開催案内

公益財団法人社会福祉振興・試験センター 2015年度リーダー研修助成事業
第10回認定成年後見人養成研修

日時/2015年11月26日(木)〜29日(日)
会場/LMJ東京研修センター(東京都文京区本郷1-11-14 小倉ビル3階)
参加費/20,000円
主催/公益社団法人日本精神保健福祉士協会

2015年度から、養成研修の受講しやすさを考慮し、課題別研修の修了履歴を翌年度に生かせる仕組みをつくりました。★の説明を参照ください。

※PDFファイルをご希望の方は、次をクリックしてください。 申込書PDFファイル(250KB)、申込書WORDファイル(70KB)


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■研修のお誘い

 成年後見に関して、ここでご案内する研修は、養成研修、課題別研修の2つであり、ここでお申込受付をしている研修は「養成研修」です。 
 以下、2つの研修をご説明させていただきます。

 本研修は、2つの研修を兼ねています。1つ目は、権利擁護の手段である成年後見制度の理解を深め、制度が抱える課題を共有しながら、当事者にとってより良い制度利用を考える機会とする課題別研修(2日間)です。

 2つ目は、成年後見人等として後見実務に就くことを考えている方が、理解すべき価値や知識、ソーシャルワークと成年後見の相違などについて学ぶ養成研修(4日間)です。養成研修修了者は本協会の認定成年後見人ネットワーク「クローバー」へ登録し、成年後見人等への受任へとつながります。昨今は、専門職による成年後見人等の不祥事も散見し、東京家庭裁判所などでは、成年後見人養成団体の研修修了・登録者以外の専門職は選任しない方針をとっており、この流れは全国へ波及し、その方針を取っている裁判所が増えています。

 現場において、「こういう後見人がいればいいな」と思うことはないでしょうか?他職種の成年後見人等に精神障害の理解や援助関係の工夫を促していくのも方法ですが、構成員の我々が、自らを資源として成年後見制度の適切な運用に貢献する方法もあります。受任まではできないという方は、せめて課題別研修を受け、制度の理解を深めていただきたいと考えます。成年後見人等に与えられる法的な権限をどのような状況で使うのか、いかに権限を使わずに見守ることができるのかなどが問われます。その根底には自己決定支援の取組みが脈々と続いています。

 精神保健福祉士としての当事者の権利擁護の視点と高い倫理観は、この成年後見制度をより良く活用をしていく為に必要であり、その為にも成年後見制度を身近なものとして知っておくことが大切になってきます。研修への参加を心よりお待ちしています。

■日程/プログラム

養成研修・課題別研修(11月26日(木))
12:45 開講式(受付開始 12:15〜)
13:00 講義1「成年後見制度の概要」(90分)
      講師:冨永忠祐(冨永法律事務所/弁護士)
14:30 休憩(10分)
14:40 講義2「成年後見人の基礎知識(1)」(60分)
      講師:冨永忠祐(上掲)
15:40 休憩(10分)
15:50 講義3「成年後見制度による権利擁護」(90分)
      講師:稲岡秀之(成年後見センター・リーガルサポート/司法書士)
17:20 養成研修・課題別研修1日目終了(-17:30)
※終了後、懇親会を予定
養成研修・課題別研修(11月27日(金))
09:00 講義4「成年後見制度の現況」(60分)※東京家庭裁判所と調整中
10:00 休憩(10分)
10:10 講義5「成年後見人の基礎知識(2)」(90分)
      講師:額田洋一(額田・井口弁護士事務所/弁護士)
11:40 昼休み(60分)
12:40 講義6「成年後見人の実務(1)」(90分)
      講師:長谷川千種(昭和大学附属烏山病院)
14:10 休憩(10分)
14:20 講義7「成年後見人としての倫理」(60分)
      講師:岡田昌大 (こころのクリニック西尾)
15:20 休憩(10分)
15:30 演習1「事例研究(1)」(90分)
17:00 課題別研修閉講式・養成研修2日目終了(-17:15)
養成研修(11月28日(土))
09:00 講義8「成年後見人の基礎知識(3)」(90分)
      講師:八杖友一(東京八丁堀法律事務所/弁護士)
10:30 休憩(10分)
10:40 講義9「成年後見人の実務(2)」(90分)
      講師:八杖友一(上掲)
12:10 昼休み(60分)
13:10 講義10「リスクマネジメント」(90分)
      講師:齋藤憲磁(日本社会福祉士会ぱあとなあ/社会福祉士)
14:40 休憩(10分)
14:50 演習2「事例研究(2)」(120分)
16:50 まとめ(10分)
17:00 養成研修3日目終了(-17:05)
養成研修(11月29日(日))
09:30 講義11「ソーシャルワーカーと成年後見人」(60分)
      講師:岩崎 香(早稲田大学人間科学学術院)
10:30 休憩(10分)
10:40 シンポジウム「後見人の捉え方をめぐって〜支援者と後見人の連携を考える〜(仮)」(90分)
      シンポジスト:支援者の立場より/戸高洋充(社会福祉法人藤沢ひまわり)
               後見人の立場より(調整中)
               その他の立場で1名調整中
      コーディネーター:岩崎 香(上掲)
12:10 昼休み(60分)
13:10 講義12「成年後見人の実務(3)」(60分)
      講師:毛塚和英(桜ヶ丘記念病院)
14:10 休憩(10分)
14:20 演習3「事例研究(3)」・総括(120分)
16:20 休憩(10分)
16:30 総括・質疑応答(20分)
16:50 養成研修閉講式(-17:00)

