役員体制

2022年度及び2023年度役員体制
【任期】2022年6月19日(第10回定時総会終結の後)から2024年度に開催される第12回定時総会の終結の時まで

役職 氏名 勤務先(所属支部) ※1、2 区分
代表理事
会長
田村 綾子 聖学院大学(埼玉県) 全国選出
第1副会長 廣江 仁 養和会(鳥取県) 全国選出
第2副会長 洗 成子 愛誠病院(東京都) 全国選出
第3副会長 尾形 多佳士 さっぽろ香雪病院(北海道) 全国選出
常務理事 木太 直人 日本精神保健福祉士協会(東京都) 学識等
理事 磯ア 朱里 メンタルケアステーションyui(和歌山県) 全国選出
理事 岩尾 貴 朋友会 くらし・しごと応援センターはるかぜ(石川県) 全国選出
理事 島内 美月 八幡浜医師会立双岩病院(愛媛県) 全国選出
理事 関口 暁雄 埼玉県済生会鴻巣医療福祉センター(埼玉県)  全国選出
理事 徳山 勝 半田市社会福祉協議会
半田市障がい者相談支援センター(愛知県)
全国選出
理事 長谷  諭 宮城県立精神医療センター(宮城県) 全国選出
理事 的場 律子 福永病院(山口県) 全国選出
理事 山本 綾子 三重県松阪保健所(三重県) 全国選出
理事 行實 志都子 神奈川県立保健福祉大学(神奈川県) 全国選出
理事 渡邉 俊一 希づき(福岡県) 全国選出
理事 大橋 雅啓 東日本国際大学(福島県) 学識等
理事 栄 セツコ 桃山学院大学(大阪府) 学識等
理事
(外部理事)
滝田 裕士 法務省保護局(非構成員) 学識等
理事 長谷川 千種 長谷川ソーシャルワーク・成年後見事務所(東京都) 学識等
財務担当監事
(外部監事)
梅林 邦彦 梅林邦彦税理士事務所(非構成員)
業務担当監事 宮部 真弥子 和敬会 谷野呉山病院 
脳と心の総合健康センター(富山県)
(理事19名、監事2名)

※1 勤務先の法人又は法人格は省略しています。
※2 2024年4月1日現在


役員(会長、副会長、常務理事、理事、監事)の紹介

  1. 勤務先(所属支部)
  2. 担当の部・委員会等
  3. 協会活動への抱負
  4. 構成員へのメッセージ
  5. 自己紹介

 田村 綾子(代表理事・会長/全国選出)

  1. 聖学院大学(埼玉県)
  2. 日本精神保健福祉士学会学会長
  3. 役員歴は20年目、会長として2期目です。精神保健医療福祉の向上や充実への期待が強いなか、精神障害者の社会的復権と精神保健福祉の増進を目的とする本協会は、2021年に掲げた精神保健医療福祉の将来ビジョンに向けた計画に沿って今期をスタートしました。
    2024年度には関連法の改正施行や各種計画の見直し、報酬改定など施策転換の時を迎えます。精神保健福祉士の全国組織としての本道を逸れず、一丸となって目的達成に向けた活動を展開したいと思います。
    同じ資格でも日々の仕事は職場や立場、志向や発想の違いによってさまざまな色合いをもっていることでしょう。そのうえで大きな方向(ビジョン)を共有できる仲間が全国にいることを、協会のストレングスとしてより一層生かしたいです。
  4. 私はこの協会に入らなかったら、全国各地をこんなに身近に感じたり情報を集めたりすることはできなかったと思います。おかげさまで、仲間のがんばりや苦労話を聞いて刺激をいただいています。この恵みをより多くの精神保健福祉士に届けられたらいいと思いませんか?ぜひ仲間を増やしましょう。
  5. 「動物」と「クルマの運転」が大好きです。特に犬・ネコとはたくさん一緒に暮らしてきました。生涯走行距離もけっこうなものだと思います。
    けれど、齢とともに動物との同居は見合わせ、スピードの出し過ぎに注意するようになってきました。コロナ感染後のいまは、筋力と関節の柔軟性のアップ、そして十分な睡眠を大事にしています(いつまで続くことやら・・・)。
    人見知りする性格で自分から話しかけるのは下手ですが、よろしくお願いいたします。

 廣江  仁(業務執行理事・第1副会長/全国選出)

