第55回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会・第18回日本精神保健福祉士学会学術集会

プログラム:一覧

8月30日(金)プレ企画・第55回全国大会・第18回学術集会(1日目)

9:00-10:00 受付
10:00-12:00 プレ企画1 知ることから始めるピア活動 ~未来への種まき~
プレ企画2 地域共生社会に向けた地域づくり~PSWの多様な働きかけ方~
プレ企画3 「その人の人となりを知る」とは?
~支援における「視点」と「関わり」を学ぶ~
プレ企画4 先達から学ぶ!~実践の原点~
プレ企画5 クライシス・プランって何?
クライシス・プランって重要なの??みんなの実践から考えよう!
プレ企画6 発達障害の新しい知見とダイアロジカルアプローチ
プレ企画7 見逃せない!相談の向こうに見える虐待のサイン
12:00-12:50 休憩
12:50-13:30 開会式
13:30-14:15 特別講演 テーマ:精神保健医療福祉施策の動向
講師:得津 馨(厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課 課長)
14:15-14:25 休憩
14:25-15:25 基調講演 テーマ:原点の回帰からソーシャルワークの専門性を未来にむけて
講師:石川 到覚(大正大学 名誉教授)
座長:池戸 悦子(桶狭間病院 藤田こころのケアセンター、本全国大会・学術集会長)
15:25-15:45 休憩
15:45-17:30 記念企画 テーマ:ソーシャルワークの専門性の共有
シンポジスト:
田中 研一(地域活動支援センターめだか工房)
澤野 文彦(沼津中央病院、静岡県精神保健福祉士協会 会長)
川島 茉己(鷹岡病院)
コーディネーター:
田村 綾子(聖学院大学 教授、本協会 副会長)
中住 正紀(生活支援センターさざなみ、本全国大会・学術集会 運営委員長)
17:30-18:00 移動
18:00-20:00 懇親会

8月31日(土)第55回全国大会・第18回学術集会(2日目)

9:00-9:30 受付
9:30-12:00 分科会1-① さまざまな協働・ネットワーク
分科会1-② 業務から専門性を探る
分科会1-③ スーパービジョン、研鑽
分科会1-④ ピアとの協働
分科会1-⑤ 対話を通じたかかわり
分科会1-⑥ メンタルヘルス課題への取組み
分科会1-⑦ 支援事例からの学びⅠ
分科会1-⑧ 精神保健福祉士の視点、役割
ポスター展示(9:00-12:00)
10:00-12:00
受付9:00-10:00
市民公開講座① テーマ:第22回あした天気にな~れ
~誰もが安心して暮らせる街づくり~

趣旨説明:
竹中 秀彦(京ケ峰岡田病院、本協会 前会長)
コーディネーター:
岩上 洋一(一般社団法人全国地域で暮らそうネットワーク 代表理事)
砂田 雄次(北医療生活協同組合 北メンタル・クリニック)
シンポジスト:
末次 あや 氏
神本 恵子 氏(社会福祉法人ぶなの木福祉会 陽なた)
弘重 和史 氏(NPO法人メンタルネットワーク稲穂 いなほの家)
川﨑 幸春 氏(こころと生活の相談センターこもれび)
ご案内チラシ(PDF/900KB)
12:00-13:00  休憩
ポスターセッション
13:00-15:30 分科会2-① アディクション、災害支援
分科会2-② 専門職教育・研鑽
分科会2-③ 支援事例からの学びⅡ
分科会2-④ 司法と福祉をつなぐ
分科会2-⑤ 地域移行-病院・地域・協働-
分科会2-⑥ 制度・政策の課題に取り組む
分科会2-⑦ 多様な実践
分科会2-⑧ 調査研究を通じて課題を明らかにする
ポスター展示(13:00-15:00)
13:30-15:30
受付13:00-13:30
市民公開講座② テーマ:チャレンジ!誰にでも輝ける場所がある
講師:大前 光市(義足のプロダンサー)
ご案内チラシ(PDF/680KB)
15:30-15:45 休憩
15:45-16:15 閉会式

トピックス

物販・展示
日時 8月30日(金)10:00~16:30
8月31日(土)10:00~15:45
会場 2号館1階211・212展示室 及び 2号館1階ロビー
内容 東日本大震災被災地支援事業所の商品や精神保健福祉士関連書籍等の販売を行いますので、是非お立ち寄りください。

※2019年5月時点の情報を元に作成しており、予告なく変更する可能性がございます。今後、プログラム等に変更が生じた場合は、本WEBサイトにてご案内してまいります。

プログラム:詳細

8月30日(金)プレ企画・第55回全国大会・第18回学術集会(1日目)

プレ企画1 知ることから始めるピア活動~未来への種まき~
講演 <講師>
相川 章子(聖学院大学 心理福祉学部 教授・博士(人間学)/精神保健福祉士)
シンポジウム <シンポジスト>
岩田 圭司(地域活動支援センターきぼう ピアスタッフ)
丸子 哲郎(就労継続支援B型事業所ゆったり工房 メンバー)
池田 直子(就労継続支援B型事業所かかぽ ピアスタッフ)
冨田 康夫(地域活動支援センター陽なた メンバー)
<コーディネーター>
相川 章子(前掲)
増川 ねてる(WRAPファシリテーター(アドバンスレベル)、コンボ理事)
内容  全国ではWRAPのツールを用いながら、ピア活動を通して障がいや病気があっても自分の人生を主体的に生き、そしてリカバリーしている人、また年1回開催される「きらりの集い」では、ピアスタッフとして自己実現をしている利用者がいます。
愛知県では昨年から地域移行支援事業でピアサポーターの養成講座や、ピアサポーターの活動も始まり、ピアの活動が少しずつは芽が出始めています。しかし、まだまだ支援者等を含め認知されていない現状です。ピアの存在はソーシャルワークを描いていくうえで社会資源となり、当事者のみならず、専門職にもエンパワメントされることがあります。
 ピアとは? ピアサポートとは? ピアサポーターとは? を学び合いませんか。

1.講演

 ピアサポートについて、ピア活動がなぜ必要なのか、支援者としてピアと活動するうえでの関わり方、ピアの専門性とは、ピア活動をどう発展させていくのか等をふまえ、ピアと向き合う中でのゆらぎ、関係性の取り方等を相川章子氏に講演をしていただきます。

2.シンポジウム

 愛知県でピア活動を通してリカバリーし、地域活動支援センターきぼうのピアスタッフとして働いている岩田圭司氏、きらりの愛知の集いの副大会長を経て、ゆったり工房の自助グループトータスゆったりの代表である丸子哲郎氏、一度あきらめた社会福祉士の資格を取得し、就労継続支援事業所かかぽのピアスタッフとして働いている池田直子氏、地域活動支援センターひなたのピア活動を通してリカバリーした利用者に、それぞれの活動を通して、現在の役割を担っている過程を語っていただきます。
 (シンポジスト4人とも愛知県のピアサポート事業のピアサポーターとして活動しています。)