※プログラムは変更になる場合があります。


■開催概要

1.定員

養成・課題別研修併せて100名(定員で締切)

2.対象

研修認定精神保健福祉士以上(2015年度会費納入済)

<お知らせ>
2015年度「課題別研修」修了者は、2016年度に開催する「養成研修」の後半2日間を修了することで、養成研修を修了したこととみなします。ただし、2016年度「養成研修」申込時には、養成研修の受講要件を満たしている必要があります。(2015年度課題別研修の開催案内にリンク
 2016年度養成研修は2016年12月を予定しています。

3.研修に係る費用

参加費:20,000円
テキスト: 2,250円(「精神障害者の成年後見テキストブック」を既にお持ちの方は、当日ご持参ください)
オプション(ご希望に応じてお申込みください)
 懇親会費: 4,000円程度
 弁当(1日):1,080円程度

4.お申込方法

  1. 「受講申込書」を個人毎にFAXのこと(原本保管)。
  2. 申込締切 10月20日(火)必着
  3. 受講決定通知等の発送予定 10月27日(火)
  4. 研修に係る費用は、受講決定通知と共に送付する払込書にて所定の期限までに送金のこと。

5.変更・参加取消

  1. 変更、取り消しのご連絡は、各自保管の申込書(原本)を訂正して、改めてFAXのこと。
  2. 原則として受講決定通知送付後の参加取消・参加費のご返金はできません。ただし、参加費納付後の取消の場合は、研修終了後に当日資料を送付します。

6.「養成研修」の事前課題および指定テキスト

  1. 「事前課題」はレポート提出です(必須)。事例とレポート様式は、受講決定通知と共に送付します。
     <課題内容>事例を読んで、成年後見人としての支援方法を考える(参考文献の紹介有り)
  2. レポートについては10部コピーをし、
    11月26日(木)の受付時に必ずご提出ください。
  3. 養成研修受講者は購入必須の指定テキストあり。既にお持ちの方は申込書でお知らせください。
    「精神障害者の成年後見テキストブック」 中央法規出版 2011年12月発行 研修特別価格:2,250円(定価2,600円+税)

7.その他

  1. 養成研修では、修了後2年度以内に認定成年後見人ネットワーク「クローバー」に登録することで認定成年後見人として活動することができます。また、登録者は、精神保健福祉士賠償責任保険加入等が条件となります。
  2. 参加者名簿には、参加者全員のお名前・都道府県を掲載しますが、勤務先名、勤務先所在地・TEL・FAXの掲載の可否は申込書にてお知らせください。
  3. 宿泊のご用意はありません。
  4. 災害保険等は各自ご加入ください。

<参加申込み先>

公益社団法人日本精神保健福祉士協会「認定成年後見人養成研修」係
 〒160-0015 東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル7F TEL.03-5366-3152 FAX.03-5366-2993 E-mail:office@jamhsw.or.jp


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