日 時/2010年9月25日(土)、26日(日)
会 場/昭和女子大学(東京都世田谷区太子堂1-7)
参加費/構成員(テーマ1〜3:10,000円、テーマ4:5,000円)、非構成員(テーマ1〜3:15,000円、テーマ4:7,500円)、学生(テーマ1〜3:6,000円、テーマ4:3,000円)
※学生のうち、2010年度(第11回)精神保健福祉士全国統一模擬試験(本協会主催)申込者は特別割引あり。
定 員/各50人
※PDFファイルをご希望の方は、次をクリックしてください。 開催案内・申込書:(585KB)、申込書:(125KB)
長期入院を余儀なくされていた精神障害者の方たちの退院・社会復帰を担う国家資格専門職として活動する精神保健福祉士は、利用者の暮らしや支援ニーズの拡がり、制度施策の変革などにともない、実践にも多様性とより高い専門性が求められています。そこで、内外からの要請に応え得るための資質向上をサポートする目的で、今年も複数プログラムを同時開催するソーシャルワーク研修を企画しました。
テーマは、「相談面接技法を学ぶ〜アルコール依存症へのかかわりを中心に」「就業支援にかかわる精神保健福祉士」「認知症支援にかかわる精神保健福祉士」の3本の課題別と、オムニバス研修として「精神保健福祉士の魅力」を用意しました。
本研修会では、未来の精神保健福祉士である学生の皆さまにも現場の生の声を聞いていただき、リアルな精神保健福祉士を感じながら共に考えることも大切にしたいと思います。
それぞれのテーマでの実践的な知識・技術の習得や、支援における精神保健福祉士としての理念の再確認、仲間作り、明日への英気を養う機会として、夏の終わりの2日間を過ごしてみませんか?
テーマ-1:相談面接技法を学ぶ〜アルコール依存症へのかかわりを中心に
相談を受ける際の基本として、私たちが習得し研鑽を続けなければならない技術として「面接」があります。主訴が明確でない場合や、どう応じてどう展開して良いかわからないままに利用者と「漫然と」対面している体験はありませんか?本研修では、アルコール依存をはじめとした支援困難とされる方やご家族からの相談に専門的力量を持って応じるための基本的な視点と技術を個別面接、グループ支援の両面から学びます。
2010年9月25日(土)/1日目 |
10:00 開講式・オリエンテーション(受付開始 9:45〜) 10:15 講義1 個別面接技法〜主訴を引き出すかかわり(105分) 講師:藤田さかえ(独立行政法人久里浜アルコール症センター) 12:00 昼休み(60分) 13:00 講義2 個別面接技法〜家族からの相談場面(105分) 講師:小関清之(医療法人社団 木の実町診療所) 14:45 休憩(15分) 15:00 演習1 アルコール関連問題への面接相談(120分) 17:00 翌日のオリエンテーション(〜17:10)<懇親会予定> |
9月26日(日)/2日目 |
09:00 講義3 グループの作り方とミーティングの進め方(90分) 講師:岡田澄恵(神奈川県) 10:30 休憩(10分) 10:40 演習2 グループの作り方、進め方(110分) 12:30 全体会・講評(30分) 13:00 閉講式(〜13:15) |
本研修では、就業支援の理念と方法論を概論的に理解することを通して、精神保健福祉士として各自の実践現場において「仕事をしたい」という利用者の多様なニーズに応えるための基礎を学びます。わが国の雇用・就業制度を理解し、精神科デイケアや就労移行支援事業所での援助方法を、理論に根差しながら実践的に習得することを目指します。
2010年9月25日(土)/1日目 |
13:30 開講式・オリエンテーション(受付開始13:15〜) 13:45 講義1 就業支援の理論と方法(90分) 講師:倉知延章(九州産業大学) 15:15 休憩(15分) 15:30 講義2 就業支援の理論と方法(90分) 講師:倉知延章 17:00 翌日のオリエンテーション(〜17:10)<懇親会予定> |
9月26日(日)/2日目 |
