ソーシャルワーク研修2020~知識や技術を高めよう~
2021年3月27日(土)・4月3日(土)・4月4日(日)、オンライン(Zoom)にて開催

研修センターとしては、受講者・講師のみなさまの安全が保障できる情勢となりましたらご参集いただける集合研修を開催いたしますが、現時点では当面の間、オンライン研修による開催となりますことを何卒ご容赦ください。

参加のお誘い

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響をうけ中止となったソーシャルワーク研修のうち、6テーマについてオンライン研修にて募集を開始します。
 リアルタイムでご参加いただくプログラムは半日開催へ変更し、テーマによっては事前視聴を取り入れています。

 委員会・プロジェクトが総力を挙げて厳選したテーマに基づき、これまでの実践の振り返り、また新たなチャレンジにつながる内容です。これまでとは違ったツールや新しい形式を活用しながら、大きな成果を得られることを期待いたしましてご案内申しあげます。

 

テーマ

日程等  テーマ  □事前課題
■事前視聴
 定員
(演習有無)
3月27(土) AM

テーマ1
その就労・雇用支援、ソーシャルワークと言えますか?
~ソーシャルワーク視点に基づく就労・雇用支援の実践~

■事前視聴有 30人
●演習有

[受付終了]
PM テーマ2
認知症疾患医療センターの相談員に求められる力を高めよう!
~相談力・連携力・企画力~
□事前課題有
■事前視聴有
30人
●演習有

[受付終了]
4月3日(土) AM テーマ3
働くことを支える
~産業精神保健分野の“精神保健福祉士”養成講座 partⅢ~
なし 30人
●演習有

[受付終了]
PM テーマ4
ソーシャルワーカーのための災害支援研修
~人の復興を支えるプロをめざして~
なし  100人
○演習無 
 4月4日(日) AM  テーマ5
あたりまえの生活を支えるために~私たちにできること~
なし 100人
○演習無
PM テーマ6
進めよう!深めよう!私たちが目指す社会的復権
~改めて精神障害者の社会的復権樹立について語り合い、
明日からの実践を創造しよう~
□事前課題有 30人
●演習有

[受付終了]

プログラム

テーマ1
その就労・雇用支援、ソーシャルワークと言えますか?~ソーシャルワーク視点に基づく就労・雇用支援の実践~

 制度の枠組みだけにとらわれず、ソーシャルワークの視点に基づいた就労支援の展開について考えます。具体的に就労支援分野におけるアセスメントの在り方を整理するとともに、就労支援現場の実践を権利擁護の視点から点検し、就労支援分野におけるソーシャルワークの実践の展開につなげたいと考えています。


 ●事前視聴

「就労・雇用支援におけるアセスメント(総論)」(60分)
 講師:稲垣 佳代(高知県立大学社会福祉学部)★

「就労・雇用支援におけるアセスメント(各論)」(60分)
 講師:中原 さとみ(桜ヶ丘記念病院)★

「就労・雇用支援における権利擁護」(60分)
 講師:太田 隆康(相談室あめあがり)★


 ●3月27日(土)オンライン

09:00-09:30 受付(30分)

09:30-09:40 開講式・オリエンテーション(10分)

09:40‐09:50 オリエンテーション(10分)

09:50‐10:15 講義1「ソーシャルワークの視点と就労・雇用支援Ⅰ」(25分)
           講師:吉岡 夏紀(やたの生活支援センター)★

10:15-10:20 休憩 (5分)

10:20-11:05 演習1(45分)

11:05-11:30 講義2 「ソーシャルワークの視点と就労・雇用支援Ⅱ」(25分)
           講師:吉岡 夏紀(やたの生活支援センター)★

11:30-11:35 休憩 (5分)

11:35-12:20 演習2(45分)

12:20-12:50 全体でシェア及び質疑応答、まとめ(30分)

12:50-13:00 閉講式(10分)

★本協会 就労・雇用支援の在り方検討委員会/敬称略



テーマ2
認知症疾患医療センターの相談員に求められる力を高めよう!
~相談力・連携力・企画力~

 センター相談員のための、本協会初めての研修です。2019年に実施した『認知症疾患医療センターの専門医療相談に関するアンケート』から見えてきた相談員の役割や課題について共有し、“センターの相談員に求められる力とは何か?”を講義や演習を通して、参加者同士が相互交流を図りながら学びあえる機会をと考え企画しました。相談員としての基本的なスキルや姿勢、アセスメント、他機関との連携やネットワークづくりについて学びたい方、他のセンターの相談員がどのような実践をしているか知りたいという方、みなさまのご参加をお待ちしています。