  1. 養和会(鳥取県)
  2. 「人材育成」部門担当、研修センター長、日本精神保健福祉士学会運営委員長
  3. 精神保健医療福祉の将来ビジョンの実現に向けて、今期にできる中期計画の達成課題にしっかり取り組んでいきたいと思います。特に人材育成を担う研修センターにおいては、新たな認定制度がスタートする大切な時期になるため、事業が混乱なく進むよう全体を見渡しながら研修センター一丸となって推進いたします。また前期同様、個で考えること、集団で考えること、迅速に対応すべきこと、じっくりとかかわること、連携して取り組むこと、社会変革の種をまくことなど、これまで積み上げてきた実践と新たに吸収する知見を融合し、協会運営に活かしていく所存です。
  4. コロナ禍において、変わってしまった生活、止めなければならなかった取組み、歩みを止めなかった取組み、形を変えて継続することができた取組み、それぞれについて、今どのように感じ、どう評価し、今後にどう活かしていくかが問われていると思います。この社会がよりよい方向に向かうために構成員の皆さんひとりひとりが、将来に希望の見える社会の姿、仕組みを考え、道すじを見つけ、実行していきましょう。
  5. 平成元年から、精神科病院、就労系事業所、就労継続、自立訓練、SSWなどの現場で働き、平成とともに歩んできました。今年度からグループホームの管理者として、現場に入っています。新しい出来事に出会うことも、職員や利用者さんに教えてもらうこともまだまだあります。好奇心と妄想力が資源開発には必要と思っています。日々刺激を受けながら、妄想に耽る時間を大切にしたいです。
    コロナとともにラ断ちをし、10キロ痩せました。でも、最近また少しずつ食べ始めてしまいました。リバウンドと戦います。

 洗 成子(業務執行理事・第2副会長/全国選出)

  1. 愛誠病院(東京都)
  2. 「組織強化」部門担当
  3. この仕事に就いて約30年となります。自らの実践を振り返ると、重ねた歳月に比べてできずにいることの多さに情けない気持ちも沸くのですが、協会活動に身を置くことで「自己憐憫よりも、踏みとどまってやるべきことをやらなくては」と律することができているのだと思っています。
    障害があるから、高齢だから、女だから、外国人だから…そんなある種の条件に縛られる社会は生きづらいということ、他者と違うことを恐れずに誰もが自分らしくいられる社会変革が強く求められています。
    理想的な精神科医療のあり方を求めながら、インクルーシブ社会について、真剣に考え取り組める2年間を目指したいと考えています。
  4. 日々の暮らしを取り巻くのはコロナ禍による閉塞感や偽りだらけの政治。世界に目をやれば戦争。
    希望を見い出しにくい世の中だからこそ、私たちは人間を信じ、慈しみ、ソーシャルワーカーとして奮起しなくてはならないですね。
    暮らしに失望し「死んでしまいたい」と思うのはご本人の問題ではなく、社会に課題があることを私たちは実感を持って知っています。
    皆さんと共に力を合わせて「誰もが『生きたい』と思える社会」にしていきたいと願っています。
  5. もともとインドア派の省エネ気質なのですが、近年は気力体力の減衰を感じています。趣味で続けていた楽器演奏も年単位でお休みしていて「このまま気持ちが老け込むのはさすがによろしくないのではないか」と自問自答し、思い立って昭和の雰囲気満載の住まいに転居を済ませ、新しい暮らしを楽しみ始めました。
    心機一転、保護ネコちゃんを家族として迎えてみようかな…などなど、考え中のこの頃です。

 尾形 多佳士(業務執行理事・第3副会長/全国選出)

  1. さっぽろ香雪病院(北海道)
  2. 「政策提言」部門担当
  3. 理事4期目となりました。今期からは第3副会長という大役を仰せつかり、ただただ恐縮していますが、諸先輩方ならびに構成員のみなさまからご指導をいただきながら、新たな役割を全うできるよう精一杯尽力していきたいと思います。
    2021年度策定した「精神保健医療福祉の将来ビジョン」の実現に向けて、協会が、そして一人ひとりの精神保健福祉士が何をするべきかを考え続け、精神保健福祉士及び本協会のさらなる発展のために、構成員のみなさまと共に歩んでいく2年間にしていきたいと思っています。
  4. 予想以上に長引くコロナ禍は私たちに大きな試練を与えています。しかし、個々人の努力によって克服できる部分があることを私たちは学習しました。一方では、コロナ禍においても以前と何ら変わらない生活を送っている方々が精神科病院のなかに大勢います。そこについては、個々人がどのような努力をすれば克服できるのでしょうか。自分にできる範囲のことは何でも行い、諦めず、協力して入院中のクライエントの生活と権利を本気で考えていくことが精神保健福祉士の使命だと思います。みなさまのお力添えをいただきたくお願い申し上げます。
  5. 精神科病院の精神保健福祉士と相談支援事業所の相談支援専門員という二足の草鞋を履いています。医療から見える地域の課題、地域から見える医療の課題、これらを鳥瞰し総合的な視点で精神保健医療福祉を考えていきたいと思います。
    私の出身は福島市(高校まで)、現在は札幌市に住んでいます。趣味は旅行ですが、コロナ禍以降はほとんどできていません。魚を触るのは嫌いですが、最近は近場の漁港で釣りばかりしています。好きな食べ物はナポリタン。おいしいナポリタンを知っている方がいましたら、ぜひ教えてください。全国どこにでも飛んでいきますので。

