復興支援本部情報

つながろう!JAPAN-PSW
全国各地の仲間から寄せられるメッセージが被災地の仲間の復興への力につながることを願って
〜四国ブロック編〜

(このメッセージは、今年2月末に届けられました。一部役職名等は2012年度現在のものです)


・ 一般社団法人愛媛県精神保健福祉士会 会員 佐々木優子さん

 震災発生から3ヶ月が経過した頃に数日間ですが、宮城県東松島市での支援に入らせていただきました。あれから約1年半が経過して、少しずつ復興している様子をTVなどで見る事しかないのですが、東北の県名を聞くと今でも関わらせていただいた方のことを思い出します。その時私は何もできなかったのですが、温かく受け入れてくれた方たちに助けられたことがたくさんありました。愛媛からでもできることをして少しでも復興に役にたてることをしていきたいと思います!

・ 一般社団法人愛媛県精神保健福祉士会 常任理事 住友裕美さん

 もうすぐ東日本大震災から2年を迎えようとしています。私は2011年6月本協会からの支援として1週間東松島市へ行かせていただきました。大変な状況の中、被災地の皆さんの一丸となった被災者への迅速な対応と判断力に、支援に参加したにもかかわらず多くのことを学ばせていただきました。再び訪れたいと思いながらも行くことができず、愛媛の地で出来ることをと思い、被災地の状況に関心を持ち続け、今出来ること、今後に備えて置くことを実践していきたいと思っています。東北の皆様、愛媛県会員一同できる限りの復興活動に取り組み、応援していきたいと思っています。

・ 一般社団法人愛媛県精神保健福祉士会 会員 森本しげみさん

 福島の空や南相馬市の景色、そして福島でお会いした方々の顔がいつも私のどこかにあります。あの時、福島第一原発から20キロ圏内だったために立ち入ることのできなかった小高区に昨年のお盆に行きました。夜になるとまだ立ち入り禁止です。ここは、震災後にみた景色とまだ何も変わっていませんでした。崩れたままの商店街、まだ水が引いていない海岸までの道。放置されたままのあらゆる無念を思います。愛媛でできることをいつも探しながらこれからも東北の応援と復興を願っています。

・ 本協会高知県支部長 上甲尚之さん

 平成23年5月にこころのケアチームの一員として被災地を訪問させてもらいました。短期間でしたが、自分自身PSWとしてなにができるのか?本当に考えさせられました。避難所等を訪問させてもらいお話を聞かせてもらいましたが、大変な状況にありながらも私たちを温かく受け入れていただいたことが今でも印象に残っています。遠く離れた高知県ですが、なにかお役に立てることがあれば協力していきたいと考えています。

・ 本協会高知県支部 檜垣千穂さん

 高知は決して他人事ではなく、来る震災に備える必要あり!東北の皆さんの経験を活かしていくことに務めたいと思います。尊い命が失われたこと、二度と還っては来ないからこそ、高知で今できることを大事にしていきたいと思います。

・ 本協会高知県支部 浜田 貴子さん

 PSWの繋がる力、ネットワークを活かして今後も助け合いましょう。私たちは離れていてもつながっています。

・ 本協会高知県支部 坂本万理さん

 被災地で活動されているPSWの皆さんへ私は震災の所へ行く事は出来ていませんが、気持ちはいつも応援しています。被災した中で活動されているPSWの方や応援できているPSWの方もいて、それぞれの想いや様々な気持ち・葛藤があるのではと思います。これからもPSWを必要とする方はたくさんいると思います。今はまだまだかもしれませんが、これから少しずつ復興が進んでいくと信じています。遠くからですが、いつも応援しています。

・ 本協会高知県代議員 眞土和之さん

 被災地で活動されている皆様、遠く離れた高知県ですが今後の復興を願っています。
 高知も南海大地震が予想されています。そのなかでPSWとして何ができるかを考えることが増えました。時間がたつなかでそういった思いが風化しないよう私たちにできることを考え行動していきたいと思います。

・ 本協会香川県支部長 詫間佳子さん

 未だ被災地での直接支援のできない自身への言い訳と心苦しさを抑えつつ、これまでの皆様のご苦労、ご努力と、3年目のこれからに思いを馳せています。復興支援では、今後、新たに起こるであろう課題への支援や、震災前からの問題に再取組していく必要がでてくるでしょう。これからが更に長く険しい道のりが始まるのかもしれません。皆様が、心から笑える日を迎えられるよう、香川の地より、できることを、できるだけ、しつづけていきたいと考えております。焦らず、譲らず、心折れぬよう、復興への道を歩んでいけるよう、応援しています。

