開催案内

課題別研修/ソーシャルワーク研修2014〜知識や技術を高めよう〜


テーマ1 業務指針の意義と実践的活用に向けて(11/1)
テーマ2 支援の姿勢と面接技法を学ぼう〜明日から生かせるかかわりを考える〜(11/1)
テーマ3 精神保健福祉士による災害支援活動(11/2)
テーマ4 PSWの成長を支える力〜失敗からの学びとOJT、SVの活用〜(11/2)
テーマ5 改正精神保健福祉法と本人中心の支援〜退院後生活環境相談員と相談支援専門員〜(11/1-2)
日時 2014年11月1日(土)、2日(日)
会場 タイム24(東京都江東区青海2-4-32)
参加費 構成員 1日につき: 5,000円非構成員 1日につき: 7,500円学生 1日につき: 3,000円
※学生のうち「学生会員」は1日につき1,000円
※※テーマ5は2日間プログラムのため、上記費用の倍になります
懇親会費(11/1) 4,000円(オプション)
定員 各50名(先着順。定員になり次第締切。)

※PDFファイルをご希望の方は、次をクリックしてください。 申込書PDFファイル(240KB)、申込書WORDファイル(120KB)


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■研修のお誘い

 早速ですが、今年もやります。「ソーシャルワーク研修2014」。
 おかげさまで本研修も6回目の開催となりました。
 この間、精神保健福祉士は社会のニーズに応えながら活動の領域を広げるとともに、今年度に象徴されるような法制度の改正などにより、新たな役割とより一層の活躍を期待されて参りました。そんな目まぐるしい社会情勢のなか、時代の変化に順応しながらも「これだけは譲れない」というソーシャルワーカーとしての信念のもと、日々の業務にあたっておられる方も多いのではないでしょうか。
 今年度も、そのような想いを抱く仲間たちの企画により、5つのテーマによるソーシャルワーク研修のご案内ができることとなりました。
 本研修は、未来の精神保健福祉士である学生のみなさまの参加も歓迎しており、リアルな現場を垣間見るとともに、その理想像を共に考える機会にしていただければと思っています。また、精神保健福祉士としての実践的な知識・技術の習得と価値・理念の再確認、仲間とのふれあいから明日への鋭気を養う機会として、秋のひと時を共に過ごしてみませんか?


日程/プログラム(敬称略)

テーマ1:業務指針の意義と実践的活用に向けて

 この度、本協会の「精神保健福祉士の業務指針及び業務分類 第2版」が完成し、もうすぐ構成員の皆様のお手元に届く予定です。第2版の作成作業は「業務とは何か」を問い続けるプロセスであり、価値と理念を基盤とした精神保健福祉士の実践を「業務」を切り口に言語化する難しさに悩む日々でした。本研修では、第2版の趣旨と内容を皆様と共有し、業務指針を通して日頃の実践を振り返る機会にしたいと思います。さらに後半のグループワークでは業務指針の課題や現場で活用する方法について検討したいと思います。ぜひご参加ください。

11月1日(土)
10:30 開講式・オリエンテーション(受付開始10:15〜)
10:40 講義1「業務指針の意義と第2版の概要」(60分)
      講師:岩本 操(武蔵野大学)
11:40 休憩(10分)
11:50 講義2「業務指針(総論)の趣旨と内容」(30分)
      講師:栗原活雄(陽和病院)
12:20 昼休み(60分)
13:20 講義3「分野別業務指針(各論)の趣旨と内容」(90分)
      講師:                
      医療分野 赤畑 淳(立教大学)
      地域分野 鈴木あおい(多摩在宅支援センター円)
      行政分野 渡辺由美子(南八幡メンタルサポートセンター)
14:50 休憩(10分)
15:00 グループワーク(90分)
16:30 全体会・まとめ(30分)
17:00 閉講式(−17:15)

<終了後、全研修合同懇親会予定>

テーマ2:支援の姿勢と面接技法を学ぼう〜明日から生かせるかかわりを考える〜

 日々のかかわりの中「聴くこと」や「伝えること」に不安を感じてはいませんか? 私たちソーシャルワーカーのかかわりとしては、相談や支援に一定の質の期待がされているのではないでしょうか。
 この研修では、ソーシャルワーカーとして必要な基本的な視点と心構え、そして実践的な面接技法を講義と演習を通じて学びます。更に日々の実践を「面接」という視点から振りかえる時間にしたいと考えています。
 演習中心の研修となりますが、日頃なかなか自信の持てない方、参加者で作る研修です。学ぶ気持ちのある仲間と一緒に体験しませんか。ぜひご参加ください。

