏丸病院)、橘 武蔵(旭川圭泉会病院)、種田 綾乃(神奈川県立保健福祉大学)、的場 律子(福永病院) |
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分科会1-F | 養成教育・継続教育 | ||||
座長 | 門田 雅宏(滋賀県立精神保健福祉センター/滋賀県) 茶屋道 拓哉(鹿児島国際大学/鹿児島県)) |
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演題 | 実習生が考える、ソーシャルワーカーに求められる資質や力量とは ~養成校に在籍する実習生への調査より~ ○指﨑 千尋(大阪バイオメディカル専門学校) |
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IPEによる「自職種」および「他職種」の専門性への理解~RIPLSと学生のアンケートに基づく分析~ ○安藤 佳珠子、中村 泰久、吉川 真由美、大谷 京子(日本福祉大学) |
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学生を対象とした精神保健福祉士を目指してもらうための動機づけに関する取り組み ○坂井 優仁(グループホームアンダール中里台)、佐々木 一成(港南区生活支援センター)、淺沼 太郎(帝京科学大学)、淺沼 尚子(ソーシャルワーカー事務所長楽庵)、石川 孝行(相談支援事業所びーな’S)、栗田 陽子(YMCA健康福祉専門学校)、三瓶 芙美(神奈川精神医療人権センター)、鈴木 剛(田園調布学園大学)、中越 章乃(東海大学)、村山 哲史(鶴見区生活支援センター)、杉山 季子(無所属) |
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未来の専門職を共に育てる ~高知県精神保健福祉士協会と高知県立大学の交流企画~ ○宮本 彰、岡村 花恵(藤戸病院)、玉利 麻紀(高知県立大学)、楠瀬 幸(南国病院)、中澤 佑香(自立訓練(生活訓練)施設てく・とこ・せと) |
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精神保健福祉士養成課程における教育と資格取得後の継続教育および人材育成との連携に関する一考察 ○浦田 泰成(名寄市立大学) |
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東京精神保健福祉士協会におけるオンライン研修の成果と課題 ~コロナ禍4年間のアンケート結果から見えてきたこと~ ○木之下 音子、村上 初世(成増厚生病院)、石井 保孝(多摩在宅支援センター円)、前沢 高志、宮本 拓実(井之頭病院)、洗 成子(愛誠病院)、櫻井 真一(武蔵野大学)、田中 秀治(あしなみ)、田保 圭一(新宿区障害者生活支援センター)、御子柴 百香(多摩在宅支援センター円)、山中 善貴(おれんじはあと)、高橋 祐香里(東京精神保健福祉士協会事務局)、坂入 竜治(昭和女子大学) |
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アジアにおけるソーシャルワーク実践家の国境を越える交流の探求~試行的活動からの考察と展望~ ○東田 全央(淑徳大学アジア国際社会福祉研究所) |
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分科会1-G | 実践を振り返り役割・課題を探る | ||||
座長 | 都築 哲翁(秋津鴻池病院/奈良県) 渡邉 俊一(希づき/福岡県) |
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演題 | ふくしま心のケアセンターの復興期支援の効果と課題~支援終了および継続ケースの振り返りを通して~ ○松島 輝明、前田 正治、松田 聡一郎(ふくしま心のケアセンター) |
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精神保健福祉士に対する被災者支援等に関する意識調査~東日本大震災当時との比較考察~ ○菅野 直樹(福島赤十字病院)、齋藤 水尾(桜ヶ丘病院)、鈴木 長司(東北病院)、金澤 幸絵(相馬広域こころのケアセンター なごみ) |
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テキストマイニングを用いたソーシャルワーク記録の評価と管理に関する考察 ○八木 亜紀子(福島県立医科大学) |
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所属機関種別の貧困問題の個別性と共通性~「貧困問題」への認識調査アンケート 第2報~ ○酒井 伸太郎(大阪市こころの健康センター)、佐藤 健太(自殺対策支援センターライフリンク)、瀧脇 憲(自立支援センターふるさとの会)、徳山 勝(半田市障がい者相談支援センター)、吉田 涼(有隣協会)、山口 多希代(こころの訪問診療所いこま)、松永 実千代(特別区社会福祉事業団) |
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鹿児島市における認知症疾患医療センターの活動と今後の課題 ○別府 千尋(谷山病院)、西牟田 智子(奄美病院)、森越 志保(奄美病院 認知症疾患医療センター) |
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「多機能型ビルの創造」に奔走した日々を振り返る~ソーシャルアクションの実践報告~ ○大西 絢子(あまなクリニック) |
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精神障害者地域生活支援センターが再編に至るまでの経緯~「精神障害者の地域生活支援の在り方に関する検討会」の分析~ ○萩原 浩史(立命館大学生存学研究所) |
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分科会2-A | 自殺予防・未遂者支援 | ||||