・ 本協会 理事 小谷尚子さん

 東日本大震災により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。想像をはるかに超える大震災で、私は、ただただ呆然とニュースを見ることしかできませんでした。あれから少しずつときが流れましたが、見聞きするテレビや新聞の情報、また被災地を訪れた人たちの話は、震災の大きさ自体もさることながら、復興していくことが一筋縄ではいかないことも浮き彫りにさせるものでした。そんな中でも、被災地の方たちの未来を語る姿や笑顔にかえって、私のほうが元気づけられました。四国の地から復興を願い、被災地のことを忘れず、私のできることを考え続けていきたいと思っています。

・ 本協会徳島県支部長 美馬 ゆかりさん

 2年前、メンバーを家に送り届けようとした時、ある職員から「沿岸部には行くな!」と厳しく止められました。遠く離れている徳島県沿岸部さえ、津波警報で沿岸部の道路は通行止め。もちろん公共機関もストップ。日本中パニック状態。離れているから大丈夫と、津波を甘くみていた恥かしい気持ちと、帰れなくなったメンバーの不安をどのように受け止めたらよいのか戸惑いながら一日一日と過ぎていったことを今も脳裏に焼き付いています。「命があってこそ支援ができる。命があってこそ、明日を歩くことができる」ということを、被災地から教えてもらったように思います。復興にゅうすを通じて、一日一日元気になっていく東北に、遠い徳島からエールを送り続けたいです。

・ 本協会徳島県代議員 月岡麻実さん

 2年前の3月11日、東日本大震災が起こったことを知ったのは、職場から帰宅した夕方のことでした。テレビに映る現状にただただ驚くばかりでした。職場の上司や先輩が心のケアチームや、ボランティアとして被災地に向かいました。直接支援には行けませんでしたが、被災地の現状を聞くことで、今後起こるとされている南海大地震に備えて、自分がしなければならないことについて、深く考えるきっかけになりました。復興までの道のりは長いと思います。遠い四国からではありますが、応援させていただきたいと思っています。 

・ 本協会徳島県支部 森 真弓さん

 東日本大震災「徳島県こころのケアチーム」として、私達は4月の初めに仙台市若林区を訪れました。あれから、もうそろそろ2年が経ちます。あの時お会いした方々は、お元気でいらっしゃるでしょうか。今も時々地震は日本列島を揺るがし、この極寒の中、仮設住宅に身を寄せている被災者の方々が未だ数多くいらっしゃることを思うと、身が引き締まる思いです。あの時、自身の家や家族が被災していながらも、保健師やPSWとして支援する側の人々とたくさん出会いました。私達にずっと付き添ってくれた「はーとぽーと仙台」のHさん、お元気でいらっしゃいますか?ご自身も疲弊されている中で、他地域から次々に派遣される我々のような者の世話までしていただきましたね。命からがら助けられ、避難所に身を置くことになった方々の所にお邪魔し、お話を伺う中で、我々は支援するというより逆に、たくさんの事を学ばせてもらった気がしています。ただただ、そこに寄り添い、うなづくことしかできなかった日にも、多くの方が、遠くから来たことへのねぎらいの言葉をかけてくださいました。同行した医師や地域の支援者につなぐことができた例もいくつかありましたが、限りある日数の中で、我々ができることは本当に少なかったように思います。認知症の夫の入浴を手伝ってくれる同じ避難所の男性に「手を合わせている。」と言っていたAさん、少しでも皆を癒したいと牛乳瓶にそっと草花を飾っていたBさん、すぐに逃げられるように玄関に布団を引いて寝ていたけれど眠れず、怖くて逃げてきたというCさん、寒い体育館での仮設住宅説明会で、「納得がいかない。情けない。」と行政職員に詰め寄っていたDさん、「遠い親戚が何度も心配してくれる電話は、喜ぶべきなのに、事情を説明するのが実は苦しい。」と吐露していたEさん・・・など、たくさんのシーンが今も頭をよぎります。徳島に帰った後、私達が今住んでいるこの場所が被災した場合、自分がどう動けるのかを考えさせられました。支援を体験した方々が集う会に参加したり、県内のPSWとも、自分の所属する組織の中で何ができるか、何をすべきかを一緒に考える機会も持ちました。しかし、未だ課題は多く残っていながら、何もできない自分がいます。
 24年度から、「精神障害者アウトリーチ推進事業」を担当する事になりましたが、その業務をする中で、最近思っていることがあります。仙台への派遣はまさにアウトリーチでした。医療や福祉の提供は勿論大切ですが、やっぱり人には「人の力」が必要であると痛感しています。一人にできる事は少ないですが、その現場に近づいて行き、傾聴し、寄り添い、そこからできる何かを一緒に見つける事。仙台行きから学んだことでもありますが、前を向いて、私にできるその事を進めていこうと思っています。
 どうか、被災された皆さんが一日も早く幸せになりますように・・・。


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