日時 | 2015年10月31日(土)、11月1日(日) |
会場 | タイム24(東京都江東区青海2-4-32) |
参加費 | 構成員 1日につき: 5,000円、非構成員 1日につき: 7,500円、学生 1日につき: 3,000円 ※学生のうち「学生会員」は1日につき1,000円 ※テーマ1は2日間プログラムのため、上記費用の倍になります |
懇親会費(10/31) | 4,000円(オプション) |
定員 | 各50名(先着順。定員になり次第締切。) |
※申込書はこちらからダウンロードしてください。 申込書:(285KB)、申込書:(102KB)
みなさま、お待たせいたしました。今年もやります、「ソーシャルワーク研修2015」。
本研修も、開催を重ねること、実に7回目。毎「秋」の恒例企画となりました今回のソーシャルワーク研修のラインアップは、5つのテーマです。
昨年の精神保健福祉法改正などの慌ただしさから少し落ち着きつつありますが、新たな役割とより一層の活躍に対する期待に応えるべく、いまだなお、現場において「疑問」や「課題」などを抱えながら、「不安」や「迷い」と向き合いながら、精神保健福祉士として日々の業務に取り組まれている方も少なくないのではないでしょうか?
そのときどきのニーズの変化に即した新たな知識や技術の積み上げは、ソーシャルワーカーとしてクライエント支援を行う上で、非常に重要なものであることは言うまでもありません。
本研修を、そんな新たな「学習」「習得」の時間にしていただくとともに、日頃の「振り返り」「点検」の機会として、役立てていただければと思っております。また、本研修は、未来の精神保健福祉士となる学生さんの参加も歓迎しております。今年も、「学び」の秋を我々とともに過ごしてみませんか?
テーマ1:理想的な相談支援(せいかつしえん)体制を追求する〜相談支援(せいかつしえん)とは何なのか?〜
3年間の経過措置が終わり、2015(平成27)年度から給付サービスを利用するすべての人たちにサービス等利用計画の作成が実施されることになりました。この間に、官民協働でその地域の特性に合わせて相談支援の体制整備を行ってきましたが、何とも行き詰まりを感じているPSWも多いことでしょう。
相談支援政策提言委員会では、相談支援体制に係る地域の課題を明らかにしていきながら、行き詰まりを打破してソーシャルアクションにつなげられる相談支援について、今年福島県で行われた全国大会で3つの提案をさせて頂きました。このソーシャルワーク研修では、全国大会の提案も踏まえ、相談支援専門員であるPSWが取り組まなければならないことを、参加者の皆さんと共に具体的に考えていきます。
<合同研修について>テーマ1、2は相談支援政策提言委員会と退院促進委員会が合同で行う研修が一部あります。両委員会が医療と福祉の連携をより具体的に考え、さらに連携が進むことを期待して企画しました。(相談支援政策提言委員会・退院促進委員会)
10月31日(土) |
〜テーマ1・2合同研修〜 09:20 開講式・オリエンテーション(受付開始9:00〜)09:30 講義1「我が国の精神保健医療福祉の取組み」(60分) 講師:門屋充郎(NPO法人十勝障がい者支援センター)◇ 10:30 講義2「退院後生活環境相談員の役割」(20分) 講師:中村倫也(静岡県立こころの医療センター) 10:50 休憩(10分) 11:00 講義3「相談支援専門員の役割」(20分) 講師:菅原小夜子(NPO法人こころ)★ 11:20 シンポジウム「医療と地域の壁を無くすには…。」(70分) シンポジスト:金川洋輔(サポートセンターきぬた)★、名雪和美(旭中央病院) 中野千世(地域活動支援センター櫻)★、澤野文彦(沼津中央病院) 指定発言:水野拓二(鷹岡病院)* コーディネーター:岡部正文(一般社団法人ソラティオ)★ 〜ここから相談支援政策提言委員会単独企画〜 12:30 昼休み(60分)13:30 講義4「本人中心の支援とは?」(60分) 講師:吉澤浩一(相談支援センターくらふと)★ 14:30 対談「相談支援体制の現状と課題」(70分) 遠藤紫乃(一般社団法人スターアドバンス)★、金川洋輔(サポートセンターきぬた)★ 司会:吉野 智(中核地域生活支援センター海匝ネットワーク)★ 15:40 休憩(20分) 16:00 演習1(80分) 17:20 オリエンテーション(−17:30) <終了後、全テーマ合同懇親会予定> |
11月1日(日) |
