<2006/10/17>
障害者自立支援法が昨年10月31日に国会で成立し、今年10月に完全実施され、障害者が福祉サービスを利用するためには1割の自己負担を強いられるようになりました。自己負担は1人1人の暮らしを圧迫し、各地で大きな影響が出ています。サービスの利用を抑制する人、施設を辞める人が続々と出ているのが現状です。
地域で安心してその人らしく自立した生活を送り続けることは、人として当たり前の権利です。障害者自立支援法は、その当たり前の権利を根底から揺るがしていることが、応益負担、障害程度区分の導入、至急決定の不透明さ、就労することをゴールとするサービス体系など、数多くの問題から明らかになっています。
「私たちのことを私たち抜きで決めないでください」
昨年10月31日に法が成立するまで全国の障害者関係の仲間と共に叫び続けたこの思いを今1度結集するために今回の大行動は企画されたものです。昨年の7・5の緊急大行動の参加者11,000人を越える“20,000人”の参加を目指しています。
私たち、精神保健福祉士にとってもこの事態は見過ごしにはできません。障害者自立支援法が実施されるようになって、ますます法の矛盾が明らかになってきています。ここで声を上げないということは、積極的ではないとしてもこの法を認めるということにもなります。精神障害のある人の暮らしを守るためにも、1人でも多くの精神保健福祉士、精神障害のある仲間の人たちにもこの集会にご参加くださいますようお願いいたします。
理事/精神保健福祉委員長
白石直己
出直してよ!「障害者自立支援法」10・31大フォーラム
(概要)
日 時:2006年10月31日(火) 12時集合(開始12時30分〜16時30分終了)
場 所:東京・日比谷公園周辺(日比谷公会堂・日比谷野外音楽堂・厚生労働省前)
内 容:シンポジウム/活動・意見交流/デモ行進/国会議員要請など
※詳しくは こちら のホームページをご覧ください。