 ●事前課題

以下の報告書を事前にご一読いただくこと

「認知症疾患医療センターの専門医療相談に関するアンケートの調査報告書」(2019年実施)


 ●事前視聴

講義「認知症疾患医療センターの現状把握と共有」(30分)
  講師:佃 正信(新生病院)★

シンポジウム「認知症疾患医療センターの相談員に求められる力とは?~他職種からの期待 企画力に焦点をあてて~」(90分程度)
 シンポジスト:
   釜江 和惠(浅香山病院/医師)
   山川みやえ(大阪大学大学院医学系研究科/看護師)
   佐伯 香織(玉出地域包括支援センター/精神保健福祉士)
   柏木 一惠(浅香山病院)★


 ●3月27日(土)オンライン

14:00-14:30 受付(30分)

14:30-14:40 開講式・オリエンテーション(10分)

14:40-14:55 講義1「相談力」(15分)
           講師:佐古 真紀(浅香山病院)★

14:55-16:05 演習1(70分)
           演習担当:新田 怜小(サポートセンターほっと)★

16:05-16:20 グループから発表(15分)

16:20-16:30 休憩(10分)

16:30-16:50 講義2 「連携力」(20分)
           講師:畠山 啓(東京都健康長寿医療センター)★

16:50-17:40 演習2(50分)
           演習担当:蔭西 操(南加賀認知症疾患医療センター)★

17:40-17:50 グループから発表(10分)

17:50-18:00 閉講式(10分)

★本協会 分野別プロジェクト「認知症」/敬称略



テーマ3
働くことを支える
~産業精神保健分野の“精神保健福祉士”養成講座 partⅢ~

 働き方改革の取り組みと同時期に発生した、新型コロナ感染症により、昨年は、職場環境を劇的に変化させる出来事が続きました。産業精神保健分野で働く精神保健福祉士も増えつつある中で、職場のメンタルヘルス対策の推進に、精神保健福祉士が果たす役割は、ますます重要になっています。
 前半は、産業精神保健分野の基礎知識を学び、実践から「連携」を考え、最後に、演習形式で事例等を通して、理解を深める基礎講座です。是非、この機会に働く人の健康を支えるソーシャルワークについて学び、新たな視点で「働くこと」を一緒に考えていきましょう。


09:30-10:00 受付

10:00-10:10 開講式・オリエンテーション(10分)

10:10-11:00  講義1「産業精神保健(概論)」(50分) 
           講師:真船 浩介(産業医科大学)

11:00-11:50  実践紹介+討議(50分)
            司会・ファシリテーター: 佐藤 恵美(沖縄メンタルサポート&コンサル)
            報告者:佐々木 紀恵(株式会社ヒューマニーズ)

11:50-11:55 休憩

11:55-12:50 講義2・演習「ハラスメント問題の理解と対応」(55分)
            講師:長江良太 ((株)ジャパンEAPシステムズ)
                田村 智美 ((株)ジャパンEAPシステムズ九州支社)

12:50-13:00 閉講式

★本協会 分野別プロジェクト「産業精神保健」/敬称略



テーマ4
ソーシャルワーカーのための災害支援研修~人の復興を支えるプロをめざして~

 昨今、日本全国で多くの災害が起こっており、人々の被災地支援に対する意識も高まっています。同時に福祉専門職としてのソーシャルワーカーへの期待も寄せられています。本テーマでは、我々が身につけておくべき災害支援の知識と技術を習得するとともに、過去の実践例から被災地支援における対人支援のあり方について学びます。災害支援体制整備委員会では、東日本大震災からの10年間の本協会の災害支援に関する実践を省みて、新型コロナウィルス感染症の影響で延期となっていました本研修を実行することといたしました。多くの皆さま方の参加をお待ちしております。


 ●4月3日(土)オンライン

14:00-14:30 受付(30分)

14:30-14:40 開講式・オリエンテーション(10分)

14:40-15:00 講義1「ソーシャルワーカーの災害支援活動」(20分)
           講師:河合 宏(こころの医療たいようの丘ホスピタル)★

15:00-15:05 休憩(5分)