 木太 直人(業務執行理事・常務理事/学識等)

  1. 日本精神保健福祉士協会(東京都)
  2. 学術集会抄録掲載原稿査読小委員会(第22回、第23回学術集会)
  3. 本協会は2021年に凡そ20年後の理想の精神保健医療福祉像として「精神保健医療福祉の将来ビジョン」を策定し、2022年3月にはビジョン達成に向けた長期目標・中期計画を策定しました。今期はビジョン達成に向けた地盤固めのための第一歩を踏み出すこととなります。
    常勤役員として、事務局職員の献身的な協力を得ながら、様々な協会活動や周辺環境に目配せを怠らず、本協会が掲げる理念や目的をたえず確認しながら業務に注力していく所存です。
  4. 精神障害者の社会的復権と福祉のための専門的・社会的活動を進める。この40年前に掲げた基本方針の中の「社会的活動」は、「ソーシャルアクション」に他なりません。構成員の皆様一人ひとりの実践を通じて明らかとなった制度やシステムの構造的矛盾、憤りをどうぞ本協会に届けてください。そのことが、私たちの根拠をもったソーシャルアクションにつながり、やがては社会変革をもたらすと信じています。
  5. 39歳で当時任意団体であった日本精神保健福祉士協会の常任理事となり、いまや62歳となりました。私の人生の3分の1以上が本協会とともにあったことになります。気がつけば理事の中の最年長者ですが、精神的にはいつまでも小学5年生のままちっとも成長してません。一方、肉体的な老化は認知機能を含めて順調です。趣味は読書、音楽鑑賞、ランニング(ちょっとだけ)です。

 磯ア 朱里(業務執行理事・理事/全国選出)

  1. メンタルケアステーションyui(和歌山県)
  2. 組織部長、災害支援体制整備・復興支援委員会担当理事、業務調査検討委員会(仮称)担当理事
  3. 2期目の理事を務めさせていただきます。今期は組織部の「組織強化委員会」と「災害支援体制整備・復興支援委員会」の担当部長および「業務調査検討委員会(仮称)」の担当理事をさせていただきます。理事になる前には「組織強化・災害支援体制整備委員会」の委員長を務めていたこともあり、馴染み深く感じています。
    本協会の取り組むべき課題は山積しています。それらに対し、精神保健福祉士の全国組織としてどうあるべきかということを常に意識するとともに、構成員にとって活力となるような運営に取り組んで参りたいと思います。
  4. 私たちソーシャルワーカーは、人が生き、活動していくうえで他者との出会いや絆、温かみを感じる交流などがとても大切であることを知っています。しかし2年以上の間その機会は大きく奪われ、会いたい人にも中々会いに行きにくい日々が続きました。今はソーシャルディスタンスが前提となり、人に少し距離を詰められるだけで違和感をもつほどです。今期こそは再び皆さんと対面で協会の活動ができることを期待し、その際は研修会など、多くの方に会場へ足をお運びいただきたいと思います。
  5. ソーシャルワーカーとして過ごす期間が人生の半分を超えたことに気が付きました。精神科医療の中で働き、いろいろな方と出会い、たくさんのことを教わり、導いていただきました。現職の訪問看護ステーションではその経験をもとに、利用者の気持ちと利益を最優先に考えながら連携できる同僚や他機関がある環境をありがたく感じています。
    この数年は旅をすることが難しかったので、自然に由来する調味料や発酵調味料を使う料理を学んでみたり、添加物を極力避けてみたり、2匹になった事務所の柴犬に癒されたりと、免疫を上げることが趣味になっていました。

 岩尾 貴(業務執行理事・理事/全国選出)