3.会場全体でピアについて学ぶ場

 講演、シンポジウムでの質問等を受けながら、相川章子氏、増川ねてる氏のコーディネーターで会場全体でピアについての学びの場とします。
 この企画を通して、障がいや病気があっても自分の人生を主体的に生きていく、また全国でピア活動が発展し、未来の希望につながることを会場全体で共有できたらと思います。
プレ企画2 地域共生社会に向けた地域づくり~PSWの多様な働きかけ方~
シンポジウム シンポジスト:
藤木  誠(聖十字病院 福祉部長)
足立 哲也(恵那市地域包括支援センター)
浅野 雅彦(生活支援ネット・ぐじょう 副理事長)
コーディネーター:
臼井潤一郎(岐阜県精神保健福祉士協会 事務局長)
内容  2006(平成18)年、障害者自立支援法の施行により、障害福祉サービスが規定され、いわゆる3障害のサービス利用制度が一元化されました。また2017(平成29)年には厚生労働省は今後の福祉施策の基本方針として「地域共生社会の実現に向けて(当面の改革工程)」を打ち出しました。これによると、これまで高齢者、障害者、子どもなどの対象者ごとに公的な支援制度が整備されてきましたが、各分野の課題の複雑化、個人や世帯単位において複数分野の課題が生じることがあること、急速な人口減少による利用者または支援者の安定的な確保の困難さ、地域ニーズの多様化などの課題を受け、公的支援のあり方を「縦割り」から「丸ごと」への転換を行うといいます。
 このような総合化、包括化の流れの中で、我々、精神保健福祉士は自らの存在意義やあり方を模索するように、その専門性を維持、深化しながら、職域を拡大しています。
 本企画では、このような時代の移り変わりの渦中、それぞれ異なる分野や職域において、地域共生社会の実現に向けて地域づくりに奔走している精神保健福祉士3人が登壇し、実践発表を行います。またそれらの実践を通して得られた学びや気づき、今後の課題等について共有、議論することで、精神保健福祉士が地域共生社会の実現に向けてどのように寄与しうるのか、またそこで求められる精神保健福祉士のあり方はどのようなものなのか等について、掘り下げて検討する機会にしたいと考えています。
 シンポジストの3人は、同じ精神保健福祉士という職業でありながら、地域に向けて実に多様な働きかけを実践しています。しかしながらそこには一定の共通の理念が確かに存在します。その共通理念が本大会のテーマである「原点回帰」について考えるにあたり1つのヒントになるのではないでしょうか。
プレ企画3 「その人の人となりを知る」とは?~支援における「視点」と「関わり」を学ぶ~
ワークショップ 企画担当者:
三重県精神保健福祉士協会
ファシリテーター:
牛塲 裕治(総合心療センターひなが)
山本 綾子(三重県立こころの医療センター)
コーディネーター:
伊藤 太一(多度あやめ病院)
田中 雅也(障害者相談支援センターHANA)
渥美 有華(三重県立こころの医療センター)
事例提供者:
木村 良輔(国立病院機構 榊原病院)
内容  私たち精神保健福祉士(以下、PSW)の働く場は、多様な現場に拡大し、今や多種多様なメンタルヘルス課題に取り組んでいく必要があります。このような多種多様な支援を行っていくうえで、目の前のクライエントの「その人の人となりを知る」ことは、とても重要です。
 本プレ企画を企画した私たち三重県精神保健福祉士協会は、われわれPSWが「何をする人なのか?」を常に意識し、クライエントとの「関わり」を通して、きちんとクライエントと向き合えているかを問い続けるために、PSWとしての支援の質の維持・向上のために研修を行ってきました。
 そこで、上記の背景もあり、私たちPSWの「関わり」と「視点」「支援」を振り返り、PSWが大切にすべき専門性を再確認するワークショップを実施します。
本企画では、参加者にグループとなってもらい、事例検討を行います。事例検討を通して、「その人の人となりを知る」ためにはどのような視点が必要かを体験的に学ぶことを目指します。
 参加者全員で、事例に全力で向き合い、「その人の人となりを知る」ためにはどのような視点が必要なのか、何を知ろうとするのか、そのためにはどのような姿勢、態度が必要なのか、そして私たちは何をする人なのかを一緒に考えましょう。さらに、グループで互いを刺激し合うことで、それぞれのPSWが実践によって培った実践知と経験値を共有し、それぞれの実践を振り返る機会としたいと思います。
 私たちPSWが働く場が多種多様に拡大した今こそ、PSWとしての「原点」を一緒に考えましょう。
 なお、本企画はたくさんの若手PSWの参加をお待ちしております!!
プレ企画4 先達から学ぶ!~実践の原点~
シンポジウム シンポジスト:
柏木 昭 (聖学院大学 総合研究所スーパービジョン・センター顧問、本協会 名誉会長)
大野 和男(ドレミファ会 副理事長、日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会 元理事長、本協会 元相談役)
西澤 利朗(目白大学 人間学部 客員研究員)
吉川 公章(福井県立大学 看護福祉学部 社会福祉学科 教授)
コーディネーター:
井上 牧子(目白大学 人間学部 人間福祉学科 教授)