09:00 講義5「PSWへの期待」(60分) 講師:岩上洋一(NPO法人じりつ)★ 10:00 対談「新しい地域の活動から見えてきたこと、取り組みたいこと」(100分) 今村まゆら(地域生活支援センターリヒト)★、有野哲章(社会福祉法人蒼渓会)★ 司会:岡部正文(一般社団法人ソラティオ)★ 11:40 昼食(60分) 12:40 演習2(120分) 14:40 休憩(10分) 14:50 まとめ(60分) 15:50 閉講式(−16:20) |
★本協会相談支援政策提言委員 ◇本協会相談支援政策提言委員会助言者 *本協会相談支援政策提言委員会担当部長
テーマ2:退院後生活環境相談員を知ろう!!〜役割を知る、大切にすることは?〜
精神保健福祉法が改正されて1年以上が経過しました。退院後生活環境相談員として、私たちはどのような役割、退院に向けての中心的な役割を担えてきたでしょうか。長期入院患者の地域移行に向けた意欲喚起、ニューロングステイの解消に向けて、また精神保健福祉士が行う入退院支援とは何を大切にすべきでしょうか。
退院促進委員会が作成している退院後生活環境相談員の役割を踏まえたケアパス及びガイドラインを活用しながら、その目指すべき視点を知る機会を今回のソーシャルワーク研修に盛り込みました。皆さんの参加をぜひお待ちしています。
10月31日(土) | |
〜テーマ1・2合同研修〜 09:20 開講式・オリエンテーション(受付開始9:00〜)09:30 講義1「我が国の精神保健医療福祉の取組み」(60分) 講師:門屋充郎(NPO法人十勝障がい者支援センター)◇ 10:30 講義2「退院後生活環境相談員の役割」(20分) 講師:中村倫也(静岡県立こころの医療センター)★ 10:50 休憩(10分) 11:00 講義3「相談支援専門員の役割」(20分) 講師:菅原小夜子(NPO法人こころ) 11:20 シンポジウム「医療と地域の壁を無くすには…。」(70分) シンポジスト:金川洋輔(サポートセンターきぬた)、名雪和美(旭中央病院)★ 中野千世(地域活動支援センター櫻)、澤野文彦(沼津中央病院)★ 指定発言:水野拓二(鷹岡病院)* コーディネーター:岡部正文(一般社団法人ソラティオ) 〜ここから退院促進委員会単独企画〜 12:30 昼休み(60分)13:30 グループワーク1(30分) 14:00 講義4「ガイドラインの紹介」(60分) 講師:浜守大樹(谷野呉山病院)★、宮村厚多(順天堂越谷病院)★ 15:00 休憩(15分) 15:15 グループワーク2(75分) 16:30 発表(30分) 17:00 閉講式(−17:15) <終了後、全テーマ合同懇親会予定> |
★本協会退院促進委員
テーマ3:支援の姿勢を学ぼう〜かかわりの第一歩、面接と記録のスキルを学ぶ〜
かかわりの中で、「聴くこと」「伝えること」「記録に残すこと」に不安を感じてはいませんか?私たちソーシャルワーカーのかかわりは、「聴き」「伝え」「まとめる」だけではなく、かかわりの「質」が専門職として問われているのではないでしょうか。私たちに必要な基本的な視点と心構え、実践的な面接技法、記録の残し方について講義と演習を通し学びます。基本的かかわりの姿勢や価値について、日々の実践における「面接」という視点から振りかえり、自身のかかわり方の特徴などを知ることができる時間にしたいと考えています。学ぶ気持ちのある仲間とともに体験しませんか。
10月31日(土) |
10:00 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:40〜) 10:15 講義1「相談支援の基本姿勢」(80分) 講師:渡邉俊一(合同会社 希づき)★ 11:35 休憩(10分) 11:45 演習1「面接の基本姿勢を学ぶ」(30分) 12:15 昼休み(60分) 13:15 講義2「基本的なスキルを学ぶ」(80分) 講師:鈴木詩子(慈友クリニック こころのクリニックなります・高島平)★ 14:35 休憩(15分) 14:50 演習2「面接・記録の体験演習」(120分) 16:50 発表・演習総括(30分) 17:20 閉講式 <終了後、全テーマ合同懇親会予定> |
★本協会研修企画運営委員
テーマ4:災害時、平常時に精神保健福祉士ができることは?〜災害支援ガイドライン改訂を踏まえて〜