  1. 朋友会 くらし・しごと応援センターはるかぜ(石川県)
  2. 研修企画運営委員会担当理事、認定スーパーバイザー養成委員会担当理事
  3. 日々の実践を通して、明らかになる地域課題の解決に取り組むには、1人の力では限界があります。日本協会は、そうした課題を集約、社会化し、解決する方策を示していく役割があると思います。
    また、構成員同士が支え合い、実践力のあるソーシャルワーカーを育てることは、協会の重要な役割だと思います。そのためには、各支部、都道府県協会と連動した人材育成の仕組みづくりが必要と考えます。
    これまでの実践と協会活動の経験を活かし、協会役員として、協会の社会的活動、人材育成、組織強化に取組みたいと考えています。
  4. 昨季は、認定精神保健福祉士の新たな更新制度の検討やウェブを活用しての研修の実施等に取組みました。コロナウイルス感染症の影響で制約はかかりますが、知恵をしぼって、研鑽の機会や人と人とがつながれる活動を継続していけるよう構成員の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。私は、これまで協会活動を通して、たくさんの仲間たちと出会い、その出会いは、私のかけがえのない財産です。このような状況ですが、知恵をしぼって、学びや研鑽の機会と人と人がつながれる活動を継続していけるよう皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
  5. 自分では自覚がなかったんですが、同僚から「破壊的冒険者」と言われています。確かにグループに新しい風を入れるタイプかもしれません。当事者のため、よりよい地域を創っていくには、既成概念にとらわれず、新しいことに挑戦することが必要だと考え、実践しています。認定精神保健福祉士の新たな更新制度の実施や各地域でスーパービジョンを実施していくための方法の検討など新しいことに挑戦していきたいと思います。

 島内 美月(業務執行理事・理事/全国選出)

  1. 八幡浜医師会立双岩病院(愛媛県)
  2. 「精神保健福祉士の倫理綱領」改訂検討委員会(仮称)担当理事、認定制度推進委員会担当理事
  3. 業務執行理事として、「認定制度推進委員会」と「『精神保健福祉士の倫理綱領』改訂検討委員会(仮称)」を担当させて頂きます。本協会では、「精神保健医療福祉の将来ビジョン」を掲げ、「長期目標」、「中期計画」として策定し、その達成に向けて、取り組みます。権利擁護、政策提言や人材育成、精神保健福祉士の質の維持・向上など様々な課題が集積していますが、構成員の皆様の思いや考えを「つなぐ」役割を自覚し、皆様の協力を得ながら、県協会・支部・ブロック・全国の連動・連携を大切に活動していきたいと思っております。
  4. 私たち精神保健福祉士の理念は、令和になっても「…クライエントの社会的復権・権利擁護と福祉のための専門的・社会的活動を行う専門職として…」と、変わっていません。私は私たちの組織が、一人では難しいことでも、身近な困難なことを諦めず、つながりながら、広がりながら、大きな力に変えていける、力を合わせることができる組織でありたいと思っています。そんな組織の一員として、共通の目的(社会的復権)を実現するために、一緒に頑張っていけたらと思っています。
  5. 社会人1年目から、今の勤め先でした。それ以来、25年以上変わらず、精神科病院に勤務しています。毎日毎日、このまま続けていていいのかと自問自答しながら、気がつけば、「いつまで病院にいるのか」と言われながら、一つのところでずっと仕事を続けきたことになります。人を覚えるのが苦手で、人付き合いが苦手で、困ることも多くあります。そんな私ですが、「目の前のこと、自分の役割に真摯に向き合う」という姿勢で懸命に取り組んでいきたいと思っています。

 関口 暁雄(業務執行理事・理事/全国選出)

  1. 埼玉県済生会鴻巣医療福祉センター(埼玉県)
  2. 依存症及び関連問題対策委員会担当理事、メディア連携委員会担当理事
  3. 2021(令和3)年度まで協会活動は刑事司法精神保健福祉委員会で、加害者支援と被害者支援を精神保健福祉士として取り組む視点を広げることを主な活動として行ってまいりました。精神保健福祉士が担うべき社会問題は本当に幅広く存在しています。この度、理事としては、依存症及び関連問題対策委員会とメディア連携委員会の担当をさせていただくこととなりました。刑事司法精神保健福祉と依存症関連問題、メディア連携は近接領域で共通の課題を持っています。社会的な課題として取り組むことは多くあると思いますので、そうした課題に微力ながら懸命に取り組んでまいりたいと考えています。
  4. 「親ガチャ」という言葉が登場して、親の格差が子供の格差にそのまま影響し運命であるかのような言葉が社会に広がり、果たして今の世の中は「夢」を見られることができる社会なのかぁと・・思ってしまいます。
    出自がその人の価値を決めるような社会や障害を持ったがために社会活動から外されていく社会は、新自由主義経済の自己責任論が蔓延した社会で私たちはいつも緊張にさらされながら生きていかなくてはならないことになります。みなさんと生きやすい社会実現に向けて歩みつづけていくことがとても大切だと思っています。よろしくお願いいたします。
  5. 3日坊主が多いのですが、すぐに首を突っ込みたくなる性分で、自分の首を絞めてしまうことが多くあります。コントロールの病の一つかもしれません。いつも思うのですが自分と付き合うのも容易じゃありません。タレント、ゴッドというアメリカの番組が好きでよくみています。日の目を見なかった才能を持つ人が、みんなが認めるような素晴らしい人が登場することもあって、元気をもらっています。