※開催案内(紙媒体)のタイトルに誤植がありました。この場をお借りしてお詫びいたします。

内容  「先達から学ぶ!~実践の原点~」というテーマでシンポジウムを行います。
 先達が、精神保健福祉士の国家資格化以前より、わが国の精神医療保健福祉分野におけるソーシャルワークの理論的構築や実践において、大切にしてきたことは、まさしく「実践の原点」たるものです。そして、今後において貴重な「古典」となり、私たちの実践において、指標となり得るものです。
 先達が語ってきた「クライエント自己決定の尊重」「かかわり」や「Y問題からの教訓」について、私たちはその真髄を果たして本当に理解しているでしょうか、あるいはジレンマに満ちた日常の中で、それらに立脚しながら実践をしようとしているでしょうか。そして、それを先達から引き継ぎ、後進に継承しようとしているでしょうか。
 一方で、精神保健福祉士が国家資格化されて以降、制度や施策の中に精神保健福祉士の業務が位置付けられることが加速し、業務の遂行が、精神保健福祉士の実践とみなされるような風潮が出現し、盛んに「実践の目に見える化(可視化)」を目指すことも求められ、さらには効率化や経済性の中に否応なく巻き込まれるなど、ソーシャルワーカーである私たちは、厳しい状況に身を置いています。
 それでも、専門職としての私たちの実践は、業務の遂行に留まらず、「可視化」できないことにも行きわたるべきです。そして、効率化や経済性を、私たちが大切にしたいソーシャルワーク実践に持ち込むことには、充分、警戒しなくてはなりません。
 このような問題を探るにあたっても、先達の「生の語り」から、その専門性の真髄である「原点」を、皆さまと確認し、共有し、学び、考えることを通して、日常を振り返る機会にしたいというのが本企画の目的です。
 シンポジストとして、現在の本協会が、日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会の時代から、わが国の精神医療保健福祉の領域におけるソーシャルワーカーとして、理論的構築や実践を牽引してきた先達に登壇していただきます。さらに、先達に学ぶことによって専門性を継承する必要性を言及し続けている養成校の教員にも登壇していただくことにしました。
 先達の語りから、「実践の原点」を学ぶ機会として、多くの皆さまにご参集いただければ幸いです。
プレ企画5 クライシス・プランって何?
クライシス・プランって重要なの??みんなの実践から考えよう!
シンポジウム 講師及びコーディネーター:
野村 照幸(さいがた医療センター/心理療法士)
シンポジスト:
原   敬(松江保護観察所/社会復帰調整官)
佐藤 知美(未来の風せいわ病院/精神保健福祉士)
岡本 秀行(川口市保健所/精神保健福祉士)
田畑 貴広(薩来園相談支援センター/相談支援専門員)
全体司会:
狩野 俊介(八戸学院大学 健康医療学部 人間健康学科)
内容  精神障害者支援に、クライシス・プラン(以下、CP)が用いられることで期待されている側面は2つあります。
 1つは、精神保健福祉の側面です。2014(平成26)年の「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律」が施行され、医療保護入院患者の早期治療・早期退院を目指した取り組みの中に、CPの作成が位置づけられました。加えて、2018(平成30)年に通知された「地方公共団体による精神障害者の退院後支援に関するガイドライン」では、退院後の継続的な医療等のために「退院後支援に関する計画」の作成が示され、その中で病状が悪化した場合の対処方針を検討することが推奨されました(実質はCP)。このような側面から、CPは精神障害者の地域移行を円滑に進め、地域生活を継続するために、疾患と障害が併存する精神障害の悪化の予防と早期対応のための方法として期待されています。
 もう1つは、障害者福祉の側面です。我が国は2014(平成26)年に「障害者権利条約」を批准しました。その第12条「法律の前にひとしく認められる権利」によって、他者による代行意思決定から障害者本人が支援を受けて意思決定するあり方へとパラダイム転換が図られたと言われています。このことは、精神科病院への非自発的入院治療を受ける状況においても、精神障害者本人の意思決定を確保することが求められると考えられます。また、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律でも、障害者等の意思決定の支援に配慮するよう努める旨が規定されています。このような側面から、CPは精神障害の悪化により意思決定能力が低下した際でも、本人の意思決定に基づいた治療支援の提供を実現する方法として期待されています。
 精神障害者の社会的復権や権利擁護、自己決定の尊重を専門職倫理として掲げている精神保健福祉士は、このようなCPをその実践で用いることに関心を向け、その意義や課題を検証すべきではないでしょうか。本シンポジウムは、CP実践の経験を有する複数の精神保健福祉士をシンポジストとして招聘し、その実践内容とともにその有用性や課題について報告いただきます。そして、フロアの方々とのディスカッションを通して、精神障害者本人の意思決定や社会参加を実現するために、精神保健福祉士がCP実践に関与することの有用性や課題についてシェアし、多くの精神保健福祉士がCPの重要性について吟味する機会となることを目指します。
プレ企画6 発達障害の新しい知見とダイアロジカルアプローチ
講義 講師:
白木 孝二(Nagoya Connect & Share 代表/臨床心理士)
後藤 智行(柏駅前なかやまメンタルクリニック)
シンポジウム シンポジスト:
柴田 泰臣(NECST)
後藤 智行(前掲)
小沼 聖治(聖学院大学)
コーディネーター:
白木 孝二(前掲)
渡辺由美子(市川市)
内容  このプレ企画では、「発達障害」と「ダイアローグ」を取りあげます。
ソーシャルワーカーとして「発達障害」をどのように捉え、かかわるのか。「ダイアローグ」はどのような意義を持つのか。短い時間ではありますが、講演とシンポジウムを通して、フロアの皆様と共に考える機会といたします。
 まず、講演では「ダイアローグ」を考察します。「オープンダイアローグ」「アンティシペーションダイアローグ」「アーリーダイアローグ」、それぞれ単なる技法ではないと言われています。深い思想に基づき、私たちに気づきをもたらします。まだ実際に学んだことがない方にお勧めいたします。
 次にシンポジウムでは、「発達障害」にかかわり、「就労」「医療」「ダイアローグ」「教育」について実践している方々からの話題提供を受け、フロアの皆様と意見交換したいと考えています。
 「発達障害」は自閉症スペクトラム、ADHD、LD、吃音などの多様な障害を含むものです。また、脳の機能障害とされ、その特性は多岐にわたります。複数の障害が重複することも多く、その特性は「グラデーション」と言われるほど個別性が高く、日常生活での困難も、一方で高い能力も多様なものとなっています。
実践にあたり、その特性を学んだ上でかかわることが重要です。このシンポジウムでは実践を通して考えます。
 「発達障害」と「ダイアローグ」という、私たちが着目すべき事柄について、かかわり考える機会とします。興味関心を持っていただける皆様のご参加をお待ちしています。
プレ企画7 見逃せない!相談の向こうに見える虐待のサイン
シンポジウム 講義テーマ:
メンタルヘルス領域のソーシャルワーカーに必要な視点~死亡事例検討から見えるもの~
講師:
田中  哲(元東京都小児総合医療センター 副院長、子どもの虐待防止センター、こどもと家族のメンタルクリニックやまねこ 院長/児童精神科医)