災害支援の現場で精神保健福祉士に求められる実践力を養成する研修です。今年度は、アドバンス編を開講します。災害ソーシャルワークの知見は進化しています。これまでに、基礎編を受講された方、都道府県協会開催の災害支援研修を受講された方には「前進」のチャンスです。災害対策委員の方、基礎編未受講の方、災害支援活動未経験の方にも受講して頂きたい内容となっています。また今後、日本精神保健福祉士協会で災害支援活動を行う際には、基礎編およびアドバンス編修了の本協会構成員を優先派遣する方針で検討しております。災害派遣に志のある方はぜひお申し込みください。
11月1日(日) |
09:50 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:35〜) 10:00 実践報告「災害と精神保健福祉士」 1)被災現地体験 発災時の実践(40 分) 講師:松田聡一郎(ふくしま心のケアセンター)★ 10:40 2)被災地支援 長期支援の実践(40 分) 講師:松田聡一郎(ふくしま心のケアセンター)★ 11:20 休憩(10 分) 11:30 演習1「支援者支援とセルフケア」(40分) 講師:島津屋賢子(就労支援センターMEW)★ 12:10 昼食(50分) 13:00 講義1「基礎編とアドバンス編の意味」(20分) 講師:鈴木一由(茨内地域生活支援センター)★ 13:20 講義2「災害支援における精神保健福祉士の役割」 講師:氏家靖浩(仙台白百合女子大学)★ (40分) 14:00 演習2「平常時にできることは?」(40分) 講師:河元寛泰(ピアサポートはくさん)★ 14:40 演習3「災害時にできることは?」(40分) 講師:鴻巣泰治(埼玉県メンタルヘルスセンター)★ 15:20 休憩(10分) 15:30 講義3「日本精神保健福祉士協会の活動と災害支援ガイドラインの改訂について」(50分) 講師:氏家靖浩(仙台白百合女子大学)★ 16:20 閉講式(−16:30) |
★本協会災害支援体制整備委員
テーマ5:PSWの成長を支える力〜スーパービジョンへのお誘い〜
ソーシャルワークの支援は、「かかわり」をとおして展開し、私たち(精神保健福祉士)自身を用います。そこには、失敗、葛藤、悩みはつきものです。その為、自分自身が行っている支援を振り返ったり、点検、確認すること(SV)で、研鑽ができたり、勇気や元気が湧いてくるということがあります。
この研修では、SVの体験談(SVRとSVE)をレポートいただき、SVの実際に触れる機会を通して、SVを身近に感じていただければと思います。また、SVを少しずつ根付かせること、SVRとどう繋がるか、グループSVの活用についても一緒に学んでみませんか?
【略語説明】スーパービジョン:SV、スーパーバイザー:SVR、スーパーバイジー:SVE
11月1日(日) |
09:20 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:00〜) 09:30 ミニレクチャー「OJTとSVの相違点〜実施活用方法」(60分) 講師:渡邉 俊一(合同会社希づき) ソーシャルワーカーの専門性の発揮には、OJTとSVの両方が必要です。10:30 休憩(10分) 10:40 レポート「SV体験談」(110分) シンポジスト: 上田 幸輝(SVRの立場から:公益財団法人浅香山病院 サポートハウスアンダンテ) 槇野 雅文(SVEの立場から:医療法人社団緑水会 横浜丘の上病院) 鈴木 詩子(都道府県協会の立場から:慈友クリニック こころのクリニックなります・高島平) 進行: 山田 伸(医療法人社団聖康会 聖康会病院) SVRの体験談、SVEの体験談から、SVの実際を知ることが出来ます。SVRの人も、SVについて知りたい人も必見です。12:30 昼休み(60分) 13:30 グループトーク「SVを体験してみよう〜専門性の探求」(120分) 模擬グループスーパービジョン(GSV)15:30 休憩(15分) 15:45 フロアセッション「語り合い〜相互支援による成長」(55分) グループトークの内容を共有し、成長に繋がっていく力を確認します。16:40 閉講式(−17:00) |
※全テーマともにプログラム内容及び講師は、変更となる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
各50名
構成員 1日につき: 5,000円
非構成員 1日につき: 7,500円
学生 1日につき: 3,000円
※学生のうち「学生会員」は1日につき1,000円
※テーマ1は2日間プログラムのため、上記費用の倍になります
懇親会費(10/31): 4,000円(オプション)
※懇親会は、ご希望によりお申込みください。
※本研修ではお弁当のご用意はございません。