お知らせ

<2019/02/26>

【イベント】緊急シンポジウム「子どもの虐待防止に多職種で取り組むために〜多問題家庭から見えるメンタルヘルスの課題とその支援方法〜」


 私たちはメンタルヘルスの課題を抱えた人々を支援するソーシャルワーカーの専門職団体です。

 日々報道される、あるいは業務の中で出会う子ども虐待の事例にメンタルヘルスの課題は無縁ではありません。親世代が持つ、DV、摂食障害、アルコール・薬物などの依存、ひきこもり、自傷行為、自殺企図といった課題が要因となって、子どもたちが子どもらしく育つ環境を阻害しています。

 このような課題は見ようとしなければ見えてこないものであり、虐待を受けている子どもだけでなく、家族、とりわけ虐待する側の大人及びその周囲の環境全体を支援対象として捉えなければなりません。子どもへの虐待は、親たちが抱える要因に対する治療や支援が適切に行われず、不適切な養育の結果であると考えます。表面化した暴力やネグレクトなどの事象にのみ目を向けて対応しても親の孤立、家族の孤立を防ぐことはできません。虐待防止に必要なことは、親、家族全体に対するケアであると考えます。

 子どもの虐待防止対策が急がれるいまこそ、そのスキルを持った精神保健福祉士の活用の促進が必要と考え、精神保健福祉士をはじめ子どもの虐待防止に関わる専門職に向けた緊急シンポジウムの開催を企画いたしました。

 本協会構成員をはじめ関心のある方々のお申し込みをお待ちしています!


【日時】

 2019年3月14日(木) 13時〜17時15分(受付12時30分〜)

【会場】

 衆議院第二議員会館 多目的会議室(東京都千代田区永田町2丁目1−2)

【プログラム】(敬称略)

  12:30   受付開始
  13:00   開催あいさつ
  13:05   基調講演1「子どもの虐待とその背景にあるメンタルヘルスの課題を整理する」
      [講師]田中 哲(東京都立小児総合医療センター副院長 児童精神科医)
  14:05   基調講演2「精神保健福祉士が子ども虐待防止に取り組むために」
      [講師]加藤 雅江(杏林大学医学部付属病院 精神保健福祉士)
  14:35   休憩
  14:50   シンポジウム「子どもの虐待防止に多職種で取り組むために」
      [座長]田中 哲(再掲)
      ○話題提供1「野田市の事件から見える父親の暴力、メンタルヘルスの課題」
       [話題提供者]加藤 吉和(社会福祉法人子どもの虐待防止センター、元鎌倉女子大学 児童学部 子ども心理学科 教授)
      ○話題提供2「野田市の死亡事例から考える多問題家族へのアプローチ」
       [話題提供者]佐伯 裕子(社会福祉法人子どもの虐待防止センター)
      ○指定討論「話題提供を受けての感想・意見」
       [指定討論者]加藤 雅江(再掲)
      ○シンポジストによる討論「多職種連携の方策、児童虐待防止のために精神保健福祉士がすべきこと」
      ○フロアとの質疑応答、意見交換、座長による総括
  17:12   閉会あいさつ(〜17:15)

【参加費】

 無料

【定員】

 150人(先着順)

【申込方法】

 WEB、FAXのいずれかでお申込みください。

<WEBの場合>こちらより、必要事項をご入力のうえ、お申込みください。
※本申込フォームは、セキュリティ機能SSLを採用している株式会社フューチャースピリッツの“フォームメーラー”サービスを利用しており、本協会URLとは異なるアドレスへ飛びます。

<FAXの場合>チラシ(PDF:1.85MB)裏面下部の「参加申込書」に必要事項をご記入のうえFAX送信にてお申込みください。

【申込締切日】

 2019年3月10日(日) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。

【問い合わせ】

 公益社団法人日本精神保健福祉士協会 事務局
 [電話]03-5366-3152 [FAX]03-5366-2993 [Eメール]office(アットマーク)japsw.or.jp


【後援(予定)】(順不同)

 公益社団法人日本社会福祉士会 公益社団法人日本医療社会福祉協会 特定非営利活動法人日本ソーシャルワーカー協会 一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟


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