11月1日(土)
10:00 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:45〜)
10:15 講義1「面接の基本を学ぼう〜「聴けていますか?伝えられていますか?」〜」(75分)
      講師:西銘 隆(田崎病院)
11:30 演習1「コミュニケーション演習」(30分)
12:00 昼休み(60分)
13:00 講義2「面接技法の基本を学ぼう〜具体的スキルを学ぶ〜」(60分)
      講師:鈴木詩子(こころのクリニックなります)
14:00 休憩(15分)
14:15 演習2「面接の基本と具体的なスキルの取得」(120分)
16:15 演習総括(30分)
16:45 閉講式(−17:00)

<終了後、全研修合同懇親会予定>

テーマ3:精神保健福祉士による災害支援活動

 災害支援において精神保健福祉士に求められる実践力を養成する研修です。本協会主催の災害支援研修・初級編を受講された方や、災害支援活動経験者、あるいは都道府県協会やご所属先等で災害対策の任に当たられている方向けの内容です。また、東日本大震災で被災された構成員の皆さまにも、是非ご参加いただきたい研修です。2011年3月11日から今日まで、精神保健福祉士が全国の様々な場所から寄せてきた被災地への思いを重ね合わせ、共に学びあう機会にできたらと考えております。皆様のお申込みをお待ちしております。

11月2日(日)
09:50 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:35〜)
10:00 実践報告「災害と精神保健福祉士」
     1)被災現地体験(25 分)
      講師:松田聡一郎(ふくしま心のケアセンター)
10:25 2)被災地支援(25 分)
      講師:河元寛泰(ピアサポートはくさん)
10:50 3)被災地外での支援報告(25 分)
      講師:永添晋平(埼玉県狭山保健所 保健予防推進担当 担当課長)
11:15 休憩(10 分)
11:25 セッション1「現場での活動〜BCPの視点〜」(45分)
      講師:鴻巣泰治(埼玉県立精神保健福祉センター)
12:10 昼食(50分)
13:00 セッション2「被災地支援」(40分)
      講師:河元寛泰(ピアサポートはくさん)
13:40 セッション3「支援者支援」(40分)
      講師:島津屋賢子(就労支援センターMEW)
14:20 セッション4「セルフケア」(40分)
      講師:松田聡一郎(ふくしま心のケアセンター)
15:00 休憩(10分)
15:10 講義「日本精神保健福祉士協会の活動とガイドラインの概要」(30 分)
      講師:氏家靖浩(仙台白百合女子大学)
15:40 講義「災害時における精神保健福祉士の役割」(40 分)
      講師:氏家靖浩(仙台白百合女子大学)
16:20 閉講式(−16:30)

テーマ4:PSWの成長を支える力〜失敗からの学びとOJT、SVの活用〜

 法制度ができ特定の業務には報酬がつく時代になって、私たちの前には黙っていても日々たくさんの仕事があります。でも、これで良かったのか?と悩むことを忘れていませんか。昔と違って多くの職場では複数の精神保健福祉士が勤務し、職場内での教育(OJT)もなされていますが、一方で実践をじっくり振り返り自己を見つめ直す機会(SV)の大切さも指摘されています。そして私たちは研修以外にも失敗や悩みを通じて成長する専門職でもあります。この研修では、失敗から学び成長できるために必要なことと、それを支える方法について具体的に学びます。

11月2日(日)
09:20 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:00〜)
09:30 レポート「それでもPSWやってます〜失敗からの学びと悩むことの支え」(110分)
      シンポジスト
       大石 徹(就労支援センターファンタジア)
       諸家紗織(渡辺病院)
       上田幸輝(サポートハウスアンダンテ)
11:20 休憩(10分)
11:30 ミニレクチャー「OJTとSVの相違点〜実施活用方法」(60分)
       進行:田村綾子(聖学院大学)
12:30 昼休み(60分)
13:30 グループトーク「専門性の探求〜失敗と悩みの語り合いから」(120分)
15:30 休憩(15分)
15:45 フロアセッション「失敗からの学びと相互支援による成長〜PSWの価値の再確認」(55分)
16:40 閉講式(−17:00)