実践報告テーマ:
虐待防止になぜ精神保健福祉士の視点が必要なのか
報告者:加藤 雅江(杏林大学医学部付属病院/精神保健福祉士)
内容  全国の児童相談所が受ける虐待対応件数は2017年度13万件を超えています。日々、痛ましいニュースを耳にするだけでなく、日常の相談支援業務を行う中でも不安を感じたり、対応に苦慮した経験もあるかと思います。虐待を深刻化させない、虐待を未然に防ぐために、メンタルヘルス領域のソーシャルワーカーが虐待の予防に関する知識を持つことは重要であると考えます。虐待や養育困難事例の対応をする中で、親の精神疾患の存在、メンタルヘルスの課題は無視することができないだけではありません。虐待を受けて育った子どもが課題を持ち、精神科の診察場面クライエントとして登場し、私たちが出会うことも考えられます。親世代が持つ、DV、摂食障害、アルコール・薬物などの依存、ひきこもり、自傷行為、自殺企図といった課題が要因となって、子どもたちが子どもらしく育つ環境を阻害しています。このような課題は見ようとしなければ見えてこないものであり、虐待を受けている子どもだけでなく、家族、とりわけ虐待する側の大人及びその周囲の環境全体を支援対象として捉えなければなりません。子どもへの虐待は、親たちが抱える要因に対する治療や支援が適切に行われず、不適切な養育の結果であると考えます。親である対象者の抱える課題をアセスメントし支援を行う、社会とのつながりを支え家族の孤立を防ぐ、このようなことは日々のソーシャルワークの中で私たち精神保健福祉士が当たり前のこととして行っていることです。 子どもの虐待防止対策が急がれるいま、そのスキルを持った精神保健福祉士の活用の促進が必要と考えます。そのためには精神保健福祉士の能力のボトムアップが不可欠なものと考えています。
 私たち精神保健福祉士に何ができるかを考えるきっかけとなるようシンポジウムを企画しました。小児精神科医である田中哲医師は東京都における児童虐待死亡症例の検討を行っています。田中氏から子どもの虐待、その背景について改めて話題提供をいただき、また、精神保健福祉士が支援を行ううえで、不可欠な視点についてお話しいただきます。そのうえで精神保健福祉士が医療の場で実際にどのような活動を行っているか実践報告を行います。
 そして、いま、何をすべきか考えたいと思っています。
特別講演 精神保健医療福祉施策の動向
時間 13:30~14:15
会場 センチュリーホール
講師 得津 馨(厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課 課長)
内容 最近の精神保健福祉施策についてご説明いただく予定です。
基調講演 原点の回帰からソーシャルワークの専門性を未来にむけて
時間 14:25~15:25
会場 センチュリーホール
講師 石川 到覚(大正大学 名誉教授)
座長 池戸 悦子(桶狭間病院 藤田こころのケアセンター、本全国大会・学術集会長)
記念企画 ソーシャルワークの専門性の共有
時間 15:45~17:30
会場 センチュリーホール
シンポジスト 田中 研一(地域活動支援センターめだか工房)
澤野 文彦(沼津中央病院、静岡県精神保健福祉士協会 会長)
川島 茉己(鷹岡病院)
コーディネーター 田村 綾子(聖学院大学 教授、本協会 副会長)
中住 正紀(生活支援センターさざなみ、本全国大会・学術集会 運営委員長)

8月31日(土)第55回全国大会・第18回学術集会(2日目)

★お知らせ★分科会およびポスターセッションの座長と共同発表者等の情報を更新しました。(7月30日現在)
★お知らせ★分科会およびポスターセッションの演題名等は、最終確認中のため、変更となる場合があります。また、共同発表者名は、最終確認後の掲載となります。ご了承ください。(7月19日現在)
分科会1-① さまざまな協働・ネットワーク
 【座長】
三上 雅丈(帯広生活支援センター/北海道)
下方 宏明(社会医療法人居仁会 障害者相談支援センターソシオ/三重県)

WRAPを活用した合同面接による援助者のクライエント理解の変化についての考察

○増田 真一(地域生活支援センターあーす)

近畿大学病院におけるハイリスク妊産婦への多職種協働の取り組み

○和田 照平(近畿大学病院 患者支援センター・メンタルヘルス科)

横浜市における勉強会によるネットワーク構築の実践 ~ここネット10年の活動を通して~

○岩崎 弘幸(横浜市中区生活支援センター),佐々木 正茂(横浜市こころの健康相談センター),根本 元(横浜丘の上病院)

一人の声(想い)を社会に届ける ~Yokohama PSW Laboratoryの挑戦~

○齋藤 美奈(積善会 曽我病院),石川 亮(イムスグループ江田記念病院),渡邊 武(イムスグループ江田記念病院)

精神障害者が地域で暮らし続けていくために ~地域のPSWを目指した原点「あじさいコンサート」に取り組むなかで学んだこと~

○椎葉 梢(あじさいの会 ゆったり工房)
分科会1-② 業務から専門性を探る

【座長】
塚本 哲司(埼玉県立精神保健福祉センター/埼玉県)
中島 佳代(社会福祉法人犬山市社会福祉協議会 犬山市障害者相談基幹センター/愛知県)

ACTのようなアウトリーチ型の支援で働く精神保健福祉士の業務実態調査について

○力久 愛(長崎ウエスレヤン大学)

「精神保健福祉士業務指針」を活用した日常業務の再構築 その1 ~日常業務点検ワークの開発と意義~

○坂入 竜治(武蔵野大学),岩本 操(武蔵野大学),赤畑 淳(立教大学),浅沼 充志(花巻病院),岡本 亮子(さいたま市教育委員会),栗原 活雄(こころのクリニックなります),鹿内 佐和子(目白大学),鈴木 あおい(メンタルケア協議会),古市 尚志(浅香山病院),渡辺 由美子(市川市),古屋 龍太(日本社会事業大学大学院)

「精神保健福祉士業務指針」を活用した日常業務の再構築 その2 ~教材「業務指針を活用した日常業務点検ワーク」の試行結果を踏まえて~

○浅沼 充志(花巻病院),岩本 操(武蔵野大学),赤畑 淳(立教大学),岡本 亮子(さいたま市教育委員会),栗原 活雄(こころのクリニックなります),坂入 竜治(武蔵野大学),鹿内 佐和子(目白大学),鈴木 あおい(メンタルケア協議会),古市 尚志(浅香山病院),渡辺 由美子(市川市),古屋 龍太(日本社会事業大学大学院)

スーパービジョンに対するニーズの関連要因についての実証分析 ~茨城県精神保健福祉士会における会員の業務実態調査より~

○小沼 聖治(聖学院大学),冨田 靖英(はまぎくの会),横山 佐央里(茨城県精神保健福祉士会)

精神保健福祉士の業務実態等に関する調査についての報告(1) ~現在の業務実態と今後の課題~

○鈴木 和(京都医健専門学校),宮部 真弥子(谷野呉山病院 脳と心の総合健康センター),原見 美帆(関西学院大学大学院博士課程),上野山 花菜(あすの実),小澤 一紘(日本精神保健福祉士協会),髙橋 健太(ひなた舎),富澤 宏輔(大阪人間科学大学),中西 奈央子(順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院),山口 雅弘(鷹岡病院),中川 浩二(和歌山県福祉保健部福祉保健政策局障害福祉課),水野 拓二(鷹岡病院),東海林 崇(PwCコンサルティング)

精神保健福祉士の業務実態等に関する調査についての報告(2) ~連携とコンサルテーションに焦点を当てて~

○富澤 宏輔(大阪人間科学大学),宮部 真弥子(谷野呉山病院 脳と心の総合健康センター),原見 美帆(関西学院大学大学院博士課程),上野山 花菜(あすの実),小澤 一紘(日本精神保健福祉士協会),鈴木 和(京都医健専門学校),髙橋 健太(ひなた舎),中西 奈央子(順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院),山口 雅弘(鷹岡病院),中川 浩二(和歌山県福祉保健部福祉保健政策局障害福祉課),水野 拓二(鷹岡病院),東海林 崇(PwCコンサルティング)
分科会1-③ スーパービジョン、研鑽
 【座長】
渡邉 俊一(希づき/福岡県)
中村 雅代(医療法人成精会 刈谷病院/愛知県)

