開催案内

課題別研修/ソーシャルワーク研修2011〜知識や技術を高めよう〜


テーマ-1 深めよう権利擁護〜身近に潜む人権侵害〜
テーマ-2 業務指針の理解と活用
テーマ-3 障害特性の理解と支援
テーマ-4 地域生活移行支援は進んでいるの?〜医療・福祉の連携はこう作る!
テーマ-5 精神保健福祉士の魅力(初任者・学生向け)
テーマ-6 就労支援にかかわる精神保健福祉士

今年は、6つのテーマから1日1テーマずつ、2テーマまで選んで受講いただけます!(テーマ1〜3は10月29日(土)、テーマ4〜6は10月30日(日))

日時/2011年10月29日(土)、30日(日)
会場/関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155)
参加費/構成員 1日につき: 5,000円、非構成員 1日につき: 7,500円、学生 1日につき: 3,000円
      ※学生のうち、2011年度(第12回)精神保健福祉士全国統一模擬試験(本協会主催)申込者は特別割引あり。
定員/各50人

※PDFファイルをご希望の方は、次をクリックしてください。 開催案内・申込書PDFファイル(502KB)、申込書WORDファイル(180KB)


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■研修のお誘い

  精神保健福祉士の働きが期待される場面・領域が拡大しています。精神障害や心の悩みを持つ方一人ひとりの望む暮らしの実現を目指す支援、これをひたむきに展開し、利用者の希望が叶った時の喜びは、精神保健福祉士の仕事の最大の魅力といえるでしょう。

 しかし、新たな知識を得ないまま、経験のみに基づく実践をしていては、利用者に不利益をもたらしたり、権利を侵害したりしてしまう危険性も併せ持つのが精神保健福祉士の仕事とも言えます。

 そこで、毎年開催しているのがソーシャルワーク研修です。
 精神保健福祉士として、忘れてはならない価値を再確認しながら、新たな制度サービスや支援方法を学ぶ機会としてご活用ください。
また、「まだ精神保健福祉士の仕事の魅力が実感できない、燃え尽きてしまいそう・・・」という初任者や、精神保健福祉士を目指す学生さん向けのプログラムも用意しています。

 6つのテーマを同時開催。2日間で2つのテーマを受講できますし、1日だけの参加も可能です。勉強の秋に、ちょっと週末を利用して普段気になりながら、なかなか学べないテーマを選んでみませんか。全国各地の仲間を増やす、情報交換する良い機会にもなることは間違いありません。


■日程/プログラム(敬称略)

テーマ-1:深めよう権利擁護〜身近に潜む人権侵害〜

 日々の実践の中で権利擁護を意識している「実践」はどのくらいありますか?
 本テーマでは、権利擁護を私たち支援者側の日常的な実践から捉えなおし、3つの講義と演習で明日からすぐに活かせる、具体的で生きた権利擁護を体得することを目標にしています。
 「身近に潜む人権侵害」少しドキッとするテーマです。精神保健福祉士だからこそ、しっかりと向き合い、権利擁護についての理解を深め、明日からの実践に活かしましょう。

10月29日(土)
10:30 開講式・オリエンテーション(受付開始 10:15〜)
10:40 講義1 みんなで考える 精神障害と権利(60分)
      講師:壬生明日香(広島国際大学/本協会権利擁護委員)
11:40 演習1(50分)
12:30 昼休み(60分)
13:30 講義・演習2 障害年金制度の正しい使い方(100分)
      講師:青木聖久(日本福祉大学)
15:10 休憩(15分)
15:25 講義3 生活保護制度にかかわる精神保健福祉士(60分)
      講師:駒野敬行(浅香山病院)
16:25 演習3(30分)
16:55 閉講式(〜17:10)<懇親会予定>

テーマ-2:業務指針の理解と活用

 倫理綱領、業務指針の活用についての講義、グループディスカッションを通して、精神保健福祉士の理念と業務指針の活用について理解を深め、今後の実践につなげることを目的にしています。また、各自の「業務」に照らして実践を振り返り、意見交換を通して、業務指針第2版の作成につなげていきたいと考えています。

10月29日(土)
09:30 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:15〜)
09:40 講義1 精神保健福祉士の理念〜倫理綱領を読み解く(90分)
      講師:西澤利朗(目白大学)
11:10 休憩(10分)
11:20 講義2 精神保健福祉士の業務とは〜統計調査からの考察(60分)
      講師:中川浩二(和歌山県庁)
12:20 昼休み(60分)
13:20 講義3 業務指針に照らした実践の再考(90分)
      講師:田村綾子(聖学院大学)
14:50 休憩(10分)
15:00 グループディスカッション(70分)
16:10 アンケート記載(15分)
16:25 閉講式(〜16:40)<懇親会予定>

テーマ-3:障害特性の理解と支援

 障害者自立支援法が施行されて、早5年目となります。身体・知的・精神障害者の福祉サービスが一元化されたことにより、私たち精神保健福祉士も、さまざまな障害をお持ちの方々と数多くの出会いが生まれるようになりました。そこで本テーマでは、さまざまな障害特性の理解を促進し、日常の実践に活かしていけるような基礎知識ならびに援助技術を修得することを目的とします。皆様のご参加をお待ちしています!!

10月29日(土)
10:00 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:45〜)
10:10 講義1 発達障害の理解と支援(90分)
      講師:井上芳子(大阪市発達障害者支援センターエルムおおさか)
11:40 昼休み(60分)
12:40 講義2 高次脳機能障害の理解と支援(90分)
      講師:隅原聖子(広島県立障害者リハビリテーションセンター広島県高次脳機能センター)
14:10 休憩(10分)
14:20 講義3 聴覚障害の理解と支援(90分)
      講師:西川健一(特定非営利活動法人あさがお)
15:50 休憩(10分)
16:00 講義4 多様な業務にかかわるPSWのメンタルヘルス(60分)
      講師:山中達也(ソーシャルワークオフィスこころみ)
17:00 閉講式(〜17:10)<懇親会予定>

テーマ-4:地域生活移行支援は進んでいるの?〜医療・福祉の連携はこう作る!

 いまだに「地域移行」、されど進まない「地域移行」。マンネリ化や行き詰まりを感じている方、これから着手する方、かかわったことの無い方・・・精神保健福祉士なら無関係ではいられません!
 精神障害のある人が「医療の管理」から抜け出し、「望む地域での生活」を取り戻すために、精神保健福祉士は真剣に努力しているでしょうか?当事者の声に耳を傾け、制度や事業に特化しない普遍的な課題を再確認し、私たちの役割を今一度見直してみませんか。

10月30日(日)
09:30 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:15〜)
09:40 講義1 提言!〜社会復帰調整官の実践から(60分)
      講師:殿村壽敏(大阪保護観察所)
10:40 休憩(10分)
10:50 講義2 実践紹介〜訪問型生活訓練とは(90分)
      講師:佐原和紀(NPO法人やすらぎの会/本協会精神保健医療福祉委員)
12:20 昼休み(60分)
13:20 講義3 PSWの役割と課題の再整理(30分)
      講師:田村綾子(聖学院大学)
13:50 休憩(10分)
14:00 チェーンレクチャー「支援のおもしろさ・難しさ」(120分)
      講師:渡辺恵司(なごやかサロン)岩尾 貴(石川県庁)※他ピアサポーター等調整中
16:00 総括:受講者間での話し合い(30分)
16:30 閉講式(〜16:45)

テーマ-5:精神保健福祉士の魅力(初任者・学生向け)

 主に、精神保健福祉士をめざす学生さんやまだ現場経験の浅い若手の精神保健福祉士を対象にしています。さまざまな分野で活躍している精神保健福祉士による講義、実践報告、シンポジウムを開催し、参加者のみなさんと交流を図り、精神保健福祉士として働くことのやりがい、楽しさ、憧れ等を一緒に考えたいと思います。

10月30日(日)
09:30 開講式・オリエンテーション(受付開始 09:15〜)
09:40 講義1 医療機関で働く精神保健福祉士(80分)
      講師:山田 伸(聖康会病院)
11:00 休憩(10分)
11:10 講義2 地域生活を支援する精神保健福祉士(80分)
      講師:元井昭紀(南空知地域生活支援センターりら)
12:30 昼休み(60分)
13:30 シンポジウム 精神保健福祉士の魅力(150分)
     実践報告(1)行政機関 石井裕子(丸亀市役所)、(2)教育機関 小沼聖治(日本福祉大学)
      シンポジスト:山田、元井、石井、小沼
      コーディネーター:上田幸輝(社会復帰施設アンダンテ)
16:00 休憩(10分)
16:10 閉講式(〜16:30)

