日時/2012年11月29日(木)、30日(金)
会場/AP浜松町(東京都港区芝公園2-4-1芝パークビルB館地下1F)
参加費/構成員:10,000円、非構成員:15,000円、学生会員:2,000円、学生:6,000円
主催/社団法人日本精神保健福祉士協会
※PDFファイルをご希望の方は、次をクリックしてください。 申込書:(240KB)、申込書:(70KB)
今年、構成員の一人が、成年後見人業務のうえで横領事件を起こし、実刑判決を受けたことにより、本協会はこの構成員を除名処分するという痛みを味わいました。総会では毎年のように本制度自体及び本協会のスタンス等に関する議論が行われ、また各支部等でも議論されている成年後見制度。あなたは、どのくらいこの制度を熟知していますか。そして、この制度が抱える課題に、どう向かい合う精神保健福祉士でしょうか。被後見人等の方を支援する際、その成年後見人との連携はどのようにしていますか。
権利擁護と権利侵害の狭間にあって、制度課題に向き合いつつ精神保健福祉士としての価値をまっとうするには、しっかりとした学習が不可欠といえるでしょう。本研修は今年で5回目を迎えますが、そのスタート時から、専門職の第三者後見人として精神保健福祉士が介入する可能性と必要性を認識して実施しています。また、養成した後見人等の質を担保する責務もあることから、2009年6月には認定成年後見人ネットワーク「クローバー」も立ち上げ、情報提供や業務監査を実施しています。
今回の研修は、成年後見制度の課題を精神保健福祉士としての日常実践に引きつけて理解し、どう対処するかを再考するための課題別研修(2日間)です。
また、同時開催として、クローバーに登録して成年後見人等としての活動をしたいと考えている方に、理解しておくべき価値と知識をしっかり学んでいただくことを目的とした養成研修(4日間)を実施します。
特に、被成年後見人の選挙権はく奪の問題や、後見人等が金銭管理に留まらない自己決定尊重の支援をいかに成し得るか、などをテーマに取り上げ、精神保健福祉士の団体ならではのプログラム設定にしています。冒頭の問いに明確な答えを出せない方は、この機会にぜひ受講をお考えください。
11月29日 | ||
12:45 開講式(受付開始 12:15) 13:00 講義1「成年後見制度の概要」(60分) 講師:冨永 忠祐(冨永法律事務所/弁護士) 14:00 休憩(10分) 14:10 講義2「成年後見制度の課題と今後の展望」(90分) 講師:杉浦 ひとみ(後見選挙権訴訟弁護団・東京アドヴォカシー法律事務所) 15:40 休憩(10分) 15:50 講義3「ソーシャルワーカーと成年後見人」(90分) 講師:星野 美子(社団法人日本社会福祉士会 成年後見委員会委員長) 講師:山崎 政俊(公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート常任理事/司法書士) 講師:岩崎 香(早稲田大学人間科学学術院/クローバー運営委員会) 17:20 養成研修・課題別研修1日目終了(-17:35) ※終了後、懇親会を予定 |
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11月30日 | ||
09:00 講義4「成年後見制度の現況」(60分) 講師:松本 友子(東京家庭裁判所後見センター 主任家庭裁判所調査官) 10:00 休憩(10分) 10:10 講義5「法律に関する基礎知識」(90分) 講師:矢頭 範之(公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート専務理事) 11:40 休憩(10分) 11:50 講義6「成年後見人の実務1」(90分) 講師:長谷川 千種(昭和大学附属烏山病院/クローバー運営委員会) 13:20 昼休み(60分) 14:20 講義7「成年後見人としての倫理」(60分) 講師:齊藤 敏靖(東京国際大学) 15:20 休憩(10分) 15:30 演習1「事例研究1」(90分) 17:00 課題別研修閉講式(-17:15 養成研修2日目終了) |
※プログラムは変更になる場合があります。
養成研修、課題別研修あわせて100名(定員になり次第、締切)
参加費/構成員:10,000円、非構成員:15,000円、学生会員:2,000円、学生:6,000円
オプション/懇親会費5,000円(11月29日)、昼食:1,050円(11月30日)
6.その他
社団法人日本精神保健福祉士協会「成年後見に関する研修」係
〒160-0015 東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル7F TEL.03-5366-3152 FAX.03-5366-2993 E-mail: