復興支援本部が始動しました! |
<2012/04/17> |
ほんとうはここから必要なことがある。細くてもずっと長く続けること。見つめ続け、見守り続け、そして寄り添う。緊急における役割から、この後はより成熟したかかわりの段階に入って行くことになりましょう。
2011年3月11日。多数の尊い人命が失われるとともに、くらしは壊滅的な被害を受けました。あれから十三ヶ月余を過ぎた今なお、辺りを覆い尽くしていた「がれき」はひとところに集められただけで、失ったものの大きさがじりじりと身に染みてくるばかりです。
2012年4月8日。復興支援本部が始動しました。この巨大で歴史的な災厄に襲われた今だからこそ、私たちは先達から継承されてきた「PSW魂」を拠り所に覚悟を固め、誇り高く耐え忍び、弛まない歩みを続けねばなりません。
復興支援本部は、東北の人びとの、沈黙を挟み
[復興支援本部の主たる任務]
○継続的・長期的な支援を可能とする具体的な手立てを導き出す
○災害対策本部の取組を継承
○被災地支援活動に携わった構成員の実践の集積及び知見の活用
○宮城県、福島県、岩手県の復興において担うべき支援ニーズの把握
○東北ブロックに属する隣県及び近県の連携による広域的支援体制の構築
○被災地の県・市町村等々からの支援活動派遣要請等への対応
○喫緊及び長期的展望による精神保健福祉に関する改善及び創出のための意見表明等への提案
○復興支援に関して構成員に提供する情報発信及び集約
[復興支援本部の構成]
[本部長]柏木一惠(会長)
[本部長代行]小関清之(東日本大震災復興支援担当理事)
[副本部長兼事務局長]木太直人(常務理事)
[本部員]
※東北六県支部長
石田康正(青森県支部長)、品川清美(岩手県支部長)、岡ア 茂(宮城県支部長)
加藤雅史(秋田県支部長)、河合宏之(山形県支部長)、鈴木長司(福島県支部長)
※被災地支援経験者
木村雅昭(友和病院/広島県支部)、藤田さかえ(久里浜医療センター/神奈川県支部)、渡部裕一(みやぎ心のケアセンター/宮城県支部)、菅野正彦(桜ヶ丘病院/福島県支部)
[オブザーバー]
廣江 仁(災害支援体制整備委員長)、宮部真弥子(第一副会長)、田村綾子(第二副会長)
会員ページに第1回会議の「議事録」を載せました。是非、ご一読下さい。皆様と「今、どう動いているのか」「何が話し合われているのか」をリアルタイムで共有したいと思います。復興支援本部からの発信に呼応していただきたいと思います。被災現地の構成員からさらなる求めの声が寄せられたり、全国各地の構成員からのエールが届いたりといった双方向のうねりとなることを期待しています。絶望はしたくありません。ひとりの「私に何が出来るか」がもうひとりの溢れる想いへと繋がって、日本列島の何処にあっても隔たりのない、私たちの持てる力を結集する協会でありたいと思います。へこたれず「希望に繋がる可能性を信じ続けたい!」。皆様のお力添えをお願いいたします。
復興支援本部長代行 小関 清之