2023年度から認定SVR養成研修の受講要件等が変わります

認定スーパーバイザー養成委員会  

 「認定スーパーバイザー養成研修」(以下、「研修」)は2003年度から開始し、研修を実施する中で、いくつか改正を行ってきました。

 2015年度には、SV体験を持たない受講者は、SVのイメージが作りにくく研修を継続しにくい傾向があることから、受講要件の変更やSV経験のない方には、みなし要件(当面の間、認定SVRまたは認定SVR養成委員による1時間の面談をもって要件を満たす)を設けました。しかしながらこの間の運用を経た結果、1回の面談をSV経験と読み替えることは難しいと判断するに至りました。

 そこで2023年度から、受講要件等を変更します。今後、受講要件を達成するために時間を要することが考えられますので要件をご確認の上、本研修の受講をご検討の方は、お早めに準備をお進めくださいますようお願いします。

1.受講要件の変更

1)変更箇所

第19回(2023年度)から 第18回(2022年度)まで
B 原則として、本協会認定SVRもしくは認定SVR養成委員会委員によるSV(個別・グループ)を受けた経験を有し、認定SVRもしくは認定SVR養成委員会委員及び支部長の推薦を受けること B 原則として、本協会認定SVRもしくは認定SVR養成委員会委員によるSV(個別・グループ・ピア等)を受けた経験を有し、認定SVRもしくは認定SVR養成委員会委員及び支部長の推薦を受けること
削除 Bの経験がない者は、当面の間、本協会認定SVR又は認定SVR養成委員会委員との1時間以上の面談をもって要件を満たしたものとみなす。
○Bで求めるSVとは、対面を基本とし、契約の回を除き、最低3回以上のSVを受けた経験を言う  

2)受講要件 ※次の条件を満たす方(全て必須)

@認定精神保健福祉士であること
A精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの実務経験が10年以上であること
B原則として、認定SVRもしくは認定SVR養成委員によるSV(個別・グループ)を受けた経験を有すること。

※1)Bで求めるSVとは、対面を基本とし、契約の回を除き、最低を3回以上★のSVを実施する(状況によってはオンラインSVを可とする。本協会Zoomアカウントの貸し出し希望場合は応相談。1回のSVの時間は1時間以上とする)。

2)推薦者となる認定SVRは、「都道府県精神保健福祉士協会等においてSVを行うことが責務の1つである」となっています。原則として申込者と同じ都道府県支部又はブロック内に所属している人の中からご依頼ください。

認定SVR又は本委員会委員のご紹介を希望される方は、WEBサイトをご確認いただくか、事務局までお問い合わせください。(会員ページへの掲載:認定SVR本委員会委員本研修のための契約書

2023年度は契約回+SV2回で要件を満たします。本研修受講を機会に、協会が進める支持的SVを受けてみませんか?

★2023年度に限り契約の回数を除き、2回のSVでも要件を満たすものとみなす。

2.第19回認定SVR養成研修・日程等

 2023年度の本研修の募集は、3月15日から本紙及びWEBサイトにて開始します。実践編における研修の日程も同日に公開します。

第19回認定SVR養成研修

基礎編:2023年8月4日(金)〜6日(日)

実践編における研修:2024年2月の日曜日

受付開始:2023年3月15日(水)(締切:5月19日(金))

(研修センターだより「Start Line No.83」(2023年1月15日発行)より抜粋)