座長 | 島田 泰輔(堺市子ども相談所/大阪府) 長谷 諭(宮城県立精神医療センター/宮城県) |
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演題 | 兵庫県内の自殺予防に関わる支援者の課題と工夫についての報告 ○高橋 萌(兵庫県精神保健福祉センター) |
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日本医科大学付属病院における「自殺未遂者等支援拠点医療機関整備事業」の報告 ○大高 靖史、舘野 周(日本医科大学付属病院)、柳瀬 一正(東京都立多摩総合医療センター)、吉野 比呂子(昭和女子大学)、田村 真弓(トランス・コスモス) |
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自殺対策委員会の10年を振り返る ○吉野 比呂子(昭和女子大学)、柳瀬 一正(東京都立多摩総合医療センター)、田村 真弓(トランスコスモス)、宮武 薫(東京都立東大和療育センター)、大高 靖史(日本医科大学付属病院)、松岡 太一郎(あさやけ法律事務所)、金本 祐季(成増厚生病院)、田村 三太(MHCリサーチ&コンサルティング)、市川 明美(いちかわ総合相談研究所) |
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総合病院における精神保健福祉士の役割について考える ○上田 裕子(兵庫県立はりま姫路総合医療センター) |
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中核市における保健所・消防・救急医療機関の連携による自殺未遂者支援の取り組み ○河野 康政、田中 知恵子、松元 美穂(あかし保健所) |
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精神保健福祉士の自殺予防の取り組みに関する実態調査報告 ○原見 美帆(メンタルウェルビーイングパートナーズ) |
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分科会2-B | 拓く・啓く | ||||
座長 | 森本 洋介(ライフ・サポート 樹/京都府) 的場 律子(福永病院 /山口県) |
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演題 | 認知症企画展しまロバ隊~SNSを活用した合同展示で鹿児島の離島をオレンジに染める~ ○西牟田 智子、森越 志保(奄美病院)、別府 千尋(谷山病院)、笹川 美子(せいざん病院認知症疾患医療センター) |
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依存症者が抱える生きづらさとは~適応という視点に着目して~ ○金子 祥香、築地 千紗(札幌太田病院) |
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豊中市における生活保護ケースワーカーのメンタルヘルスリテラシー向上に向けた取組みについて ○上田 勲(豊中市福祉事務所) |
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精神障害のある人による「語り」の可能性~福祉教育実践における工夫~ ○岡田 隆志(福井県立大学)、松本 すみ子(東京国際大学) |
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福祉学習推進プロジェクトの挑戦 ~「お茶の間にメンタルヘルスの話題を!!」をコンセプトに~ ○後藤 謹武、足立 麻子(明石市基幹相談支援センター兼障害者虐待防止センター)、山形 匡則(明石市社会福祉協議会) |
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対話を通じた相互理解促進に向けた試み ~LEGOSERIOUS PLAYメソッドと教材を活用したワークショップを通して~ ○森 新太郎(KITARU)、松本 すみ子(東京国際大学) |
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分科会2-C | 児童・生徒・学生の支援 | ||||
座長 | 下村 洋介(相談支援事業所 陽なた/京都府) 行實 志都子(神奈川県立保健福祉大学/神奈川県) |
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演題 | 子どもの睡眠習慣とメンタルヘルス不調~帰宅後仮眠の有無との関係を中心に~ ○大西 良(筑紫女学園大学) |
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不登校生徒における関わりを通じて~無気力傾向の生徒に注目して~ ○木下 一雄(旭川市立大学) |
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社会福祉分野におけるデジタル活用~AI電話利用実証を通して~ ○藤井 宏昭(姫路市役所子育て支援室 兼 デジタル戦略室) |
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学校現場に必要な精神保健福祉士の専門性~迅速な医療機関との連携とソーシャルアクションへの実践~ ○池長 絢(粕屋町教育委員会)、藤江 朋美(のぞえ総合心療病院)、靏久 裕貴(久留米大学病院) |
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当事者学生団体活動から考える Campus Social Worker による支援の課題と展望 ○細野 正人(東京大学大学院) |
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精神障害・発達障害のある学生への支援における課題~A大学のコーディネー ターへのアンケート調査から見えてきたもの~ ○槙野 雅文、沖田 肇(日本大学学生支援センター)、津田 直恵(日本大学国際関係学部学生支援室)、細野 正人(東京大学大学院) |