精神保健福祉士がイキイキと働き続けられるために ~専門性を育む現任教育のススメ~

○岡田 隆志(埼玉県立精神医療センター),栗原 活雄(こころのクリニックなります),越智 あゆみ(県立広島大学),鈴木 詩子(成増厚生病院),鈴木 知子(生活支援センター コスモールいこま),森 新太郎(ミュー),山田 敦(川崎市障害者更生相談所南部地域支援室),島内 美月(八幡浜医師会立双岩病院),渡邉 俊一(希づき),松本 すみ子(東京国際大学),洗 成子(愛誠病院),岡本 秀行(川口市保健所)

組織内スーパービジョンの取り組み

○駒野 敬行,古市 尚志,比良 美千代,佐古 真紀,山本 めぐみ,今西 綾子,横溝 稔(浅香山病院)

組織におけるスーパービジョン体制の構築について

○高橋 正隆,高倉 野花(救世軍自省館)

業務内におけるスーパービジョンの試み

○高梨 峻作(レーヴェン勝田台),森山 拓也(城西国際大学)

初任者精神保健福祉士の成長過程を支える ~一般養成課程卒業後の学習会開催を通じて~

○野澤 昌三郎,(インターメディカル),小沼 聖治(聖学院大学),長嶺 悠子(あすぽ),大塚 利彰(自立センターむく),神山 左恵(インターメディカル)

新人精神保健福祉士の実習指導への参画 ~複数名指導の実践から見えた有用性~

○佐賀 良太,河崎 康代(五風会 さっぽろ香雪病院)
分科会1-④ ピアとの協働
 【座長】
有野 哲章(社会福祉法人蒼渓会/山梨県)
浅野 雅彦((医)春陽会 地域生活支援センターすいせい/岐阜県)

認知症の人への支援者からパートナーへ ~当事者の体験を聴く経験から得た援助観の変化

○吉川 敦(南部町国民健康保険西伯病院),飯田 真穂(倉吉病院),小笹 蓉子(養和病院),德田 裕一(渡辺病院)

ピアとの協働を通して精神保健福祉士の使命を考える

○川島 彩乃,安達 万里子,菅原 小夜子,渡邊 里佳,伊藤 みなみ,松永 知紘,朝比奈 弘樹(こころ)

ここリカ・プロダクションにおけるピアスタッフとメンバー、職員の協働 ~開設から5年のプロセスとメンバーと職員の語りからピアスタッフ採用の効果と課題を考える~

○橋本 達志,丸子 慎平,田中 良人(北海道精神保健推進協会多機能型事業所ここリカ・プロダクション)

障害者ピアサポーター養成研修受講者の働くうえでの意識・知識の変化

○種田 綾乃(神奈川県立保健福祉大学),山口 創生(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所),三宅 美智(岩手県立医科大学),彼谷 哲志(あすなろ),田中 洋平(豊芯会),栄 セツコ(桃山学院大学),坂本 智代枝(大正大学),内布 智之(日本メンタルヘルスピアサポート専門員研修機構),中田 健士(MARS),岩上 洋一(じりつ),門屋 充郎(十勝障がい者支援センター),岩崎 香(早稲田大学 人間科学学術院 ),

富山県精神保健福祉士協会の取り組み(第二報)当事者と協働する視点 ~ピアサポーター養成事業・派遣事業委託を通して見えたもの~

○小原 智恵(啓愛会 小矢部大家病院),寺西 映子(黎明の郷 地域活動支援センターひまわり),山本 貴浩,中林 寿聞(たびだちの会 地域活動支援センターとなみ野),上波 薫(信和会 あゆみの郷(サポート新川)),南部 由利子,山本 智明,谷 香代子(白雲会 あすなろセンター),小田 良光(和敬会 谷野医院),二口 貢(むげん),朝井 佐和子(富山県精神保健福祉協会 ゆりの木の里),福井 淳夫(緑心会 砺波サナトリウム福井病院),舟本 陽子,宮部 真弥子(和敬会 谷野呉山病院・脳と心の総合健康センター)

当事者が自分の体験を語るまでの過程と精神保健福祉士のかかわりについて

○菖蒲谷 恵里香,夏目 孝弘,手島 千登勢(しん)
分科会1-⑤ 対話を通じたかかわり
 【座長】
松村 健司(医療福祉センター渡辺病院/鳥取県)
福井 淳夫(医療法人社団緑心会 砺波サナトリウム福井病院/富山県)

ダイアローグ実践から見えてきた ~当事者の自己理解支援~

○越智 勇次(障がい者就業・生活支援センターアイリス)

ダイアローグ実践で見えてきた就労支援

○前川 麻友(PRACT BASE),後藤 智行(貴山会 柏駅前なかやまメンタルクリニック),村井 美和子(みどりの杜クリニック),越智 勇次(障害者就業・生活支援センターアイリス)

ダイアローグ実践から見えてきた、いわゆるʻ困難事例ʼの方の回復

○村井 美和子(みどりの杜クリニック),後藤 智行(柏駅前なかやまメンタルクリニック ),前川 麻友(PRACT BASE ),越智 雄二(障害者就業・生活支援センターアイリス)

ダイアローグ実践から見えてきた発達障害支援

○後藤 智行(柏駅前なかやまメンタルクリニック),村井 美和子(みどりの杜クリニック),越智 勇次(障害者就業・生活支援センターアイリス),前川 麻友(PRACT BASE)

地域移行支援における多職種多機関連携のためのネットワークミーティング ~アンティシペーションダイアローグの活用~

○古市 尚志(浅香山病院),井川 和行(わをん相談援助事務所)

訪問支援における認知行動療法のエッセンスを入れたかかわり

○加藤 啓太,新居 昭紀,上久保 真理子(互啓会 ぴあクリニック)
分科会1-⑥ メンタルヘルス課題への取組み
 【座長】
加藤 雅江(杏林大学医学部付属病院/東京都)
村居 巌(愛知医科大学病院/愛知県)

自殺念慮をもつクライエントへの介入 ~BASIC Phモデルを用いて「死にたい」と向き合う~

○高橋 英輔(ほがらか会 もとだて病院/OVA),川村 麗華(ほがらか会 もとだて病院)

ユース・メンタルサポートセンターMIEにおける10年間の実践 ~精神保健福祉士が果たした役割~

○山本 綾子(三重県立こころの医療センター)

A市のこころの相談窓口を担当して ~精神保健福祉士として地域相談を行う役割と課題~

○大野 亜紀子(もえの会 萠作業所),末田 邦子(愛知淑徳大学),匂坂 みゆき(もえの会 作業所のどか),年徳 尚子(無所属)

睡眠教育(眠育)による子どものメンタルヘルス支援

○大西 良(筑紫女学園大学)

性的違和と精神保健福祉との関連

○松尾 祐子(富山福祉短期大学)

ろう俳優による演劇を取り入れた聴覚障害者のメンタルヘルス学習会

○舘脇 千春,稲 淳子(日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会)
分科会1-⑦ 支援事例からの学びⅠ
 【座長】
栗原 活雄(こころのクリニックなります/東京都)
辻 尚子(公益財団法人 松原病院/福井県)