 徳山 勝(業務執行理事・理事/全国選出)

  1. 半田市社会福祉協議会 半田市障がい者相談支援センター(愛知県)
  2. 組織強化委員会担当理事、分野別プロジェクト「貧困問題」
  3. 2022年度より2期目となります。前期では地域生活支援推進委員会の担当部長、精神保健医療福祉ビジョン策定委員会、権利擁護部合同プロジェクト(社会的復権を語ろう運動)を行ってきました。委員会やプロジェクトに関係する方々と議論したり情報交換しながら活動していくことが、協会活動にとって本当に大切であることを実感しました。また、今期には協会の将来ビジョンが示されましたので、絵に描いた餅とならないように、成し遂げていく活動を行っていくためにも、構成員の意見を集約する代議委員の役割が益々重要になってくると思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
  4. どのような立場であれ精神保健福祉士として本協会の目的である「精神保健福祉士の資質の向上を図るとともに、精神保健福祉士に関する普及啓発等の事業を行い、精神障害者の社会的復権と福祉のための専門的・社会的活動を進めることにより、国民の精神保健福祉の増進に寄与すること」を一緒に実行していきましょう。
  5. 15年ほど前に私は精神科病院で精神保健福祉士として仕事をしていました。そこで入院中の方々から様々な話を伺いました。嬉しかっとことや悲しかったこと、悔しかったことや諦めることしかできなかったことなど、それぞれ違った想いと人生の話でした。中には「こんなはずじゃなかった」と人生を悔やんでいる方もみえました。その方達が自身の人生を取り戻すには何が必要なのか?このことにアプローチできるのが精神保健福祉士と思って資格を取得し仕事としました。現在は基幹相談支援センターに勤務しています。上手くいかないことばかりで挫折の連続ですが、聴かせてもらった当事者の想いを胸に諦めず頑張っています。

 長谷  諭(業務執行理事・理事/全国選出)

  1. 宮城県立精神医療センター(宮城県)
  2. 広報部長、機関誌編集委員会担当理事、分野別プロジェクト「診療報酬」
  3. 3期目の理事就任となりました。これまでは災害支援体制整備、東日本大震災復興支援、メディア連携の各委員会を担当しておりましたが、今期は機関誌編集委員会と分野別プロジェクト「診療報酬」を担当することとなりました。現在の本協会が諸先輩方の弛まぬ努力の上にあることを改めて自覚し、これまでの歩みを更に前へと進めていけるよう微力ながら尽力させていただきます。
  4. 山積する課題に私たちが立ち向かっていくためには、多くの仲間の力が必要であり、互いに高めあう作業を続けていくことが重要であると感じております。そのためにも皆様の実践における気づきや声を是非ともお知らせください。本協会は遠い存在ではありません。皆様と共に考え、悩みながら活動に取り組んでいければと考えております。
  5. 北海道函館市出身、大学から東北に移り住み、気が付けば東北での暮らしの方が遥かに長くなっておりました。それでも梅雨のない北海道生まれには湿気とその後の猛暑は一向に慣れず、6〜8月は気持ち的にはオフシーズンです。家族と過ごす時間に癒しを得ている一方で、子どもの活動力に圧倒され自身の体力低下を痛感している今日この頃です。

 的場 律子(業務執行理事・理事/全国選出)

  1. 福永病院(山口県)
  2. 精神医療・権利擁護委員会担当理事、分野別プロジェクト「認知症」担当理事
  3. ここ近年、精神保健福祉士に求められる役割や活躍の場の広がりを感じますが、未だ積み残された課題は多く、その上に新たな問題も生じています。これらの課題に対し、精神保健福祉士として、また本協会としてどう対応すべきか、構成員のみなさまと一緒に考え、問題解決に向け取り組んでいきたいと考えています。このような活動の積み重ねのその先に、本協会の掲げた精神保健医療福祉の将来ビジョンの実現が待っているのだと思います。
  4. 本協会には入っているものの協会は雲の上の存在、そう思っていた私ですが、協会活動に携わらせていただく機会を得て、私たちの日々の実践や都道府県協会での活動といったものを本協会が一つに繋ぎ合わせ、社会を変える力とすべく日々奮闘しているのを目の当たりにし、私もそこにしっかり取り組まなければ、と考えています。全国にいる仲間と力を合わせ、みんなでその力をより大きなものにしていきましょう。
  5. 学校を卒業後、単科の精神科、精神科クリニック、そして現職と精神科医療機関でずっと勤務しています。現在の職場は単科の精神科ではありますが、入院については認知症の方の治療が主で、“精神科における認知症”に多くのジレンマを感じ、戦う日々を送っています。コロナ禍で自由に出かけることが出来なくなった今、私の癒しは昨年家族として迎えた愛犬です。しかし、どうも愛犬の思う家族ランキングは、私が一番下のようです…。

