復興支援本部情報

 東日本大震災復興支援本部第1回会議開催!

 東日本大震災から1年余り。この間構成員の皆様にはさまざまな形で被災地を支援していただきましたことを改めて感謝申しあげます。

 しかしながら復興の歩みはなお遅く、原発事故の影響は再生に向けて大きな壁となって立ちはだかり、被災者の生活再建は大きく立ち遅れているのが現実です。そこここに積み上げられたまま処分のあてのない瓦礫が象徴する被災地の問題の複雑さ、困難さ。しかしその目に見える災害の爪痕よりも、さまざまに大切なものを喪失し心に癒えない傷跡を抱えている人の孤独と絶望は更に深くなっているのではないでしょうか。私たち精神保健福祉士が担うべき役割や取り組むべき課題も一層明らかになってくるでしょう。

 この4月8日、第1回東日本大震災復興支援本部会議が宮城県仙台市で開かれます。復興支援本部は東北の支部長すべてに委員をお願いいたしました。被災地あるいはその近くにあって痛みをもっとも知る方々が中心となり、具体的、現実的な取組みの展開がなされること、それを協会が全面的に支える体制をというスタンスで構成されています。

 再生に向けての道程は果てしなく遠く、被災地、被災された人々と共に歩むことを宣言(※)した日本精神保健福祉士協会もまた覚悟を持って臨まねばなりません。構成員の皆様お一人お一人が被災地に思いを馳せていただき、継続してさまざまなご支援を賜りますようにお願い申しあげます。また復興支援本部へはご支援・ご協力をお願いするとともに忌憚ないご意見・ご指導をいただければと思います。

2012年4月6日

社団法人日本精神保健福祉士協会 会長 柏木 一惠

東日本大震災復興支援宣言「乗り越えよう!復興を信じて」(2011年6月11日)


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