発達特性を活かす! ~オーダーメイドの就活~

○神尾 美樹(ハローワークたかさき)

スクールソーシャルワークにおける子どもの貧困支援事例に関する一考察

○池田 恵子(神奈川県教育委員会)

精神保健福祉士としての自己覚知 ~長期入院者の事例から~

○濵口 愛(静心会 グループホームなごむつどう)

自立訓練(生活訓練)事業所における地域との協働サークル活用の効果に関する考察 ~解決思考アプローチにおけるリソースとしての地域協働~

○池田 佳織(ひらいルミナル 地域活動支援センターこまつがわ),義満 海美(ヒーライトねっとアクティビティサポートセンターゆい),河野 文美,吉沢 浩一(ヒーライトねっと)

A氏への訪問支援を振り返ってのかかわりや支援についての一考察

○髙杉 正(宗像病院)

医療観察制度における対象者とのかかわりから地域支援のあり方について考える

○田原春 豊之(青生会 グループホーム菊陽苑)
分科会1-⑧ 精神保健福祉士の視点、役割
 【座長】
岡本 秀行(川口市保健所/埼玉県)
吉岡 夏紀(社会福祉法人 共友会/石川県)

リカバリーは当事者だけのもの? ~当事者として、そして精神保健福祉士としてのリカバリー~

○瀬戸 麻貴(南足柄市 福祉健康部福祉課),瀬戸 崇史(南足柄さつき会)

ゆるやかに見守る伴走者たち ~その輪の中で~

○岸田 雅子(指定特定相談支援事業所 藤田メンタル相談所)

「代理行為」から得られた気づき ~相談室とデイケアでの実践を通して~

○黄瀬 忠博(浅香山病院)

クライエントがPSWに期待すること ~PSWに対する職業イメージの分析から~

○髙木 ゆいか,末吉 真由美,中釜 美紀,平川 愛実,古藤 倫子(仁心会 松下病院)

クライシス・プランと精神科事前指示に関連した文献検討

○狩野 俊介(八戸学院大学/東北福祉大学大学院)

沖縄県協会における法人後見活動 ~そこから見えてきたもの~

○川平 哲郎,島 直美,真栄平 勉,喜納 ひろみ,田中 望江,笹木 徳人,知名 久江,知念 朝子,石川 淳,新垣 安大,仲上門 弘一(沖縄県精神保健福祉士協会)
市民公開講座①【テーマ】第22回 あした天気にな~れ ~誰もが安心して暮らせる街づくり~
時間 10:00~12:00
会場 白鳥ホール
趣旨説明 竹中 秀彦(京ケ峰岡田病院、本協会 前会長)
コーディネーター 岩上 洋一(一般社団法人全国地域で暮らそうネットワーク 代表理事)
砂田 雄次(北医療生活協同組合 北メンタル・クリニック)
シンポジスト 末次 あや 氏
神本 恵子 氏(社会福祉法人ぶなの木福祉会 陽なた)
弘重 和史 氏(NPO法人メンタルネットワーク稲穂 いなほの家)
川﨑 幸春 氏(こころと生活の相談センターこもれび)
内容 一般社団法人愛知精神保健福祉士協会が家族会、病院協会等と毎年開催している「精神障害者の生活を考える集い」を全国大会バージョンでお届けします。様々な立場の登壇者を迎えたシンポジウムを企画しています。
 PDF  ご案内チラシ(900KB)
ポスターセッション

東日本大震災復興支援委員会の取り組みの軌跡 ~成果と課題の検証へ向けて~

○伊藤 亜希子(福島県立医科大学医学部 災害こころの医学講座),菅野 好子(大洋会),北村 昇二(宮古山口病院),長谷 諭(宮城県立精神医療センター),嵐 朋子(ひまわりデイサービスセンター),菅野 直樹(福島赤十字病院),伏見 香代(相馬広域こころのケアセンターなごみ),小渕 恵造(ロカーレ),鴻巣 泰治(西熊谷病院),三瓶 芙美(青山会津久井浜クリニック),菅野 正彦(桜ヶ丘病院)

啓発落語による講演活動の10年を振り返る ~またき亭いっぱいとの協働が生み出す精神障害理解~

○村上 貴栄(関西医科大学総合医療センター)

岩手県における社会的ひきこもりの実態調査について

○川乗 賀也(岩手県立大学)

大学生におけるWellness Recovery Action Plan実施6カ月後

○片山 優美子,森 恵美,森田 靖子(長野大学)

西日本豪雨災害支援におけるソーシャルワーカーの役割および課題

○中嶋 克成(徳山大学)

リカバリーカレッジOKAYAMAの挑戦と課題

○木本 達男(リカバリーカレッジOKAYAMA),坂本 明子(久留米大学)

大学生を対象にしたゲートキーパー養成講座のプログラムの試み ~自治体と学生との協働の取り組み~

○坂本 智代枝(大正大学人間学部社会福祉学科),岩浅 秀登(豊島区池袋保健所),山田 裕貴(大正大学大学院社会福祉学専攻)

精神科救急病棟における精神保健福祉士業務 ~基本姿勢と課題~

○山本 かおり(静心会 桶狭間病院藤田こころケアセンター)

地域での自立生活を支援するピアサポート活動 ~その現状と課題~

○岩崎 香(早稲田大学),田中 洋平(豊芯会),東海林 崇(PwCコンサルティング),坂本 智代枝(大正大学),栄 セツコ(桃山学院大学),山口 創生(国立精神・神経医療研究センター),種田 綾乃(神奈川県立保健福祉大学),岩上 洋一(じりつ),中田 健士(MARS),彼谷 哲志(あすなろ),内布 智之(日本メンタルヘルスピアサポート専門員研修機構),門屋 充郎(十勝障がい者支援センター)

職場内グループスーパービジョンを通してソーシャルワーカーの育成を考える

○菅 貴子,三島 泰郎,井上 薫子(長谷川病院)
分科会2-① アディクション、災害支援
 【座長】
中川 浩二(和歌山県福祉保健部 福祉保健政策局 障害福祉課/和歌山県)
雲川 伸正(西山クリニック/愛知県)

依存症関連問題における地域別課題明確化のためのアンケート調査 ~支部長アンケート報告~

○引土 絵未(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所),小関 清之(斗南会 秋野病院),池戸 悦子(静心会  桶狭間病院藤田こころケアセンター),岡村 真紀(信和会 高嶺病院),加藤 雅江(杏林大学医学部付属病院),神田 知正(井之頭病院),齊藤 健輔(東北会 東北会病院),佐古 惠利子(リカバリハウスいちご),稗田 幸則(志仁会  西脇病院),山本 由紀(上智社会福祉専門学校)

依存症関連問題における地域別課題明確化のためのインタビュー調査報告

○神田 知正(井之頭病院),小関 清之(秋野病院),池戸 悦子(桶狭間病院藤田こころのケアセンター),岡村 真紀(高嶺病院),加藤 雅江(杏林大学医学部付属病院),佐古 恵利子(リカバリハウスいちご),齊藤 健輔(東北会病院),稗田 幸則(西脇病院),引土 絵未(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 ),山本 由紀(上智社会福祉専門学校 )

