復興支援本部情報

 “想いを形に”〜復興支援を始動します!

 縦に長い日本が、私にとってこれだけ近しく感じられるようになったのは、震災以降のことです。「震災復興支援」ということを通じて全国のみなさまが繋がり、できることを模索し、あるいは動いている今日この頃だと思います。
 昨年に本協会から被災地派遣ボランティアとして現地に赴かれた方々のメーリングリストは、今も動いています。折々の便りを、心のケアセンターに勤務しながら送ってくださる方、被災地を訪れた方からの画像の送信などもあります。こうした繋がりがさらに広がるための、この復興支援本部の活動でありますようにと願い、本日は2点のご報告をさせていただきます。

1.研修認定精神保健福祉士の更新期日延長
 昨年の震災発生当時、被災三県(宮城・福島・岩手)に在住、在勤されていた方の中で、今年度末に更新期日を迎える「研修認定精神保健福祉士」の皆さまには、更新期日を1年間延長することが先の理事会で承認されました。後日、該当の方には個別のお知らせもいたしますが、被災地支援の一環として、こうした対応をしていることを全国の皆さまにもご理解いただければ幸いです。

2.基幹研修23・更新研修in東北(岩手県盛岡市)
 岩手県では更新研修の開催予定(8月25日〜26日)がありますので、各地から「敢えて東北で」というご参加も大歓迎です。ただ、定員がありますのでご決断、お申し込みはお早目に(今月21日発行のスタートラインに開催案内と申込書がついています)!
 1000年に1度の大災害の後でも、むしろ、そうであればこそ専門職の資質向上はより確かに求められています。研鑽の機会を少しずつでも確実に提供し続ける本協会でありたいと思っております。

 最後に、お願いです。
 5月7日より「東日本大震災“支えるひとを支える”募金」を開始いたします。日本協会の各種研修会等の会場には募金箱を設置するほか、募金口座も新たに開設いたしました。全国各地では支部・都道府県協会の総会等も開かれる時期かと存じますので、広く呼びかけ、関心を寄せ続けるとともに「想いを形に」表わすご協力も心よりお願い申しあげます。

2012年5月7日

社団法人日本精神保健福祉士協会 副会長 田村 綾子


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