テーマ-6:就業支援にかかわる精神保健福祉士

 「働きたい!」という精神障害者と、みなさまはどのようにかかわってきましたか?私たち精神保健福祉士にとって、就業支援は、大切な役割のひとつです。
 本テーマでは、就業支援の理念と方法論を概論的に理解することを通して、「働きたい」という利用者の多様なニーズに応えるための基礎を学び、今後の実践に活かしていただくことを目的としています。また、障害者雇用の現状にも触れ、講義と演習を通して、理念に根ざした援助方法を習得していただければと思います。

10月30日(日)
09:30 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:15〜)
09:40 講義1 精神障害者に対する就業支援の理論と方法(120分)
      講師:倉知延章(九州産業大学)     
11:40 昼休み(60分)
12:40 演習1 就業相談の方法〜「働きたい!」に応えるための相談・アセスメントの進め方〜(80分)
      担当:倉知延章 ※アシスタント:金塚、渡邉
14:00 休憩(15分)
14:15 講義と演習2 職場探しとマッチングの方法(80分)
      講師:金塚たかし(大阪精神障害者就労支援ネットワーク JSN)
      ※アシスタント:渡邉、倉知
15:35 休憩(15分)
15:50 実践報告「精神障害者雇用トータルサポーターの支援の実際」(60分)
      講師:渡邉幸恵(ハローワーク大分)
16:50 閉講式(〜17:00)

※6つのテーマともにプログラム内容及び講師は、変更となる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

■開催概要

1.定員

 各50名(先着順。定員になり次第、締切)

2.研修に係る費用

[必須] 構成員 1日につき: 5,000円、非構成員 1日につき: 7,500円、学生 1日につき: 3,000円
学生(社会人・精神保健福祉士登録者を除く)のうち、本協会主催による「2011年度(第12回)精神保健福祉士全国統一模擬試験」9月22日(木)までに申し込んだ方は、模試申込者特別価格(1日に付き:2,000円)にてご受講いただけます。

[選択] 懇親会費(10/29): 5,000円(オプション)
★懇親会は、ご希望によりお申込みください。

3.対象(次のいずれかに該当する方)

  1. 本協会構成員(2011年度までの会費を既納)
    ※東日本大震災被災により年会費免除の方は会費納入不要です。申込書にてお知らせください。
  2. ソーシャルワーカー(非構成員)
  3. 精神保健福祉士をめざす学生

4.申込方法

  1. 「受講申込書」を個人ごとに本協会までFAXしてください(原本保管のこと)。
  2. 研修に係る費用は、参加証と共に送付する払込書にて所定の期限までにご送金ください。
  3. 「申込み」締め切り 9月25日(日)必着 ※10月12日(水)まで締切延長
  4. 参加証等発送日 9月30日(金) ※9月25日後にお申込みの方には、随時発送いたします。

5.変更・参加取り消し

  1. 変更、取り消しのご連絡は、各自保管の申込書(原本)を訂正のうえ、改めてFAXしてください。
  2. 原則として参加証送付後の参加取り消し及び参加費のご返金はできません。ただし、参加費納付後の取り消しの場合は、研修終了後に当日資料を送付します。

6.その他

  1. 変更、取り消しのご連絡は、各自保管の申込書(原本)を訂正のうえ、改めてFAXしてください。
  2. 原則として参加証送付後の参加取り消し及び参加費のご返金はできません。ただし、参加費納付後の取り消しの場合は、研修終了後に当日資料を送付します。

8.個人情報の取り扱いについて

 本協会の個人情報方針および規程に基づき、個人情報の取得・利用を適切に行います。本研修申し込みで得た個人情報は、本研修実施に伴う書類発送、研修評価に伴う調査に用い、この利用目的の範囲を超えて取り扱うことはありません。この範囲を超えて利用する場合は、本人の同意を得た上で行います。


<参加申込み先>
「ソーシャルワーク研修2011」係
〒160-0015 東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル7F 社団法人日本精神保健福祉士協会
TEL.03-5366-3152 FAX.03-5366-2993 E-mail:office@jamhsw.or.jp

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