 山本 綾子(業務執行理事・理事/全国選出)

  1. 三重県松阪保健所(三重県)
  2. 地域生活支援推進委員会担当理事、分野別プロジェクト「発達障害」
  3. 今年度より、理事として活動させていただくことになりました。私たちが一人の精神保健福祉士として、日々の実践の中で直面する課題や困りごと、これはおかしい!と感じること…。これらをきちんと声にして、形にして、社会に働きかける。地域や社会の仕組みづくり…「政策提言」という言葉にすると難しく感じたり、壁が高く感じるかもしれません。けれど、私たちが実践していることはそこへつながっています。だからこそ、その難しさや壁を一緒に乗り越えるために、一人一人の構成員ができること、支部ができること、日本協会が取り組むことを皆さんと一緒に考え、取り組んで参りたいと思います。
  4. ひとりの精神保健福祉士から見ると、日本協会は大きくて、そして少しだけ遠い存在かもしれません。しかし、その大きな存在があるからこそ、私たちは精神保健福祉士としてのゆるぎない価値と専門性を持ち、現場で目の前のご本人と向き合えるのではないでしょうか。そのため、私は現場の精神保健福祉士と協会がさらに結びつき、身近な存在となるよう尽力したいと考えています。
    私たちは誰のために、何のためにソーシャルワークを行うのか?この問いを忘れずに、「今できること」を皆様と一緒に取り組んでいきたいです。
  5. 精神保健福祉士として現場に立ってから、気づけば十数年が経ちます。医療機関、NPO法人、行政機関といくつかの職場を経験していますが、これまでの繋がりや多くの出会いのおかげでここまでやってこれたなぁといつも思っています。私が支えてもらった「繋がり」と「出会い」を仲間の皆さんに還元していきたいです。実は、なかなか信じてもらえませんが、ものすごく人見知りです…。だけど、人と関わり、集まり、話すことが楽しく、大好きです。さらなる新しい出会いや繋がりを楽しみにしています!

 行實 志都子(業務執行理事・理事/全国選出)

  1. 神奈川県立保健福祉大学(神奈川県)
  2. 子ども・若者・家族支援委員会担当理事、分野別プロジェクト「スクールソーシャルワーク」担当理事
  3. 前年度の理事から2期目に入り、前期の手探り状態から協会理事としての自覚をもって行動をしていきたいと考えております。
    2021年度作成した「精神保健医療福祉の将来ビジョン」に基づき、これらを実現できるように、精神保健福祉士として「今何ができるか」「何を大切にしなければいけないか」を振り返りながら考えていきたいと思っております。
  4. 2022年度から、子ども・若者・家族支援委員会、分野別プロジェクト「スクールソーシャルワーク」の担当理事をさせていただきます。まさに、精神保健福祉士の活動する場が広がってきている領域になります。そのため、私自身も益々勉強していかなければならない分野であり、そのため、構成員の皆さんのご意見等もお聞きしながら学んでいければと思っております。一緒に精神保健福祉士の存在意義を伝えていければと考えております。よろしくお願いします。
  5. 関東での生活が人生の半分以上になってきているため、関東出身のイメージをもたれることが多いですが、兵庫県出身の関西人で大阪弁も実家に帰れば話しています。最近、笑いのセンスが鈍ってきているのが残念なところです。
    また、ピアサポートについて大学で研究をしておりますが、コロナ禍において人との関わりの希薄さの問題や必要性に対して益々興味がわいてきました。対面で話せるって、やはり元気がでるなと実感しております。

 渡邉 俊一(業務執行理事・理事/全国選出)

