第96回更新研修

 2024年10月27日に、オンラインにより標記研修を開催しました。
 ここでは、修了者からの報告記事を掲載します。


第96回更新研修

エネルギーとモチベーションを得ることができた研修会

鹿児島市精神保健福祉交流センター(鹿児島県)/経験年数18年/荒堀 瑞佳

 2024年10月27日、オンラインで開催された更新研修に参加しました。

 事前のeラーニング視聴と事前視聴完了報告は、家事を済ませ家族が寝静まった時間に視聴を始め、目を覚まして泣く子どもを寝かしつけながら視聴したり作成したりする日々。正直、時間が足りず、心が折れそうになりました。ですが、ソーシャルワーカーに必要な価値や倫理、知識、技術の再点検ができ、ソーシャルワーカーの専門性を再確認する貴重な時間となりました。

 研修当日では、スーパーバイズについて学びを深め、実践課題の共有では、実践する地域と分野が様々な中で、何かしら問題意識、課題を抱えており、共感できる課題も多く、「悩んでいるのは私だけではない。」と、多くの仲間が全国にいることを実感でき、安心した時間でした。課題解決のキーワードは、地域のニーズ把握、社会資源の開発、ネットワークづくり、後進育成等共通するものが多く、グループで模索したことは、職場に持ち帰り、役立てることのできる内容でした。「『研鑽計画(さくらセット)』の進め方」では、さくらセットを活用した研鑽計画作成は初めての経験でしたが、ペアワークでの話し合いを通して、新たな視点を得ることができ、私の悩みにそっと背中を押す勇気をもらえた時間でした。

 今回の更新研修は、日々の忙しさに追われ、研鑽の時間が持てず、自身の実践を言語化する機会のない私にとって、自らの実践を振り返る貴重な機会となりました。

 今後5年間、認定精神保健福祉士として、自らの実践課題や後進育成に向き合い、無理のないペースで自己研鑽し続けるための、エネルギーとモチベーションを新たに得ることができた研修会になりました。
 講師の先生方、協会担当者の方々、事務局の皆様、そして研修参加者の皆様、本当にありがとうございました。


※ご報告いただいた方のご所属名と経験年数は、研修受講時の情報で掲載しています。