15:05-16:05 講義2「東日本大震災とソーシャルワーク~女川町での取り組みを通じて~」(60分)
           講師:鶴 幸一郎(フォレスト倶楽部)

16:05-16:10 休憩(5分)

16:10-17:50 パネルディスカッション
         「突然の災害から学んだもの~備えは常に~」(100分)
           進行:廣江 仁(社会福祉法人 養和会)
           パネリスト:
               河合 宏(こころの医療たいようの丘ホスピタル)★
               木ノ下高雄(就労サポートセンター菊陽苑)★
               鶴 幸一郎(フォレスト倶楽部)

17:50-18:00 閉講式(10分)

★本協会 災害支援体制整備委員会/敬称略



テーマ5
あたりまえの生活を支えるために ~私たちにできること~

 一昨年、構成員の皆さんに向けて生活保護及び障害年金制度の支援に関するアンケート調査を実施しました。今回、その調査から見えた支援の困難さや課題についてご報告させていただくと同時に、障害者にとってのセーフティーネットである障害年金と生活保護、そしてそれらを網羅する社会保障制度に、私たちソーシャルワーカーがどのように向き合っていけばいいのかについて、知恵と知識を共有できる機会にしたいと思っております。ご参加お待ちしております。


 ●4月4日(日)オンライン

09:00-09:30 受付(30分)

09:30-09:40 開講式・オリエンテーション(10分)

09:40-10:00  当たり前の生活のために
           ―障害年金及び生活保護制度を用いた支援に関する意識調査―調査報告(20分)
            報告者:山本 綾子 (三重県 津保健所)

10:00-10:50  講義「生活を支えるために制度や政策にどう向き合うか」(50分)
            講師:中村 和彦(北星学園大学)

10:50-11:00 休憩(10分)

11:00-12:50  シンポジウム
         「あたりまえの生活をささえるために~私たちにできること~」(110分)※10分休憩含む
            ・アンケート調査から見えた現場ワーカーの実情
              小野紀代子(京都北部障害者地域生活支援センターきらリンク)
            ・現場ワーカーとして、どう向き合うか
              鶴田 啓洋(やどかりサポート鹿児島)
            ・協会活動を通じてソーシャルワーカーのなすべきことを考える
              柏木 一恵(浅香山病院)

           司会:鶴 幸一郎(フォレスト倶楽部)

12:50-13:00 閉講式(10分)

敬称略



テーマ6
進めよう!深めよう!私たちが目指す社会的復権
~改めて精神障害者の社会的復権樹立について語り合い、明日からの実践を創造しよう~

 本協会は、「精神障害者の社会的復権と福祉のための専門的・社会的活動を進める」ことを目的としています。1982年の日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会宣言(通称:札幌宣言)で掲げた私たちの目標「精神障害者の社会的復権」はどこまで進んだでしょうか?また、今この時代にどのような課題と向き合う必要があるでしょうか?札幌宣言から38年が経過した今、改めて社会的復権について仲間と共に考え、その樹立へ向けたそれぞれの実践(アクション)を創造する機会としたいと思います。オンラインではありますが、大いに語り合いましょう!


 ●事前課題

以下のコラムを事前にご一読いただくこと

「社会的復権を語ろう コラム連載「社会的復権について~私の実践」


 ●4月4日(日)オンライン

14:00-14:30 受付(30分)

14:30-14:40 開講式・オリエンテーション(10分)

14:40-14:50 地域生活支援推進委員会からのオリエンテーション(10分)

14:50-15:50 講義「改めて、社会的復権について考える」(60分)
           講師:門屋 充郎(十勝障がい者総合相談支援センター)

15:50-16:40 シンポジウム「私が考える社会的復権とそのためのアクション」(50分)
           シンポジスト:
             波田野隼也(青森市保健所)
             小原 智恵(小矢部大家病院)
             伊井 統章(アソシアソーシャルサポート)

16:40-16:50 休憩(10分)

16:50-17:50 演習「語り合おう!社会的復権の樹立へ向けたそれぞれのアクション」(60分)

17:50-18:00 閉講式(10分)

★本協会 地域生活支援推進委員会/敬称略

※全テーマともにプログラム内容及び講師は変更となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※全テーマともに、通信環境等の影響により30分程度延長する場合があります。
※プログラムのご勤務先名は、すべて2021年1月19日現在の情報です。