当院におけるアルコール依存症者の退院後の飲酒状況とその考察 ~精神保健福祉士が入院中に介入した患者を対象とした調査から~

○緒形 将一,清水 洋延(亀田総合病院)

東日本大震災復興支援委員会発! ~検証から発展へ~(第1報)

○菅野 直樹(福島赤十字病院),菅野 好子(慈愛福祉学園),北村 昇二(宮古山口病院),長谷 諭(宮城県立精神医療センター),嵐 朋子(ひまわりデイサービスセンター 障がい者相談支援室),伊藤 亜希子(福島県立医科大学医学部 災害こころの医学講座),伏見 香代(相馬広域こころのケアセンターなごみ),鴻巣 泰治(西熊谷病院),小淵 恵造(ロカーレ相談支援事業所ほっと),三瓶 芙美(青山会津久井浜クリニック),菅野 正彦(桜ヶ丘病院)

被災地におけるサロン活動の意義と課題 ~福島県外避難者を対象としたサロン活動の経過から~

○渡部 裕一,大泉 みのり,大場 幸江,樋口 徹郎(みやぎ心のケアセンター)

熊本DPAT活動における精神保健福祉士の活動と視座 ~フェーズ3・4におけるロジスティクスとしての役割と新たな可能性~

○宮原 沙織,大嶌 高昭(富尾会 桜が丘病院),茶屋道 拓哉(鹿児島国際大学福祉社会学部)
分科会2-② 専門職教育・研鑽
 【座長】
島内 美月(八幡浜医師会立双岩病院/愛媛県)
吉田 みゆき(同朋大学 社会福祉学部/愛知県)

精神保健福祉士向け自殺予防研修の開発 ~研修前後の調査結果から見えてきたことと今後の課題~

○大髙 靖史(日本医科大学付属病院),吉野 比呂子(昭和女子大学),市川 明美(神奈川県厚木保健福祉事務所),柳瀬 一正(東京都立多摩総合医療センター),宮武 薫(東京都立東大和療育センター),工藤 綾乃(糀谷作業所),吉弘 裕輔(フォルテ司法書士事務所),池本 三太(ストレスマネジメントCBTオフィス),栗原 孝実(えどがわ悠人会)

Let's 事例検討

○大栗 永瑞(岐阜病院),二本柳 覚(日本福祉大学スーパービジョン研究センター),高橋 香(無所属),魯 慈忍(GCC大垣校 ),松永 結実(無所属)

若手PSW向けアセスメント研修プログラムの実践報告 ~2回の研修企画とフォローアップ研修を終えて~

○浅野 恵美子(地域活動支援センター畦道),小林 正裕(八事病院),加藤 文昂(稲沢厚生病院)

“人―地域―社会”を結ぶトラウマインフォームドケアの実践

○大岡 由佳(武庫川女子大学),池田 裕美枝(京都大学医学部附属病院),大江 美佐里(久留米大学医学部),周藤 由美子(ウィメンズカウンセリング京都),角野 太一(ハートフル輪っふる),田口 奈緒(兵庫県立尼崎総合医療センター),中山 健夫(京都大学大学院),主田 英之(徳島大学),毎原 敏郎(兵庫県立尼崎総合医療センター),矢野 阿壽加(洛和会ヘルスケアシステム)

地域生活を支援する福祉専門職の医療と介護の連携 ~医療と介護分野における福祉専門職の連携促進研修を実施して~

○行實 志都子(神奈川県立保健福祉大学),金井 緑(樹診療所)

精神保健福祉士の実践を可視化する ~埼玉県精神保健福祉士協会学術委員会の取り組み~

○相川 章子(聖学院大学),栗原 浩之(上尾市),鈴木 篤史(じりつ),森田 久美子(立正大学),忽滑谷 裕美(じりつ),横林 隆根(あげお福祉会),松尾 園子(上尾市)小沼 聖治(聖学院大学),河本 次生(埼玉県立精神保健福祉センター),大久保 圭子(あげお福祉会)
分科会2-③ 支援事例からの学びⅡ
 【座長】
尾形 多佳士(さっぽろ香雪病院/北海道)
徳山 勝(半田市社会福祉協議会 半田市障がい者相談支援センター/愛知県)

自己決定を援助する面接スキル ~問題解決技法を応用した一事例~

○上田 広大(北大通こころのクリニック)

デイケアでのかかわりから学んだこと

○依田 英津子(静心会 桶狭間病院藤田こころケアセンター)

精神科で取り組む難病支援

○藤本 悠子(愛知県精神医療センター)

アセスメントと介入における「精神保健福祉士という私」の省察の重要性 ~親子支援の一事例を通して~

○小野 史絵(藤井クリニック),栄 セツコ(桃山学院大学),辻本 直子(オラシオン),榎原 紀子(風真鶏),平田 はる奈(地域生活サポートセンターとらいむ),玉岡 枝里子(三家クリニック)

場面緘黙当事者、経験者の支援について ~場面緘黙当事者、経験者のピアサポートについての実践報告~

○髙橋 幸広(太田幸陽会 障害者生活ホーム)

家族自身で問題解決できる「場(プラットフォーム)」の構築 ~メリデン版訪問家族支援の実践を通して~

○上久保 真理子,鴨藤 奈菜子,新居 昭紀,加藤 啓太(ぴあクリニック),佐藤 純(京都ノートルダム女子大学),森田 久美子(立正大学),藤原 正子(福島学院大学)
分科会2-④ 司法と福祉をつなぐ
 【座長】
山田 真紀子(よりそいネットおおさか大阪府地域生活定着支援センター/大阪府)
関谷 紀裕(法務省岐阜保護観察所/岐阜県)

社会福祉の支援が届かない対象者たち ~地方更生保護委員会の委員としてかかわるなかで~

○宮沢 和志(名古屋医専)

医療観察法における普及啓発活動からみえてきたもの

○磯﨑 輝明(静岡保護観察所)

ケースフォーミュレーションから考えるアセスメント ~治療困難性の高い対象者に対する支援~

○江村 直樹(岡山県精神科医療センター),定森 亘威(希望ヶ丘ホスピタル),松原 泉(岡山保護観察所)

東京精神保健福祉士協会司法ソーシャルワーク委員会の研修体系について ~支援の質の向上を目指して~

○羽毛田 幸子(豊芯会 地域生活支援センターこかげ),関原 育(ほっとすぺーす),佐藤 妙(こころスペース奏),三木 良子(帝京科学大学),吉澤 豊(日本福祉教育専門学校),笹森 令温(東京総合福祉),小林 桂子(三幸福祉カレッジ),近藤 周康(昭和大学横浜市北部病院),市川 明美(神奈川県厚木保健福祉事務所)

