災害対策本部 メッセージ

メッセージ:全国の仲間が応援しています!

 さる3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、東北地方、関東地方を中心に甚大な被害が報道されています。被害に見舞われた方々に心からお見舞いを申しあげます。

 被災地域のみなさん、非常に厳しい状況の中にいらっしゃることと思いますが、どうか頑張ってこの事態を乗り越えてください。全国各地から、そして海外からも、多くの人が心からの激励を送り、できる限りの支援をしていく準備が始まっています。本協会の仲間も全国から心配を寄せて、できることから支援を始めています。

 本協会は、3月12日、東北地方太平洋沖地震災害対策本部を設置し、被災地域の構成員および精神障害のある人に関する状況把握のための情報収集に努めています。被災地支援活動等のための募金口座の開設など今できる支援活動から始めることにしました。

 また14日には、厚生労働省障害保健福祉部精神・障害保健課宛てに、協会内の災害対策本部設置と情報収集中であること、要請があれば本協会にでき得る支援を行うことを伝えています。20日には第1回の災害対策本部会議を開き、今後の支援や対応に関して協議する予定です。

 私は地震発生時には会議のため上京していましたが、交通網が麻痺したことで、渋谷から協会事務局のある新宿まで多くの帰宅難民とともに歩きました。その晩は帰ることができずに事務局で段ボールを敷いて余震の恐怖と寒さに震えながら過ごしました。甚大な被害を受けた地域の皆さんの体験には比べものになりませんが、大地震の怖さを身を持って実感いたしました。

 報道もようやく障害のある人などの災害弱者への伝える方法について配慮をはじめてきました。今回の大震災、被災地域の精神科医療機関や地域の事業所の関係者は、ご自身の住まいやご家族を襲った惨状のなかで、懸命に障害のある人びとの支援や地域の救援・復興活動に頑張っていらっしゃることと思います。

 全国の関係者のみなさん、持てる限りの知恵と力と激励の気持ちを寄せ集め、関係機関・団体とも力あわせ、当面は障害のある人たちの救援・支援に今できること、やらなければならない取り組みに、ぜひご協力いただくことを心から呼びかけます。皆さんとともにこの事態を乗り越えていきたいと思います。

2011年3月16日

社団法人日本精神保健福祉士協会 東北地方太平洋沖地震災害対策本部
本部長 竹中 秀彦

※2011年4月4日より「東日本大震災対策本部」に名称を変更しています。


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