日時/2014年2月21日(金)、22日(土)
会場/松山東雲女子大学(愛媛県松山市桑原3丁目2-1)
参加費/構成員:10,000円、非構成員:15,000円、学生会員:2,000円、学生:6,000円
主催/公益社団法人日本精神保健福祉士協会
※PDFファイルをご希望の方は、次をクリックしてください。 申込書:(250KB)、申込書:(70KB)
本研修は、成年後見制度の課題を精神保健福祉士としての日常実践に引きつけて理解し、どう対処するかを再考するための課題別研修(2日間)と、クローバーに登録して成年後見人等としての活動をしたいと考えている方に、理解しておくべき価値と知識をしっかり学んでいただくことを目的とした養成研修(4日間)で構成しています。なお、養成研修の3日目(2月23日)は、クローバー登録者に必須の継続研修にも位置付けています(このページでご案内しておりますのは、2日間の課題別研修です)。
今年は後見類型だった方々の選挙権が回復されるという大きなニュースがありました。また、障害者基本法、障害者総合支援法においても「意思決定支援」が採りあげられ、どう保障するのかということが問われています。私たちは日常のPSWとしての業務においても自己決定の尊重を旨として実践に携わっていますが、成年後見人として活動する際には、判断能力が不十分な方々を支援するという点で、一層慎重に取り組むことが求められています。今年度の養成研修には「成年後見制度の課題と今後の展望」の中で、意思決定支援に関する議論を盛り込んでいます。理念として語るだけなく、実務としてどういう配慮や工夫が必要かというところまで深められればと考えています。
また、成年後見制度の利用を支援する際にも、成年後見制度に関する正確な知識が求められます。利用を支援するということと、利用を促進することは異なります。昨今、地域で十分な社会資源の確保が難しかったり、キーパーソン不在の場合、安易に成年後見制度の利用が考えられてはいないでしょうか?成年後見制度は本来本人のために活用されるものですが、結果として権利を制限することにつながる側面もあります。利用を支援する私たちに正確な理解がないと本人に不利益を与える結果にもなりかねません。いますぐ、後見人になることを考えていない方も、ぜひ、課題別研修にて、正確な知識を得て、日常業務に活かしていただければと思います。
本研修も7回を迎えますが、常に第三者後見人として精神保健福祉士が介入する可能性と必要性を確認しながら実施しています。多くの構成員の皆様の参加をお待ちしています。
養成研修・課題別研修(2月21日) | ||
12:45 開講式(受付開始 12:15〜) 13:00 講義1「成年後見制度の概要」(60分) 講師:野垣 康之(野垣法律事務所/弁護士) 14:00 休憩(10分) 14:10 講義2「成年後見人の基礎知識(1)」(90分) 講師:木原 道雄(木原道雄司法書士事務所/司法書士) 15:40 休憩(10分) 15:50 講義3「ソーシャルワーカーと成年後見人」(90分) 講師:木原 道雄(木原道雄司法書士事務所/司法書士)、岡本 紀子(トポス松山/精神保健福祉士) 村口 毅(村口毅社会福祉士事務所/社会福祉士) コーディネーター:齊藤敏靖(東京国際大学) 17:20 オリエンテーション/養成研修・課題別研修1日目終了(-17:35) ※終了後、懇親会を予定 |
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養成研修・課題別研修(2月22日) | ||
09:00 講義4「成年後見制度の現況」(60分) ※松山家庭裁判所と調整中 10:00 休憩(10分) 10:10 講義5「成年後見人の基礎知識(2)」(90分) 講師:野垣 康之(上掲) 11:40 休憩(10分) 11:50 講義6「成年後見人の実務(1)」(90分) 講師:長谷川 千種(昭和大学附属烏山病院) 13:20 昼休み(60分) 14:20 講義7「成年後見人としての倫理」(60分) 講師:齊藤 敏靖(上掲) 15:20 休憩(10分) 15:30 演習1「事例研究(1)」(90分) 17:00 課題別研修閉講式(-17:15 養成研修2日目終了) |
※プログラムは変更になる場合があります。
養成研修、課題別研修あわせて50名(定員になり次第、締切)
参加費/構成員:10,000円、非構成員:15,000円、学生会員:2,000円、学生:6,000円
オプション/懇親会費5,000円(2月21日)、昼食:1,050円(2月22日)
6.その他
公益社団法人日本精神保健福祉士協会「成年後見に関する研修」係
〒160-0015 東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル7F TEL.03-5366-3152 FAX.03-5366-2993 E-mail: