「精神保健福祉士の就労支援に関する意識調査」調査報告(2019年度実施)

公益社団法人日本精神保健福祉士協会 就労・雇用支援の在り方検討委員会 編集


■アンケート調査の概要

1 調査目的

 近年、精神保健福祉士がかかわる領域は多様化しています。就労支援事業所や就業・生活支援センター等の所属でなくとも、「働きたい」というニーズがある人や潜在的に働くニーズを持っている人とかかわる場面が増えてきており、直接就労支援にかかわる人だけではなく、あらゆる領域の精神保健福祉士が就労支援におけるソーシャルワークの価値や視点、就労支援に関する知識を持っている必要があると考えます。

 そこで、本アンケート調査では、協会構成員である精神保健福祉士に対し、就労支援におけるソーシャルワークの価値や視点をどのように捉えているのか把握し、実践上の課題や意見を整理することを通して、調査結果及び考察を、政策提言も含めた今後の委員会活動や本協会の研修企画等へつなげていくことを目的としています。

2 調査概要

調査対象、調査方法、回収状況等の概要は、以下のとおりです。また、アンケート内容を本ページの末尾に掲載します。

調査対象   本協会構成員
依頼・調査方法 構成員への定期刊行物と同封にて文書での依頼、インターネットを通じた専用ウェブフォームからの回答(無記名式)
回答期間 2019年9月16日(月)〜10月31日(木)
回収状況 回答数:545件(回収率:4.6%)

■調査報告

 本調査報告は、本協会機関誌「精神保健福祉」通巻122号(2020年9月25日発行)の紙面にて記事として掲載しました。本ページでは、当該機関誌上の記事を抜粋し、ご報告とさせていただきます。

調査報告記事ダウンロードPDF:1.2MB)


就労・雇用支援の在り方検討委員会(2018・2019年度体制)

委員長 森 克彦 (公財)浅香山病院 アンダンテ就労ステーション 大阪府
委員 稲垣 佳代 高知県立大学 高知県
委員 岩瀬 敏彦 (社福)出合いの家 滋賀県
委員 太田 隆康 相談室あめあがり 岐阜県
委員 谷奥 大地 (公財)浅香山病院 アンダンテ就労ステーション 大阪府
委員 中原 さとみ 桜ヶ丘記念病院 東京都
委員 廣江 仁 (社福)養和会 障がい福祉サービス事業所 あんず・あぷりこ 鳥取県
委員 松村 健司 (社医)明和会医療福祉センター 渡辺病院 鳥取県
委員 吉岡 夏紀 (社福)共友会 やたの生活支援センター 石川県

■アンケート内容

問1−1 あなたの所属について、主に携わっている事業ひとつに○をつけてください。

問1−2(問1−1で1・2・3を選ばれた方のみにお聞きします) あなたの事業所は単一の事業所ですか? それとも多機能型事業所ですか?

問2 あなたは普段の関わりの中でクライエントの就労について(実際に就労支援に至ったかどうか は問わず)考えることや意識することがありますか?

問3 就労支援において大切にしている(すべきと考える)ことを3つ挙げるとすれば何ですか。特に大切だと思うものについて(1)〜(3)それぞれにおいて3つまでお選びください。

(1)価値や視点について(3つまで選択)

(2)手段や方法について(3つまで選択)

(3)アウトカム(支援の結果、効果、目標など)(3つまで選択)

問4 就労支援の実践上、課題だと思うことがありましたらご記入ください。(自由記述)

問5 就労継続支援、就労移行支援の報酬体系について、改善に向けたご意見、ご提案がありましたらご記入ください。(自由記述)

問6 その他日本の障害者就労・雇用制度についてご意見等がありましたら、ご記入ください。(自由記述)

問7 現在当委員会では、就労・雇用に関する全国研修の実施を検討しております。そのような研修で取り上げてほしいテーマや内容がありましたら、ご記入ください。(自由記述)

問8 現在就労支援に携わっている人のみにお聞きします。就労支援をする中でやりがいや喜びを感じるのはどんな時ですか?(自由記述)


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