締切等

締切・データ抽出日 受講決定通知送信日
2月14日(日) 2月19日(金)

★構成員の皆様へ/結果通知は申込時に入力いただいたメールアドレスへ送信いたします。また、参加者名簿は本協会からの郵送物と同じ送付先にお届けしますので、変更がある方は「データ抽出日の前日」までに構成員マイページより変更ください。とくに送付先を「ご自宅」にされている方は、所属・勤務先データが古い場合がありますので、ご留意ください。

お申込みに当たっての重要なお知らせ

  1. 新型コロナウイルス感染症のリスクを考慮し、WEB会議ツール「Zoomウェビナー」又は「Zoomミーティング」によるオンライン研修です。集合研修ではありませんのでご注意ください。
  2. WEBブラウザ経由ではなくZoomアプリから参加してください(ダウンロードが必須です)。
  3. 研修当日における受講者側のZoom接続不具合や通信トラブル等について、事務局では対応できません。 お一人で2つ以上のメールアドレスでの複数申込はご遠慮ください。
  4. メールアドレスを取得していないパソコンまたはタブレット端末では受講いただけません。
  5. 受講にかかる通信料は受講者負担となります。

開催概要

1.対象

 次のいずれかに該当する方。

  1. 本協会構成員(必要な会費を収めている者)
  2. 非構成員(ソーシャルワーカー)
  3. 学生会員(2020年度会員)
  4. 精神保健福祉士をめざす学生

2.定員

 テーマごとに異なります。先着順。定員になり次第締切

3.受講料

項目 構成員 非構成員 学生会員 学生
テーマ1 5,000円 7,500円  1,000円 3,000円
テーマ2 5,000円 7,500円  1,000円 3,000円
テーマ3 2,500円 3,750円 500円 1,500円
テーマ4 2,500円 3,750円 500円 1,500円
テーマ5 2,500円 3,750円 500円 1,500円
テーマ6 2,500円 3,750円 500円 1,500円
補足 ★上記費用区分は研修当日時点の立場を基準とします。
  ただし、学生会員の方は、全テーマ学生会員価格でお受けいたします。

4.資料

 当日研修資料(データによる提供)
 参加者名簿(郵送)

※資料は、当日お手元にご用意いただけるように、事前にお申込み者の皆さまへご案内いたします。恐れ入りますが、印刷はご自身で行ってください。

5.お申込ウェブフォーム

  1. 研修のお申し込みは、以下のウェブフォームから送信ください。
    本協会構成員と、非構成員でフォームが異なりますので、ご注意ください。
    その後のご案内のため、メールアドレス必須です。また、フォーム内にある「事前お伺い」は任意でご回答ください。

     ※テーマ1は、定員に達したため、受付を終了しました(2021/02/11)
     ※テーマ4、5を除き、締切を過ぎましたので受付を終了いたしました(2021/02/15)
     ※すべてのテーマの受付を終了しました(2021/02/26)

  2. 受講決定通知送信日に、受講料のお支払いなどをご案内いたしますので、期日までにご送金ください。
    (※office@jamhsw.or.jpのアドレスが受信できるように事前に設定しておいてください)
  3. お申込み受付は、先着順となります。
  4. 申込内容に不備や不明点等があった場合には、事務局より別途ご連絡いたします。

6.情報保障

  1. 事前視聴ではテキストデータのご提供、オンラインでは手話通訳を予定しています。

7.受講決定

  1. 郵送での受講決定通知送付はいたしません。申込時に入力いただいたメールアドレスへ、当日のご案内を送信いたします。

8.変更・受講取消

  1. 変更、取消はできる限りお早めに、必ず事務局までご連絡ください。
  2. 参加費納入後の取消の場合は、研修終了後に当日資料(データ)をお届けします。

9.その他

  1. 演習のあるテーマは、受講者名簿を作成します。名簿には受講者全員のお名前・都道府県名を掲載いたしますが、勤務先名の掲載の可否は申込フォームにてお知らせください。

申込先

「ソーシャルワーク研修2020」係
〒160-0015 東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル7F
公益社団法人日本精神保健福祉士協会
TEL.03-5366-3152 FAX.03-5366-2993 E-mail:office@japsw.or.jp(アットマークを半角にしてください)