お知らせ

<2012/02/09>

【参加者募集】「3・11東日本大震災に学び、復興支援を考える集い−災害とソーシャルケア 被災者の目線から支援の方法を考える−」のご案内


 本協会をはじめ社会福祉関係の全国団体(17団体)で構成するソーシャルケアサービス従事者研究協議会(大橋謙策代表)では、3月25日(日)、文京学院大学仁愛ホールにて、「3・11東日本大震災に学び、復興支援を考える集い」を開催いたします。

 関心のある皆様のご参加をお待ちしています。


3・11東日本大震災に学び、復興支援を考える集い
−災害とソーシャルケア 被災者の目線から支援の方法を考える−

 2011年3月11日、東日本の太平洋岸一体に突如襲いかかってきた地震、津波、そして原発事故。これまで私たちが経験したことのないほど深刻で、大規模な被害をもたらしたこの大災害から、まもなく1年を迎えようとしています。しかし、原子力発電所の放射能汚染は拡散するばかりであり、いまだに行方不明の方々も多数おられ、被災者や被災地・原発汚染地域の復旧・復興も、長い苦闘を強いられ続けています。

 高齢化や過疎化といった被災地の現状は、震災以前から厳しい状況に置かれていました。高齢者や障害のある方々、子どもたち等被災者の生命や生活を支える仕組みづくりに重点を据えた復興プランを早急につくらなければなりません。ソーシャルケアの支援活動は、被支援者の居場所・ステージごとの支援活動の展開を通して、被支援者からのヒアリングや事例検討を積み重ねながら、専門職間・支援団体間の継続的支援の全体像を共有化する必要があります。

 この間、少なくない社会福祉系の職能団体、大学、学会が、大震災の被災地と被災者の支援を行い、研究活動に関わり、研究会やシンポジウムを行ってまいりました。とはいえこれらの社会福祉系の職能団体、大学、学会等が共同で、震災・原発問題に取り組くむ機会はこれまでほとんどありませんでした。阪神淡路大震災や中越地震を踏まえたソーシャルケアの支援理論はまだ未確立の段階にあります。また日本のソーシャルケアの実践者や研究者は、災害が頻発するアジア地域に向けて何を発信し、提起すべきなのかが同時に問われています。

 今回の集いでは、社会福祉職能団体、福祉系大学、社会福祉系学会のそれぞれの立場から、被災地・被災者の目線に立ったソーシャルケアの支援、研究、政策提言をめぐる諸課題について、協働して取り組む第一歩とし、復旧・復興に向けて大きな責任を担いつつ、研究的・実践的に対応していく体制を早急に創りあげることを目指して、この集いを開催します。

日時 2012年3月25日(日) 午前10時から午後5時まで
会場 文京学院大学(本郷キャンパス)仁愛ホール」(島田依史子記念館B1F)
主催 ソーシャルケアサービス従事者研究協議会(代表・大橋謙策)
福祉系大学経営者協議会(会長・島田Y子)
日本社会福祉系学会連合(会長・野口定久)
参加費 1,000円(学生500円)(「集い」資料集、ソーシャルワーカーデーバッチつき) ※当日、会場受付でお支払ください。
参加を希望される方は、案内チラシ(PDF:201KB)裏面の「参加申込書」に必要事項をご記入のうえ、「集い」事務局までFAXで事前にお申し込みください。

プログラム

時間 プログラム 内容
09:30 開場 -
10:00 開会
主催団体挨拶
ソーシャルケアサービス従事者研究協議会
福祉系大学経営者協議会
日本社会福祉系学会連合
10:25 基調報告 大橋 謙策 氏(ソーシャルケアサービス従事者研究協議会代表)
11:25 活動報告 (社)日本社会福祉士会
(社)日本精神保健福祉士協会
(社)日本介護福祉士会
(公社)日本医療社会福祉協会
ソ教連(社養協・精養協・学校連盟)
12:30 昼食休憩 -
13:45 シンポジウム 「災害とソーシャルケア−被災者の目線から支援の方法を考える−」
<コーディネーター>
野口 定久 氏(日本福祉大学)
<シンポジスト>
白澤 政和 氏(ソーシャルケアサービス従事者研究協議会・桜美林大学)
遠藤 洋二 氏(福祉系大学経営者協議会・関西福祉科学大学)
上野谷 加代子 氏(日本社会福祉系学会連合・同志社大学)
<コメンテーター>
阿部 正孝 氏(東北福祉大学)
牧里 毎治 氏(関西学院大学)
16:50 閉会挨拶 -

開催時間中、会場ロビーでは東日本大震災復興支援関連のパネル展示を行っています。


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