開催案内

第6回認定成年後見人養成研修

日時/2013年12月6日(金)〜9日(月)
会場/日本教育会館(東京都千代田区一ツ橋2‐6‐2)
参加費/養成研修:20,000円
主催/公益社団法人日本精神保健福祉士協会

※PDFファイルをご希望の方は、次をクリックしてください。 申込書PDFファイル(230KB)、申込書WORDファイル(70KB)


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■研修のお誘い

 本研修は、成年後見制度の課題を精神保健福祉士としての日常実践に引きつけて理解し、どう対処するかを再考するための課題別研修(2日間)と、クローバーに登録して成年後見人等としての活動をしたいと考えている方に、理解しておくべき価値と知識をしっかり学んでいただくことを目的とした養成研修(4日間)で構成しています。なお、養成研修の3日目(12月8日)は、クローバー登録者に必須の継続研修にも位置付けています(クローバー登録者の皆様には、別途、個別にご案内をお送りします)。

 今年は後見類型だった方々の選挙権が回復されるという大きなニュースがありました。また、障害者基本法、障害者総合支援法においても「意思決定支援」が採りあげられ、どう保障するのかということが問われています。私たちは日常のPSWとしての業務においても自己決定の尊重を旨として実践に携わっていますが、成年後見人として活動する際には、判断能力が不十分な方々を支援するという点で、一層慎重に取り組むことが求められています。今年度の養成研修には「成年後見制度の課題と今後の展望」の中で、意思決定支援に関する議論を盛り込んでいます。理念として語るだけなく、実務としてどういう配慮や工夫が必要かというところまで深められればと考えています。

 また、成年後見制度の利用を支援する際にも、成年後見制度に関する正確な知識が求められます。利用を支援するということと、利用を促進することは異なります。昨今、地域で十分な社会資源の確保が難しかったり、キーパーソン不在の場合、安易に成年後見制度の利用が考えられてはいないでしょうか?成年後見制度は本来本人のために活用されるものですが、結果として権利を制限することにつながる側面もあります。利用を支援する私たちに正確な理解がないと本人に不利益を与える結果にもなりかねません。いますぐ、後見人になることを考えていない方も、ぜひ、課題別研修にて、正確な知識を得て、日常業務に活かしていただければと思います。

 本研修も6回を迎えますが、常に第三者後見人として精神保健福祉士が介入する可能性と必要性を確認しながら実施しています。多くの構成員の皆様の参加をお待ちしています。

■日程/プログラム

養成研修・課題別研修(12月6日)
12:45 開講式(受付開始 12:15〜)
13:00 講義1「成年後見制度の概要」(60分)
      講師:冨永忠祐(冨永法律事務所/弁護士)
14:00 休憩(10分)
14:10 講義2「成年後見人の基礎知識(1)」(90分)
      講師:矢頭範之(成年後見センター・リーガルサポート)
15:40 休憩(10分)
15:50 講義3「ソーシャルワーカーと成年後見人」(90分)
      講師:齋藤 憲磁(日本社会福祉士会)
      山崎 政俊(成年後見センター・リーガルサポート/司法書士)
      岩崎 香(早稲田大学人間科学学術院/兼コーディネーター)
17:20 養成研修・課題別研修1日目終了(-17:35)
     ※終了後、懇親会を予定
養成研修・課題別研修(12月7日)
09:00 講義4「成年後見制度の現況」(60分)
      ※東京家庭裁判所と調整中
10:00 休憩(10分)
10:10 講義5「成年後見人の基礎知識(2)」(90分)
      講師:額田洋一(額田・井口弁護士事務所/弁護士)
11:40 休憩(10分)
11:50 講義6「成年後見人の実務(1)」(90分)
      講師:長谷川千種(昭和大学附属烏山病院)
13:20 昼休み(60分)
14:20 講義7「成年後見人としての倫理」(60分)
      講師:齊藤敏靖(東京国際大学)
15:20 休憩(10分)
15:30 演習1「事例研究(1)」(90分)
17:00 課題別研修閉講式(-17:15 養成研修2日目終了)
養成研修・登録者継続研修(12月8日)
09:30 講義8「成年後見制度の課題と今後の展望」(120分) 
      講師:菅富美枝(法政大学)、西川 健一(あさがお)
11:30 昼休み(50分)
12:20 演習2「事例研究(2)」(150分)
14:50 休憩(10分)
15:00 講義9「成年後見人の実務(2)」(60分)
      講師:クローバー運営委員
16:00 休憩(10分)
16:10 総括(30分)
16:40 継続研修閉講式(-17:00) 
養成研修(12月9日)
09:30 講義10「成年後見人の基礎知識(3)」(90分)
      講師:八杖友一(東京八丁堀法律事務所/弁護士)
11:00 休憩(10分)
11:10 講義11「成年後見人の実務(3)」(90分)
      講師:八杖友一(前掲)
12:40 昼休み(60分)
13:40 講義12「リスクマネジメント」(60分)
      講師:木太直人(本協会常務理事)
14:40 休憩(10分)
14:50 演習3「事例研究(3)」(120分)
16:50 養成研修閉講式(-17:00) 

※プログラムは変更になる場合があります。


■開催概要

1.定員

養成・課題別研修併せて100名(定員で締切)

2.対象

1.研修認定精神保健福祉士以上(会費納入の口座振替済)

3.研修に係る費用

参加費:20,000円
指定テキスト:2,200円(「精神障害者の成年後見テキストブック」を既にお持ちの方は、当日ご持参ください)
オプション:懇親会費5,000円、昼食:3,150円(3日分)

4.お申込方法

  1. 「受講申込書」を個人ごとに本協会までFAXしてください(原本保管のこと)。
  2. 申込締切 10月21日(月)必着
  3. 受講決定通知等の発送予定 10月28日(月)
  4. 研修に係る費用は、受講決定通知と共に送付する払込書にて所定の期限までにご送金ください。

5.変更・参加取消

  1. 変更、取り消しのご連絡は、各自保管の申込書(原本)を訂正して、改めてFAXにてお送りください。
  2. 原則として受講決定通知送付後の参加取消・参加費のご返金はできません。ただし、参加費納付後の取消の場合は、研修終了後に当日資料を送付します。

6.「養成研修」の事前課題

  1. 「事前課題」はレポートの提出です(必須)。事例とレポート様式は、受講決定通知と共に送付します。
     <課題内容>事例を読んで、成年後見人としての支援方法を考える(参考文献の紹介有り)
  2. レポートの提出期限/11月27日(水)必着
  3. 養成研修受講者は購入必須の指定テキストがあります。既にお持ちの方は申込書でお知らせください。
    「精神障害者の成年後見テキストブック」 中央法規出版 2011年12月発行 研修特別価格:2,200円(定価2,600円)

7.その他

  1. 養成研修では、修了後2年度以内に認定成年後見人ネットワーク「クローバー」に登録することで認定成年後見人として活動することができます。また、登録者は、精神保健福祉士賠償責任保険加入等が条件となります。
  2. 参加者名簿には、参加者全員のお名前を掲載しますが、勤務先名、勤務先所在地・TEL・FAXの掲載の可否は申込書にてお知らせください。
  3. 宿泊のご用意はありません。
  4. 災害保険等は各自ご加入ください。

<参加申込み先>

公益社団法人日本精神保健福祉士協会「認定成年後見人養成研修」係
 〒160-0015 東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル7F TEL.03-5366-3152 FAX.03-5366-2993 E-mail:office@jamhsw.or.jp


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