テーマ5:改正精神保健福祉法と本人中心の支援〜退院後生活環境相談員と相談支援専門員〜

 私たち精神保健福祉士が担ってきた「相談」が相談支援事業として制度化され、精神保健福祉士の業である「地域相談支援」が個別給付化されました。今般、施行された改正精神保健福祉法は、退院後生活環境相談員と相談支援専門員との連動なくしては機能しません。制度に振り回されないためにも、良質な実践を積み重ねて、それをスタンダードにしていく取り組みが重要となります。
本研修を通して、ソーシャルワーカーである精神保健福祉士の役割である、本人中心の支援、医療機関や相談支援事業所内のチーム、医療機関と相談支援事業所との連携、地域支援体制づくり等の理解を深めます。また、私たちが取り組むべき課題と方向性についての共通意識をもって、日々の実践に反映させる機会としたいと思います。

11月1日(土)
09:30 開講式・オリエンテーション(受付開始9:15〜)
09:40 講義「我が国の精神保健医療福祉の取組み」(70分)
      講師:岩上洋一(じりつ)
10:50 講義「本人中心の支援とPSWへの期待」(70分)
      講師:門屋充郎(十勝障がい者総合相談支援センター)
12:00 昼食(60分)
13:00 講義「PSWと権利支援」(70分)
      講師:行實志都子(神奈川県立保健福祉大学)
14:10 講義「退院後生活環境相談員と相談支援専門員」(70分)
      講師:有野哲章(埼玉県幸手保健所)他調整中
15:20 休憩(10分)
15:30 演習1(90分)
17:00  オリエンテーション(−17:15)

<終了後、全研修合同懇親会予定>

11月2日(日)
09:00 講義「連携をつくる地域をつくる」(70分)
      講師:岡部正文(茨内地域生活支援センター)
10:10 実践報告(90分)
      講師:<調整中>
11:40 昼食(60分)
12:40 演習2(120分)
14:40 休憩(10分)
14:50 まとめ(60分)
15:50 閉講式(−16:20)

※全テーマともにプログラム内容及び講師は、変更となる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

■開催概要

1.定員 (先着順。定員になり次第締切。)

各50名

2.費用

構成員  1日につき: 5,000円
非構成員 1日につき: 7,500円
学生    1日につき: 3,000円
※学生のうち「学生会員」は1日につき1,000円
※テーマ5は2日間プログラムのため、上記費用の倍になります

懇親会費(11/1): 4,000円(オプション)
※懇親会は、ご希望によりお申込みください。
※本研修ではお弁当のご用意はございません。

3.対象 次のいずれかに該当する方。

  1. 本協会構成員(2014年度の年会費まで納入済)
  2. ソーシャルワーカー(非構成員)
  3. 精神保健福祉士をめざす学生

4.お申込方法

  1. 「受講申込書」を個人ごとに本協会までFAXしてください(原本保管のこと)。
  2. 研修に係る費用は、参加証と共に送付する払込書にて所定の期限までにご送金ください。
  3. 「申込み」締め切り 10月1日(水)必着→テーマ1と3は10月14日(火)まで締切延長。テーマ2、4、5は受付を終了しています。
  4. 参加証等発送日 10月8日(水)→締切延長後の発送は随時とさせていただきます。

5.変更・参加取消

  1. 変更、取消のご連絡は、各自保管の申込書(原本)を訂正のうえ、改めてFAXしてください。
  2. 原則として参加証送付後の参加取消及び参加費のご返金はできません。ただし、参加費納入後の取消の場合は、研修終了後に当日資料を送付します。

6.その他

  1. 参加者名簿を作成します。名簿には参加者全員のお名前・都道府県名を掲載いたしますが、勤務先名・勤務先所在地・TEL・FAXの掲載の可否は申込書にてお知らせください。
  2. 宿泊のご用意はありません。
  3. 災害保険等は各自ご加入ください。

<参加申込み先>
「ソーシャルワーク研修2014」係
〒160-0015 東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル7F 公益社団法人日本精神保健福祉士協会
TEL.03-5366-3152 FAX.03-5366-2993 E-mail:office@jamhsw.or.jp

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