<2006/12/19>
社会福祉基礎構造改革以降、「サービス契約」や「サービス利用料の支払い」などを含めた成年後見制度及び地域福祉権利擁護事業の活用が各地で進んできた経過があります。昨年4月及び10月に区分施行された障害者自立支援法は、精神障害のある人々の福祉サービスに関する契約、利用料の発生に伴う金銭管理の問題を改めて明確にしたといえます。現在、専門職後見人だけでなく自治体や社会福祉協議会などが関わるボランタリーな成年後見人の養成も進みつつあります。
そうした中、本協会も今年度から成年後見人養成に関するプロジェクトを立ちあげ、精神障害者の成年後見人として機能するための養成システムの検討を始めています。
しかし、周知のように、私たちが成年後見人になるということに関して、周囲から大きな期待を寄せられている反面、どこまで自己決定を尊重できるのか、逆に権利侵害をしてしまうリスクはないのかといった疑問の声も聞こえてきます。
本シンポジウムでは、実際に成年後見にかかわっている講師、シンポジストを招き、啓発的な意味を含め、実情に即した検討を行うことができればと考えています。
関心のある皆様のご参加をお待ちしています。
■日 時 2007年2月17日(土) 13時30分〜16時30分(受付:13時から)
■会 場 京都リサーチパーク株式会社(KRP) 西地区4号館2階「ルーム1」
〒600-8813 京都府京都市下京区中堂寺南町134番地 (電話)075-322-7888 (FAX)075-314-2968
■主 催 社団法人日本精神保健福祉士協会
■参加費 <一般>1,000円 <構成員・当事者・学生>500円
※当日、受付にてお支払いください。
※構成員はメンバーシップカードまたは会章をご提示ください。
■定 員 120名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
■プログラム(予定)
13:30 開会・開会挨拶(開場・受付13:00から)
13:35 講師紹介
13:40 講演「成年後見制度と自己決定支援」(仮題)
<講師>井上計雄さん(弁護士、谷・井上法律事務所/大阪府)
14:40 休憩
14:50 シンポジウム「成年後見制度、地域福祉権利擁護事業の活用の現状と課題−身上監護と金銭管理にどうかかわれるか−」
<シンポジスト>
保田美幸さん(精神保健福祉士、医療法人稲門会 岩倉病院/京都府)
尾崎 史さん(社会福祉士、特定非営利活動法人あさがお/滋賀県)
渡口泰子さん(ドリームファクトリー代表/兵庫県)
金成 透さん(精神保健福祉士、医療法人社団幸悠会 鈴木慈光病院/東京都)
<コーディネーター>
岩崎 香さん(精神保健福祉士、順天堂大学/千葉県、本協会権利擁護委員長)
15:50 意見交換
16:10 まとめ
16:30 閉会
■参加申込方法
チラシ(PDF/203KB)をダウンロードしていただき、「参加申込書」に必要事項をご記入のうえ、FAXにてお送りいただくか、必要事項をEメールでお送りください。
■参加申込締切日 2007年2月13日(火)
■問い合わせ 社団法人日本精神保健福祉士協会 事務局
(電話)03-5366-3152 (FAX)03-5366-2993 E-mail