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<2007/01/10>

富山県精神保健福祉士協会10周年記念講演会・祝賀会を開催−富山県精神保健福祉士協会−

 平成18年12月9日(土)、富山市の「富山全日空ホテル」にて、富山県精神保健福祉士協会10周年記念講演会・祝賀会を開催しました。

 当協会は、平成8年に日本精神医学ソーシャルワーカー協会富山県支部として設立し、当初は40名弱の会員数だったのが、現在では150名を超える会員数となっています。

 今回の10周年を迎えるにあたって、記念事業実行委員会を立ち上げ、全体会議、講演会及び祝賀会担当班と記念誌担当班がそれぞれに協議・準備を進めました。県協会の歴史を諸先輩方から学ぶ研修会企画、そしてこれまで10年間の協会活動を整理するなどの作業を通して、協会員としての自覚、さらには今後の協会活動の協調と連携が深まる機会となりました。

柏木名誉会長 記念講演会は、柏木昭先生(社団法人日本精神保健福祉士協会名誉会長/聖学院大学大学院人間福祉学研究科教授)を講師に迎え、『歴史に学び、時代に応える精神保健福祉士』と題してご講演をいただきました。“節目に発展する富山PSW”など当協会と日本協会との歴史的な所縁も交えながら、“自立支援法などの制度が変わっても実践の中で変わらないもの、その≪変わらないもの≫を基本に据えてPSWは三障害の中でリーダー的に指導していってほしい、それが時代に応える精神保健福祉士ということになる”とのお話がありました。クライエントにとって最も身近な存在の一人でもある精神保健福祉士は、たとえどのような時代の変革があろうとも、一つひとつの≪クライエントとのかかわりあい≫を大切にする中で、専門性を高める努力が必要であるということを改めて学ぶ機会となりました。隣県の石川県からも含め合計103名の参加があり、内容の充実した講演会でした。

 記念祝賀会では、感謝状授与式典もおこなわれました。当協会活動のみ参加者集合写真ならず精神保健福祉士法の成立にもご尽力いただいた長勢甚遠法務大臣と谷野亮爾日精協副会長、そして長年に渡り当協会を支えていただいている門田晋顧問と跡部則之顧問に対し、澤田協会長より感謝状授与がおこなわれました。祝賀会は招待者を含め91名の参加があり、竹中日本協会会長、県内医療関係者、石川県・福井県の北陸PSWの仲間、家族や当事者の方なども一同に会し、10年間の協会活動の歩みを振り返りつつ、改めて今後の結束を誓う盛大な祝賀会となりました。

 10周年記念誌もまもなく発行を予定しております。当協会の会員数は年々増えており、多くの会員が一堂に集結する機会は少なくなっているのが現状です。そのような中で開催された今回の記念講演会・祝賀会は、協会員一人ひとりが協会の歴史や精神保健福祉士のチカラを共有し、さらには確実に“次に繋ぐ”大切さを痛感するものでもありました。

 平成18年12月9日、私たち富山県精神保健福祉士協会は、多くの関係者に支えられ、力強く次の10年に向けた一歩を踏み出しました。

(文責)富山県精神保健福祉士協会10周年記念事業
実行委員 山本智明


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