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大学におけるキャンパスソーシャルワーカーの相談体制の組織づくり ○飛内 理恵子、坂本 智代枝(大正大学) |
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分科会2-D | 多様なフィールドでの精神保健福祉士の役割・業務 | ||||
座長 | 中家 嘉章(田辺保健所/和歌山県) 大橋 雅啓(東日本国際大学/福島県) |
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演題 | 改正精神衛生法の時代から現時点までを見つめて何が変わり、何が変わらないままか~ 私の医療・地域・教育現場の実践から人権と倫理に結び付けて ~ ○宮沢 和志(無所属) |
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宅建業者における精神保健福祉士の役割についての考察 ○谷所 敦史(N・フィールド) |
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独立型精神保健福祉士の可能性と課題 ○太田 隆康(相談室あめあがり) |
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認知症初期集中支援チーム事業における精神保健福祉士の業務~「精神保健福祉士業務指針第3版」から紐解く価値・理念・視点~ ○荒川 珠世(世田谷区認知症在宅生活サポートセンター) |
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一事業者が訪問看護ステーションにおける精神保健福祉士業務として定義づけた活動内容の定量的測定 ○池北 裕治(訪問看護ステーションデューン) |
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YouTubeから発信するソーシャルワーク ○上田 広大(カウンセリング・ソーシャルワークオフィス アジール) |
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精神保健福祉士への多文化ソーシャルワークの普及啓発の取り組み~「分野別プロジェクト『多文化共生ソーシャルワーク』」の活動を通して~ ○諸井 一郎(川崎市役所)、瑞慶覧 紗希(国立国際医療研究センター国府台病院)、杉山 聖子(反貧困ネットワーク)、大橋 雅啓(東日本国際大学)、木村 真理子(日本女子大学) |
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分科会2-E | 場づくり・ネットワーキング | ||||
座長 | 池田 健太郎(滋賀県健康医療福祉部/滋賀県) 徳山 勝(半田市障がい者相談支援センター/愛知県) |
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演題 | 精神科病院とまちの人々の対話の場を創造する 第2報 ~島根県浜田市発「やれんねRADIO」の取り組み~ ○原 敬(清和会) |
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ソーシャルアクションにおける精神保健福祉士の視点と役割 ~和歌山県初のソーシャルフットボールチームの設立の軌跡から~ ○旭 惇志(あすの実)、田中 博也(国保野上厚生総合病院)、中本 隼人(作業所ボランチ)、原 拓也(和歌浦病院)、若狭 正洋(宮本病院 地域活動支援センター櫻)、浜辺 真由(障がい者生活サポートセンターにじ) |
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精神保健福祉士が予防的観点から他業種と協業すること ○和賀 未青(ニイラ) |
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役割から降りることを支え合える地域へ ~精神障がい当事者、家族、支援者が生きづらさを語る会「いそのさんち」の実践(支援者に焦点を当てて)~ ○佐々木 旭美(いそのさんち) |
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「何もしない」「ただ居る」ことが肯定される地域の居場所 ~共生の場所としてのサロン実践から~ ○木村 浩二(こころの相談ネットふうが) |
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北海道北広島市における「にも包括」協議の現状~行政の歴史的背景とこれからの場づくりへの期待を明らかにする~ ○橋本 達志(日本医療大学)、富田 政義(MHC北ひろしま)、奥貫 あい子(千歳地域生活支援センター)、五十嵐 陽子(北広島市)、唐澤 尚江(北広島市) |
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分科会2-F | ピア・共同創造・家族支援 | ||||
座長 | 髙橋 健太(ひなた舎/奈良県) 磯﨑 朱里(メンタルケアステーションyui/和歌山県) |
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演題 | 独自のカリキュラムによるピアサポーター養成、就労支援から見えてきた現状と今後の展望 ○稲垣 麻里子(自立訓練(生活訓練)PEER+design) |
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リカバリーカレッジの事業所で行う当事者研究 ○五十嵐 佐京(目白大学) |
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地域で共同創造の芽を育む ~リカバリーカレッジ高知の取り組み~ ○玉利 麻紀(高知県立大学)、藤代 知美(四国大学)、深瀬 雪子(りぐらっぷ高知) |
