機関誌「精神保健福祉」

通巻91号 Vol.43 No.3(2012年9月25日発行)


目次

巻頭言  想いをつなごう!再生・創生・深化/今野えり子

第48回社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会/第11回日本精神保健福祉士学会学術集会

〔基調講演〕 精神保健福祉士の原点と専門性の共有を求めて/竹中 秀彦

〔特別講演〕 精神保健医療福祉施策の現状と課題〜精神保健福祉士に求めるもの〜/福田 祐典

〔分科会1〕
・ 精神保健福祉援助実習・演習のあり方について
・ 権利擁護の制度・普及啓発について
・ 専門職教育のとりくみ
・ 高齢および認知症の方への支援や制度
・ 活動やリハビリテーションにおけるグループの活用
・ 就労・雇用支援のとりくみ
・ 早期支援とメンタルヘルスリテラシー

〔分科会2〕
・ 多職種チームアプローチ/アウトリーチ
・ 生活支援における権利擁護実践
・ 危機や疎外状況にある人への精神保健福祉士の支援
・ 医療機関における精神保健福祉士の実践や業務
・ 地域・まちづくりのさまざまなとりくみ
・ リワーク支援やEAP領域における精神保健福祉士の役割
・ スクールソーシャルワーカーの役割や課題

〔プレ企画〕
1 災害支援活動と精神保健福祉士の役割について
2 社会的入院者の地域移行・地域定着支援〜精神障害者の社会的復権に寄与する精神保健福祉士として〜
3 聴覚障害と精神保健福祉〜現状を打破するための一歩として〜
4 スクールソーシャルワークと精神保健福祉士の専門性
5 4者(実習生・実習指導者・当事者・養成校教員)で考える精神保健福祉士の養成教育
6 【初任者企画】新人の悩みを分ち合い問題解決!

〔記念講演〕 僕を見て・・・高次脳機能障碍と向き合いながら/一ノ瀬純二・一ノ瀬たけし

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巻頭言

想いをつなごう!再生・創生・深化

第48回社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会/第11回日本精神保健福祉士学会学術集会 全国大会・学術集会長 今野えり子

 第48回社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会・第11回日本精神保健福祉士学会学術集会(熊本大会)を2012(平成24)年6月21日(木)〜23日(土)、プレ企画も含めて、熊本県立劇場で開催しました。

 今全国大会・学術集会は、本来であれば、福島県で開催予定でしたが、東日本大震災のため、急遽熊本で開催することとなり、通常約2年間の準備期間を要する全国大会・学術集会を、1年間で成し遂げなければならないという重圧を抱えながら、熊本県内の精神保健福祉士と共に準備を進めて参りました。

 未曾有の災害にあった時だからこそ、この熊本大会で、1人ひとりの想いをつなげ、精神保健福祉士の原点を再確認し、専門性を共有することができる大会にしたいと考え、テーマを「想いをつなごう くまもと大会 再生・創生・深化〜精神保健福祉士の原点と専門性の共有を求めて〜」としました。

 開会式には蒲島郁夫熊本県知事ならびに幸山政史熊本市長もご臨席いただき、特別講演では厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課の福田祐典課長にご講演いただきました。また、記念講演では『高次脳機能障碍「ぷらむ熊本」』の一ノ瀬純二代表が家族の想いを、当事者で歌手の一ノ瀬たけし氏が歌声を披露し、参加者全員感動で涙涙のひと時でした。そして、懇親会では、山鹿灯篭保存会による踊りと熊本県ゆるキャラ「くまモン」も来賓として参加し、場を盛り上げてくれました。

 熊本大会には、全国各地から1,000名を超える参加があり、参加者の皆様から「良かった」「感動した」と良い評価をいただき、盛会のうちに終えることができたことは万感の喜びです。
 これも、九州・沖縄ブロックや本部の皆様をはじめとして、多くの関係団体の皆様から、ご支援・ご協力をいただいた賜物であり、心より厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。


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