概要
趣旨
私たちは昨年の山口県における第52回全国大会・第15回学術集会(山口大会)から、精神保健福祉士として大切にすべき視座や当事者支援を真摯に追及する姿勢を学びました。この度その山口県より襷(たすき)を受け取り、38年ぶりに大阪府で全国大会・学術集会が開催されます。この間に精神保健福祉士という国家資格が誕生し、40年近い歳月の間に精神保健福祉士は多様な現場で働き、様々な形で社会から排除される人々に必要とされる存在となり、その職域は拡大してきました。
さらに昨今は経済的不平等、拡大する貧困、社会の変動、そこから生み出される人権の問題など、ソーシャルワーカーたる精神保健福祉士が向き合うべき課題が山積し、社会はより一層ソーシャルワークを必要としています。それにも関わらず私たちの社会的認知や評価が高まっているとは言えず、私たちはまだ私たちを必要とする人々に明確に可視化される存在となっていないように思います。その要因の一つに、私たちが専門性に基づく実践の根拠となるもの、何をするのか、なぜそうするのか、何を達成しようとしているのかを明らかに示せていないということが挙げられるのではないでしょうか。
本全国大会・学術集会では、ソーシャルワーク実践を言語化・可視化する取り組みによって、その実践を検証する機会をつくりたいと考えます。ソーシャルワーカーの立場性や実践のプロセス、実践の根拠を分かりやすく社会に示し、精神保健福祉士が社会へどのような「発信」をしていくのかを一人ひとりが考える機会にしたいと考えます。また精神保健福祉士が社会に必要とされる存在として承認され、クライエントの社会的復権と福祉の向上に取り組んでいくためにはどうすればいいのか、参加者一人ひとりが再考することのできる全国大会・学術集会でありたいと考えます。
ソーシャルワークを可視化するということが、私たち精神保健福祉士の存在を社会に示すことになるのか、また未来への存在意義につながるのか、それを真摯に問う全国大会・学術集会にしていければと思います。
テーマ
ソーシャルワークを可視化する~未来への存在意義を求めて~
期日
2017年9月15日(金)午前:プレ企画
9月15日(金)午後・16日(土):第53回全国大会・第16回学術集会
会場
大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
(所在地)大阪市北区中之島5-3-51
(URL)http://www.gco.co.jp/
主催
公益社団法人日本精神保健福祉士協会(日本精神保健福祉士学会)
協力
公益社団法人日本精神保健福祉士協会大阪府支部、一般社団法人大阪精神保健福祉士協会
参加予定人数
1,500人
第53回全国大会・第16回学術集会運営委員会役員及び事務局
<全国大会・学術集会役員等>
全国大会・学術集会長 平 則男(阪南病院)
運営委員長 金 文美(大阪精神保健福祉士協会副会長)
副運営委員長 竹原紀夫(大阪精神保健福祉士協会事務局長)
事務局長 比良美千代(浅香山病院)
本協会担当理事 知名純子(まるいクリニック)
総務部会長 阪口久喜子(阪南病院)
総務副部会長 森下祐里子(阪南病院デイケア)
鶴岡舞子(地域活動支援センターちのくらぶ)
渉外部会長 萩原敦子(吉村病院)
渉外副部会長 米尾依子(のんびりハウス)
夛良昌子(大阪府寝屋川保健所)
柏木一惠(浅香山病院)
広報部会長 小野史絵(藤井クリニック)
広報副部会長 和泉 亮(株式会社LITALICO)
運営部会長 村上貴栄(関西医科大学総合医療センター)
運営副部会長 鈴木和雄(堺保健センター)
分科会部会長 富澤宏輔(大阪人間科学大学)
分科会副部会長 福永佳也(大阪府福祉部障がい福祉室自立支援課)
プレ企画部会長 伊藤大士(大阪府こころの健康総合センター)
プレ企画副部会長 上田尋子(特定非営利活動法人堺市相談支援ネット)
ボランティア部会長 渡辺孝弘(新生会病院)
ボランティア副部会長 出口珠紀(社会福祉法人明日葉 まんまる)
懇親会部会長 島田泰輔(総合福祉ステーション クオーレ)
懇親会副部会長 松山 剛(就労移行支援事業所 エンワーク)
事務局員 山本めぐみ(浅香山病院)
駒野敬行(浅香山病院)
上田幸輝(浅香山病院サポートハウスアンダンテ)