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和歌山県精神保健福祉士協会における精神保健福祉士の家族支援についての実態調査報告 ○林 実香(和歌山市こども家庭センター)、岩橋 千紗子(地域活動支援センター櫻)、木村 正雄(和歌山県立こころの医療センター)、橋本 周坪(相談支援事業所ideL&co.)、大原 弘之、中川 浩二(和歌山県精神保健福祉センター)、柴田 貴志(和歌山県立医科大学附属病院)、田中 博也(国保野上厚生総合病院)、磯崎 朱里(メンタルケアステーションyui)、佐藤 純(京都ノートルダム女子大学) |
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自立支援協議会における協働 ~家族の声から振り返る~ ○富澤 宏輔(大阪人間科学大学) |
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地域自立支援協議会の活動報告 ~神戸市長田区「せいしん部会」18年のあゆみ~ ○千賀 聡子(ことしろクリニック)、坪井 直子(すずらん相談支援事業所) |
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ポスターセッション | |||||
演題 | 障害当事者が行うアドボカシーの公開講演会による普及活動の試み ~参加者のアンケート調査を通して~ ○坂本 智代枝(大正大学)、栄 セツコ(桃山学院大学) |
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当院訪問診療における対話支援と地域活動について ○松岡 邦彦、亀山 有香(茶屋町在宅診療所)、外山 薫(わたげ) |
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過疎地域でのひきこもりの成人に対する精神科アウトリーチ活動 ~行動変化が起こらなかった3名の事例から活動の限界と有効性を明らかにする試み~ ○波形 なつき(放送大学大学院) |
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精神障害のある方のキャリア形成と転職支援 ○水野 由美子、岡坂 哲也、北岡 祐子((創)シー・エー・シー) |
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学卒後1年目のMHSWが一人職種体制で抱えた困難さへの対処法 ~児童相談所との連携を振り返って~ ○澤田 さらさ、大久保 瑠璃(三重大学医学部附属病院)、安藤 佳珠子(日本福祉大学) |
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福祉教育におけるオリジナルYou Tube 動画の活用状況に関するアンケート調査 ○和泉 亮(フクシのみらいデザイン研究所)、鈴木 和(北海道医療大学) |
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市民公開講座 | 国道沿いで、だいじょうぶ100回 | ||||
時間 | 13:15~14:45 | ||||
会場 | アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)大ホール | ||||
講師 | 【講師】岸田 奈美(作家) 1991年生まれ。兵庫県神戸市出身。関西学院大学人間福祉学部社会起業学科在学中に株式会社ミライロの創業メンバーとして加入。10年に渡り広報部長を務めた後、作家として独立。自身の家族について綴ったエッセー『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』がドラマ化、Fobes「30UNDER30 Asia2021」選出やテレビ出演など活躍の場を広げている。 |
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チラシ | 国道沿いで、大丈夫100回市民公開講座チラシ(PDF/817KB)NEW | ||||
内容 | 父は他界、弟はダウン症、母は車いすユーザー。岸田奈美さんを取り巻く環境は果たして悲劇でしょうか。壮絶な日々を綴っているのに、どうして岸田奈美さんの文章を読むと笑ってしまうのでしょうか。そして、どうして心が温まり救われるように感じるのでしょうか。 その著書にはいつもユーモアがあふれ、悲劇を喜劇に変える言葉が詰まっています。 最新刊である『国道沿いで、だいじょうぶ100回』を題材にご講演いただき、落ち込んでいても、辛くても、様々な状況にある人が笑顔になれるような、頑張っている自分と大切な誰かに「だいじょうぶ」と言えるような、そんな時間を過ごしていただければと思います。 「いま、あの日に戻れたら。 国道沿いで、へたりこんで、泣いている母に会えたら。 『だいじょうぶ』って、100回言ったる。 100回言いながら、100回背中をなでる。 だいじょうぶ。 だいじょうぶやで。 なーんも、まちがってない。 良太を愛してることも、愛したいことも、ちゃんと知ってる。」 (『国道沿いで、だいじょうぶ100回』より) |
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参加方法 | 【一般参加(本企画のみ参加)受付終了のご案内】 誠に申し訳ございませんが、多数のお申込みをいただき、定員に達したため、市民公開講座の受付を終了いたしました。当日受付、著者書籍販売、サイン会等はございません。 ご理解とご協力をお願い申しあげます(2024年9月5日)。 |
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【全国大会・学術集会(参加者)受付終了のご案内】 ※市民公開講座は一般参加の方を優先とさせていただきますので、早めに締め切る場合があります。 受付終了により、全国大会・学術集会参加申し込みの際の「市民公開講座」の選択はできなくなりました。ご理解のほどよろしくお願い申しあげます(2024年9月5日) |