<2006/12/21>
■日時 2007年3月4日(日) 10:30〜15:30(10:00受付開始)
(プレ企画)3月3日(土) 15:00〜17:30(14:30受付開始)
■会場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-2-25 TEL 03-3261-9921 ※地下鉄・JR市ヶ谷駅徒歩2分
−ひとりの人間として、地域で普通の生活をおくりたい−
精神障害者にとって、人としてごく当たり前のこの願いをかなえていくことは、地域における精神保健福祉サービスが未だ十分ではないことや社会の偏見などの問題から、容易なことではありません。まして、他人に害を及ぼす行為をした精神障害者の場合は、その社会復帰に至る道のりは大変険しく、自分の希望やニーズに沿った形で社会生活を営むことは極めて困難な状況にあります。
このような困難な立場に置かれた精神障害者は、地域において生活のしづらさを抱えており、本人、その家族、援助者、治療者等の関係者・関係機関が協働して地域での生活を支援する営みが求められるところです。
昨年の第1回大会においては、多方面からのご参加を得て、司法・医療・保健・福祉の垣根を取り払ってそれぞれが有する可能性と限界を踏まえた協働のあり方、その支援の内容や方法などについて検討するための貴重な機会を得ることができました。しかし、これは長い道程の始まりに過ぎず、今後とも、さらに議論を深め、実践を積み重ねていく必要があることは言うまでもありません。
そこで、現在、地域において進められている様々な取組みについて報告の機会を持ち、これらを側面から支える研究の場として、昨年に続き第2回大会を開催することといたしました。
関心ある皆様のご参加をお待ちしています。
■プログラム
[研究大会]3月4日(日)
10:30 開会(10:00受付開始)
10:40 講演「精神障害者とソーシャルインクルージョン」
(講師)炭谷 茂氏(財団法人休暇村協会理事長、日本ソーシャルインクルージョン推進協議会代表、前環境事務次官)
11:45 報告「心神喪失者等医療観察制度の運用状況について」
(報告者)法務省保護局
13:00 パネルディスカッション「他害行為をした精神障害者の地域における自立支援を考える」
(コーディネーター)荒田 寛氏(龍谷大学教授・日本PSW協会副会長)
(パネラー)地域支援モデル活動地区研究会メンバー(選定中)
[第1部]家族支援、多機関・多職種の連携の促進
(コメンテーター)伊勢田堯氏(東京都立多摩総合精神保健福祉センター所長)
寺谷隆子氏(日本社会事業大学専門職大学院客員教授)
[第2部]社会復帰支援のための地域活動
(コメンテーター)上野容子氏(東京家政大学教授)
大塚淳子氏(日本PSW協会常務理事)
15:30 閉会
[プレ企画]3月3日(土) *プレ企画への参加は、原則として専門職種等の方に限らせていただきます。
15:00 開会(14:30受付開始)
15:10 事例・活動・研究報告「入院から通院への円滑な移行とより良い地域生活を求めて
〜他害行為をした精神障害者の社会復帰を促進するために〜」
※当日(3日12:30〜14:30)同会場にて、埼玉県立精神保健福祉センター副センター長
佐藤三四郎氏による「医療観察法に携わる精神保健福祉士の役割に関する研究会〜精神保健参与員・指定入院医療機関及び指定通院医療機関の精神保健福祉士・地域精神保健福祉における精神保健福祉士・社会復帰調整官〜」が開催されます。プレ企画参加者の聴講が可能です。
17:30 閉会
■大会参加費 研究大会(4日)1,000円 プレ企画(3日)500円 ※当日、受付にてお支払いください。
■定員 300人
■主催 更生保護法人日本更生保護協会
■協力 社団法人日本精神保健福祉士協会
■後援(予定) 法務省、厚生労働省、東京都、財団法人全国精神障害者家族会連合会、社団法人日本精神科病院協会、社団法人日本作業療法士協会 ほか
■参加申込み方法
参加申込書(PDF/289KB)を大会事務局までFAXにてお送りください。
(会場座席数の都合により、定員(300人)になり次第、締め切らせていただきます。)
■お問い合わせ先
大会事務局・日本更生保護協会 (TEL)03-3356-5721 (FAX)03-3356-7610