  1. 希づき(福岡県)
  2. 就労・雇用支援の在り方検討委員会担当理事、苦情処理規程改正等特別委員会担当理事・委員長、分野別プロジェクト「産業精神保健」
  3. 今期も引き続きまして理事として協会運営に携わらせていただきます。これまで当協会においては、教育研修関連の委員会の一員として生涯研修制度の黎明から創成・発展に長らく携わり、昨期は全国組織として理想的な在り方について、知り・考える機会を与えられました。これまでの協会活動で得た経験を活かしつつ、今後も私なりに当協会が掲げた『精神保健医療福祉の将来ビジョン』の達成・実現に向けた取り組みと3つの柱である「政策提言・人材育成・組織強化」の推進に寄与できればと考えております。
  4. みなさまと“強い”協会をつくっていきたいです。
    そのためには、構成員一人ひとりが「個を高め、全を成す」意識を持つことが大切だと感じております。みなさま個々の積極的な「協会活動への関与参画」と「研鑽の積み重ね」という実践を期待しています。
    今なお続くコロナ禍、そしてポストコロナ時代においても、みなさまが安心して所属し、活躍し続けられる『構成員総参加・総活躍』できる協会づくりに尽力したいと思っております。みなさまとの『力の結集』を共有・実感できる2年間にしたいと、ココロの底から願っております。どうぞよろしくお願いいたします。
  5. 生まれと育ちは、大分県。学生時代を福岡県筑豊で過ごし、現在は福岡県最南端の大牟田市におります、九州男児です。
    精神科病院に20年間勤務した後、自営をはじめ、9年目を迎えました。山手ののんびりした田舎に高齢者施設を開設し、聖地のような静かな地で五感を研ぎ澄ましております。
    訓言は「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」。断食と神社寺院巡りで心身を整えつつ、まだまだ終わらない修行の日々に挑んでおります。

 大橋 雅啓(業務執行理事・理事/学識等)

  1. 東日本国際大学(福島県)
  2. 分野別プロジェクト「多文化共生ソーシャルワーク」
  3. 保健所の精神保健福祉相談員として精神保健福祉行政に携わると同時に宮城県精神保健福祉士協会の運営にも関わり、最後は事務局長として協会活動を支えてきました。その間に東日本大震災を経験し、日本協会の組織力と構成員の皆様の熱い献身的な活動の数々に大いに助けられ励まされました。
    5年前から福島県に活動拠点を移し、大学教員として、また福島県精神保健福祉士会理事として、これまでの経験を発信するとともに、同じく自然災害に直面するアジア諸国のソーシャルワーカー達との交流を通じて、国際的な場面で協会活動をPRしていきたいと思います。
  4. 様々なメンタルヘルス課題が社会に噴出するなか、精神保健福祉士・ソーシャルワークへの社会的な期待が年々高まっています。社会変革と社会的結束は私たちが取り組まなければならないミッションです。でも、“早く行きたければ1人ですすめ、遠くまで行きたければ皆ですすめ”の精神がモットーです。ワンチームで、皆で楽しく、そして遠くまで躍進しましょう! Go for Broke!
  5. 長らく児童相談所、保健所、市立病院、精神保健福祉センター等の政令市の精神保健福祉行政に携わり、現在は大学教員として後進の育成に関わるとともに、国際ソーシャルワーク連盟(JFSW)活動を通じて、日本のソーシャルワーク実践をPRしています。
    人と社会への興味が尽きないから、ソーシャルワーカーという仕事は常々天職だと思っています。
    チャンスがありましたら、お気軽にお声がけ頂ければ嬉しいです!

 栄 セツコ(業務執行理事・理事/学識等)

  1. 桃山学院大学(大阪府)
  2. 研修企画運営委員会担当理事
  3. 今期より、理事を務めさせていただくことになりました。本協会員となって早30年あまり、社会の様相が大きく変容し、精神保健福祉士が対応すべき社会的ニーズは複層化・複合化しています。それに伴い、精神保健福祉士の養成等の在り方も時代の要請に応えうるものが求められています。微力ですが、本協会と養成校の架橋に取り組みたいと思っています。
  4. 「あなたが精神保健福祉士かどうかの定義権はクライエントにある」、私が心病む人たちから教えられたことです。当事者と専門家との共同創造が理念型として掲げられるなかで、ソーシャルワークの価値である「人権と社会正義」の社会実装はどれほど進展したのか、協会の活動のなかで自己省察していきたいものです。
  5. 大学卒業後、医療機関の臨床で、精神障害者に対する社会の偏見を目の当たりにする一方で、当事者の方々の病いの経験から得た知恵の豊かさを教えていただきました。その原体験がピアサポート研究の礎になっています。現在は、教育機関に軸足をおくなかで、当事者の語りに基づく福祉教育やヒューマンライブラリー、当事者と専門家との共同創造を目指すリカバリーカレッジなどの活動を行っています。

 滝田 裕士(理事(外部理事)/学識等)

