第98回更新研修

 2025年3月16日(日)に、オンラインにより標記研修を開催しました。
 ここでは、修了者からの報告記事を掲載します。


第98回更新研修

諦めなくて良かった!

医療法人泯江堂 油山病院(福岡県)/経験年数25年/内野 秀雄

 2025年3月16日、更新研修(オンライン)に参加しました。

 仕事と生活に追われ更新研修申し込み期限が近づくなか、半ば諦めてかけていましたが、年末年始の連休で提出課題を作成し、年始の申し込み期限にどうにか間に合わせることができました。

 研修では、演習を行うために振り分けられたグループ(7名)に入りましたが、冒頭の自己紹介で私と同じように「やっとの思いで研修に参加した」という方が複数名おられ、改めて「せっかくたどり着いた更新研修、一つでも多くの学びを得たい」という気持ちになりました。

 演習1「スーパービジョン」では事例をメンバーで輪読したうえでグループ討議を行いました。専門職としての成長を促すため「かかわりのあり方」に焦点を当てるスーパービジョンについて、事例検討やOJTとの違いを踏まえながら理解を深めることができました。

 演習2「実践・活動の振り返り」では、地域によって様々な違い(実情)があること、共通する課題や悩みがあることも改めて実感でき、また全国各地から参加している精神保健福祉士仲間の前向きな姿勢や実践に触れ、刺激を受けることができた貴重な時間となりました。

 演習3では、「さくらセットを活用した研鑽計画」を進めていくために必要なポイントをペアワーク(ロールプレイ)を通してイメージすることができました。これまでは「手間がかかる難しいもの」と思い込んでいましたが、自身が研鑽を積むうえで非常に有効なツールであり、精神保健福祉士として成長するための大きな助けになるものであることが理解できました。

 今回、申し込み時の提出課題、研修前の事前学習に取り組む中で、自己研鑽の重要性を再認識し、忙しい日々の中でも研鑽の時間を確保できるかは自分次第だと気付くことができました。あきらめずに更新研修にチャレンジして本当に良かったと思います。

 研修での経験や学び得た知識、精神保健福祉士仲間との交流から得たものを、認定精神保健福祉士として「後進育成」や「自らの実践」に活かしていけるよう研鑽を怠らず元気に活動していきたいと思います。

 「更新研修」は限られた時間の中でも効果的に学びを深めることができる非常によく考えられたものであると感じました。研修開催に関わられた協会関係者の皆様、講師の先生方、学びを共にした参加者の皆様、ありがとうございました。


※ご報告いただいた方のご所属名と経験年数は、研修受講時の情報で掲載しています。