09:00 演習1 就業相談の方法(90分) 担当:倉知(アシスタント:大島みどり・中村慎一) 10:30 休憩(15分) 10:45 演習2 職場探しとマッチングの方法(90分) 担当:大島みどり(アシスタント:倉知・中村) 12:15 昼食(60分) 13:15 講義3 精神科デイケアにおける就業・復職支援の実際(うつ病を中心に)(60分) 講師:中村慎一(医療法人重仁会 大谷地病院) 14:15 休憩(15分) 14:30 講義4 障害者就労移行支援事業における就業支援の実際(統合失調症を中心に)(60分) 講師:大島みどり(NPO法人NECST障害者就職サポートセンタービルド) 15:30 まとめ 15:45 閉講式(-16:00終了) |
認知症高齢者とそのご家族の支援を主な業務とする精神保健福祉士が増加していることにともない、認知症を有する方の自己決定を尊重した地域生活を支援する私たちの専門性を再確認し、認知症高齢者に対するソーシャルワークの充実を図るため、かかわりの理念、生活支援の知識及び技術の充実を図ることを目的としています。
2010年9月25日(土)/1日目 |
12:15 開講式・オリエンテーション(受付開始 12:00〜) 12:30 講義 認知症高齢者のソーシャルワーク(60分) 講師:荒田 寛(龍谷大学) 13:30 休憩(10分) 13:40 講義 医療機関におけるソーシャルワーク実践の実際(90分) 講師:柏木一恵(財団法人浅香山病院) 15:10 休憩(10分) 15:20 講義 認知症高齢者の理解と生活の捉え方(90分) 講師:高村 智子(サンライフたきの里) 16:50 翌日のオリエンテーション(〜17:00)<懇親会予定> |
9月26日(日)/2日目 |
09:00 講義 認知症高齢者の理解と生活の捉え方(90分) 講師:佐々木 勝則(特別養護老人ホーム桜井の里) 10:30 休憩(10分) 10:40 演習(60分) 11:40 昼食(60分) 12:40 講義 認知症高齢者の地域生活支援と家族の支援(90分) 講師:岩尾 貢(公益社団法人日本認知症グループホーム協会) 14:10 休憩(10分) 14:20 演習(90分) 15:50 閉講式(〜16:00) |
オムニバス研修では、精神保健福祉士(PSW)として変わらずに持ち続ける理念を共有しながら成長・発展している現場PSWのさまざまな実践報告を受け、自分たちの仕事に夢と希望と自信を持って歩み続ける英気を養うことを目的としています。魅力ある中堅・ベテランPSWの「生」の声を存分にご紹介します。
※終了後に、研修企画運営委員およびシンポジストの有志が、あなたの疑問に応える就職相談コーナー「精神保健福祉士の現場ってどんな感じ?」を用意しています。学生のみなさん、どうぞ奮ってご参加ください。
2010年9月26日(日) |
09:30 開講式(受付開始 9:15〜) 09:45 講義1 医療機関で働く精神保健福祉士(75分) 講師:大塚直子(財団法人井之頭病院) 11:00 休憩(10分) 11:10 講義2 地域生活を支援する精神保健福祉士(75分) 講師:上田幸輝(社会復帰施設アンダンテ) 12:25 昼休み(55分) 13:20 シンポジウム 精神保健福祉士の魅力(160分) シンポジスト:上田幸輝、大塚直子、春日未歩子(ジャパンEAPシステムズ)、 田波裕美(医療法人社団緑水会横浜丘の上病院) コーディネーター:齊藤晋治(本協会研修企画運営委員) 16:00 閉講式 16:15 就職相談コーナー(〜17:00) |
各50名(定員になり次第、締切ります)
[必須] 参加費 構成員(テーマ1〜3:10,000円、テーマ4:5,000円)、非構成員(テーマ1〜3:15,000円、テーマ4:7,500円)、学生(テーマ1〜3:6,000円、テーマ4:3,000円)
★学生(社会人・精神保健福祉士登録者を除く)のうち、本協会主催による「2010年度(第11回)精神保健福祉士全国統一模擬試験」を8月20日(金)までに申し込んだ方は、模試申込者特別価格(テーマ1〜3:4,000円、テーマ4:2,000円)にてご受講いただけます。
[選択] 懇親会費 5,000円(9月25日開催)
本協会の個人情報方針および規程に基づき、個人情報の取得・利用を適切に行います。本研修申し込みで得た個人情報は、本研修実施に伴う書類発送、研修評価に伴う調査に用い、この利用目的の範囲を超えて取り扱うことはありません。この範囲を超えて利用する場合は、本人の同意を得た上で行います。