  1. 法務省保護局(非構成員)
  2. 本協会には、2019年から外部理事として関わらせていただいています。本協会が取り組まれている精神障害のある方々の権利擁護を始めとする、大変幅広く、また重い課題について、勉強させていただきながらですが、皆様と共に考えていければと思っています。また、私の携わる刑事司法との連携分野などで、少しでもお役に立つことができればと思っております。
  3. 私の従事する更生保護の分野でも、高齢あるいは障害のある出所者等の社会復帰を図る上で福祉分野との連携が少しずつ進み、その中で精神保健福祉士の方々にお世話になる機会も増えています。また最近は、職員が精神保健福祉士の資格を取得する例も増えてきました。福祉と刑事司法との連携が広がりつつある中で、皆様にもこれまで以上に関心を深めていただき、幅広く関わりを持っていただければありがたく思います。
  4. 1992年に法務省に採用されて以降、更生保護や医療観察の分野〜主に法務省保護局とその出先機関である保護観察所で勤務してきました。現在も同局において、犯罪をした人や非行少年の再犯・再非行の防止や社会復帰支援に関する業務に携わっています。精神保健福祉士の皆様とは、医療観察制度の立上げの当時、保護観察所に配置されることになった社会復帰調整官の皆様との出会いが始まりです。当時も今も、精神保健福祉の専門家の皆様と共に考える機会があることは、私にとって大変貴重なことと感じています。

 長谷川 千種(業務執行理事・理事/学識等)

  1. 長谷川ソーシャルワーク・成年後見事務所(東京都)
  2. クローバー運営委員会担当理事
  3. 2006(平成18)年に立ちあがった、権利擁護委員会成年後見人養成研修検討小委員会から運営に携わり、認定成年後見人ネットワーク「クローバー」の運営を担うクローバー運営委員会移行後も、委員としてかかわらせていただきました。2021年度で4期続けた同委員会委員長を辞することになりましたが、2022年度からは、クローバー担当理事を拝命致しました。理事として何ができるのか、まだイメージできませんが、クローバーの取組みが地域偏在から次のステージへ進んでいけたらと願っています。
  4. 成年後見制度利用促進法を受け、第T期の5年間に続き、2022年度から5年間、第U期成年後見制度利用促進基本計画が始まりました。「利用促進」と聞くと、成年後見ありきでは?と身構えてしまいますが、中身は「地域共生社会の実現」を目指し、「意思決定支援」と「権利侵害の回復支援」を軸に、本人を中心にした支援・活動の共通基盤となる考え方「権利擁護支援」をすすめていこうとするものです。その過程で、成年後見制度を必要とする人には、必要に応じて対応していくことになります。我々は行うことの権利侵害を恐れますが、行わないことの権利侵害も避けては通れません。まずは共に成年後見制度の学びを深めましょう。
  5. 身体障害者療護施設を経て、30年間、精神科病院のソーシャルワーカーとして勤めました。2021年から長谷川ソーシャルワーク・成年後見事務所という個人事務所を始めています。案件ごとに支援チームが組まれ、所属組織に縛られない醍醐味を味わっていますが、予想通り貧乏になってしまいました。釣りと料理と酒を楽しみ、浅田次郎や池波正太郎などを好み、犬に散歩へ連れて行ってもらっています。あまり更新していませんが、ホームページにもお越しください(https://hase-sw-office.com外部ページへリンク)。

 梅林 邦彦 (財務担当監事(外部監事))

  1. 梅林邦彦税理士事務所(非構成員)
  2. 監事の職務であります会計監査及び業務監査を通じて本協会の活動に微力ではありますが、貢献する所存であります。
  3. 本協会を支えていただいている構成員の皆様とともに、日本の精神保健福祉の増進に寄与したいと思います。
  4. 私は、2021年6月末に監査法人日本橋事務所を退所しました。現在は東京都杉並区において税理士事務所を経営しておりますとともに、知的障害者関係の社会福祉法人の監事も務めております。

 宮部 真弥子(業務担当監事)

  1. 和敬会 谷野呉山病院 脳と心の総合健康センター(富山県)
  2. 当協会に求められる役割は、年々増大し、多岐にわたっています。
    構成員一人ひとりが現場で、精神保健福祉士の倫理と価値に立脚し実践できるよう、さらには、時代の要請に応えることのできる協会活動が展開できるよう、微力ながら業務担当監事としての役割をはたしていきたいと思います。
  3. 成員の働く職場や業務の対象者はさまざまです。
    構成員の皆さんの実践が、協会活動を作り上げていきます。ぜひとも皆さんの英知を協会に寄せていただきたいと思います。
    また、「ソーシャルワーカーである精神保健福祉士」としてさらに業務を深化させていくとき、協会を活用していただきたいと思います。
  4. 長年精神科病院の精神保健福祉士として地域移行実践を行ってきましたが、現在は、障害福祉サービス事業所の相談支援事業所、共同生活援助、就労継続支援B型のセンター長として、包括ケアシステムの構築を意識しながら支援を行なっています。
    これまで精神保健福祉士として仕事を続けることができたのは、関りをもった人たちの真摯な生きざまに励まされてきたからだと、振り返る年代になりました。つながりの中で刺激を受けながら、「自分にできることはあるのか」を考えていきたいと思っています。

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