サインの発信や受信が困難な子ども等への犯罪被害者等支援に関する研修(支援者支援)の重要性

○大塚 淳子(帝京平成大学 現代ライフ学部),大岡 由佳(武庫川女子大学 文学部),寺川 太佳子(熊本県 監査委員事務局)

犯罪被害者等支援および条例策定における精神保健福祉士の役割

○木本 克己,岡庭 陽子(横浜市市民局人権課)
分科会2-⑤ 地域移行-病院・地域・協働-
 【座長】
増田 喜信(三方原病院・静岡県)
森井 曜子(桶狭間病院藤田こころケアセンター/愛知県)

地域移行推進システムの考案 ~地域移行を果たした精神障害者の語りから~

○坂本 茉衣子(ハートフル 障害者相談支援センター輪っふる)

体験宿泊を活用した地域移行支援実践に対する考察

○古橋 陽介(相談支援センターくらふと),田中 由佳理(グループホーム遊牧舎),吉澤 浩一(相談支援センターくらふと)

加賀市における退院支援の取り組みについて(地域包括ケアシステムの構築に向けて) ~精神科医療機関の立場から~

○蔭西 操,花村 珠実(長久会 加賀こころの病院),岩尾 貴,坂井 玲菜,堂前 大輔(加賀市障がい者基幹相談支援センター)

加賀市における退院支援の取り組みについて(地域包括ケアシステムの構築に向けて) ~相談支援事業所の立場から~

○堂前 大輔(朋友会 加賀市障がい者基幹相談支援センター),蔭西 操(長久会 加賀こころの病院),岩尾 貴,坂井 玲菜(朋友会 加賀市障がい者基幹相談支援センター),寺井 康代,田中 知子,松原 瞳(朋友会 相談支援事業所かが)

地域移行支援事業を利用して得たこと

○吉井 幹男(静心会 桶狭間病院藤田こころケアセンター)

地域移行機能強化病棟における退院支援から得た気づき

○野﨑 久美子(総合心療センターひなが)
分科会2-⑥ 制度・政策の課題に取り組む
 【座長】
長谷 諭(宮城県立精神医療センター/宮城県)
澤野 文彦(沼津中央病院/静岡県)

入居時平均年齢19歳、若者グループホーム「キキ」の挑戦 -3-

○西隈 亜紀(グループホーム「キキ」)

精神保健福祉法第23条通報における精神保健福祉士等専門職の役割に関する一考察

○佐々木 英司(全国精神保健福祉相談員会),河本 次生(埼玉県立精神保健福祉センター),波田野 準也(青森市保健所),佐藤 裕大(獨協医科大学日光医療センター),小池 純子(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)

就労・雇用支援の在り方検討委員会報告

○森 克彦(アンダンテ就労ステーション),廣江 仁(あんず・あぷりこ),岩瀬 敏彦(出合いの家),谷奥 大地(アンダンテ就労ステーション),松村 健司(渡辺病院),中原 さとみ(桜ヶ丘記念病院),吉岡 夏紀(やたの生活支援センター),太田 隆康(相談室あめあがり),稲垣 佳代(高知県立大学)

新たな時代における精神障害者就労のあり方について ~北海道から見えてきた農業を活用した可能性~

○木下 一雄(名寄市立大学)

障害年金受給支援における精神保健福祉士の使命と可能性 ~長野県・兵庫県での研修アンケートの結果から~

○河野 康政(明石市役所),青木 聖久(日本福祉大学),荒川 豊,二宮 美和(豊科病院),沖田 修司(神戸白鷺病院)

精神障害を有する聴覚障害者へのソーシャルワーク ~全国調査から見えたこと 見えないこと~

○森 せい子(聴力障害者情報文化センター)
分科会2-⑦ 多様な実践
 【座長】
渡辺 由美子(市川市身体障害者福祉センター/千葉県)
伊藤 整一(医療法人 桜桂会 犬山病院/愛知県)

当院デイケアにおける発達障害のある方への支援の実際 ~既存のデイケアで行える支援のあり方について~

○池沢 佳之(ハートクリニックデイケア),剱持 慈子(ハートクリニックデイケア),吉野 冴(ハートクリニック横浜)

基幹相談支援センターによる相談支援専門員をサポートするための取り組み ~新設された精神障害者支援体制加算に着目して~

○後藤 謹武,足立 麻子,石田 香緒里(明石市社会福祉協議会 明石市基幹相談支援センター)

フットサルを通してリカバリーを考える ~一人ひとりのパスをつなげたその先に見えるもの~

○伊藤 みなみ,朝比奈 弘樹,松永 知紘,菅原 小夜子,渡邊 里佳,川島 彩乃,安達 万里子(こころ)

就労継続支援B型施設からの就労 ~一般社団法人えのき舎の取り組み~

○山根 敏幸(えのき舎 えのき天拝),大山 和宏(えのき舎 和楽えのき)

家族による家族学習会の効果 ~吉村病院の実践より~

○清水 有美(敬寿会 吉村病院)
分科会2-⑧ 調査研究を通じて課題を明らかにする
 【座長】
知名 純子(まるいクリニック/京都府)
瀧 誠(愛知淑徳大学 福祉貢献学部/愛知県)

アカデミック・ハラスメントの加害者対応に関する一考察 ~デンマークの対人援助職への創作事例を用いたインタビューを通して~

○中澤 未美子(山形大学 学術研究院)

宿泊型自立訓練の意義と課題に関する考察 ~過去5年間の入退所実績の結果から~

○横山 基樹(精光会 宿泊型自立訓練施設悠々)

身寄りのない精神障害者への支援について

○有馬 裕貴(久留米大学比較文化研究科前期博士課程・多布施クリニック)

一人暮らし精神障がい者の地域とのかかわりにおける課題

○倉橋 真弓(きくがわ作業所),原田 正美,杉村 友吾(地域活動支援センターMネット),竹林 勇一(工房オアシス)

精神科救急病棟における精神保健福祉士のかかわりの有効性について ~再入院の予防の観点から~

○佐藤 裕一,種田 百合子,近藤 周康(昭和大学横浜市北部病院総合サポートセンター),山本 和宏(昭和大学烏山病院),富岡 大,稲本 淳子(昭和大学横浜市北部病院メンタルケアセンター),西川 徹(昭和大学横浜市北部病院総合サポートセンター)

精神保健福祉士の長期入院患者の退院支援に関する記述疫学的研究 ~北海道の精神保健福祉士への調査~

○元井 昭紀(南空知地域生活センターりら),徳永 達哉(札幌ひばりが丘病院),山村 哲(なるかわ病院)
市民公開講座② チャレンジ!誰にでも輝ける場所がある
時間 13:30~15:30
会場 白鳥ホール
 講師 大前 光市(義足のプロダンサー)
 プロフィール 国内外のコンクールで優勝など受賞歴多数。テレビ、CM、新聞、雑誌などメディアへの出演も多数。2016年リオ・パラリンピック閉会式では義足のダンサーとしてソロを踊り世界から賞賛を浴びた。
 PDF ご案内チラシ(680KB)