<2007/03/05>
障害者自立支援法は2006(平成18)年10月に種々の問題を指摘されながら施行されました。しかし、施行直後からその運用を巡って利用者、サービス提供者をはじめとする地域の関係者から「これではやって行けない」との声が挙がるなど、現場に混乱がもたらされました。政府・与党も施行後2か月後の昨年12月には緊急に補正予算案を組み、今国会で低所得者に対する自己負担軽減措置や障害者施設への補助の増額など激変緩和策をあらたに追加することが決まりました。
しかし、障害者自立支援法にはなおさまざまな問題があるといわれています。精神保健医療福祉の領域に限ってみても、自立支援医療のあり方、障害程度区分の妥当性、社会的入院の解消の具体策、退院促進支援のあり方など問題が山積しています。
精神保健医療福祉に従事する19団体が加盟している精神保健従事者団体懇談会は、これまでも精神保健医療福祉のあり方を巡ってシンポジウムやフォーラムを開催してきましたが、このたびはさまざまな問題を抱えた障害者自立支援法について緊急のシンポジウムを開催することにいたしました。
シンポジウムは「精神障害者の地域移行をめぐって、街で暮らすとは」と題し、以下のようなプログラムで開催いたします。
私たちは、障害者自立支援法が持つ課題について、現場で働くものとして一つ一つ整理し検討していかなければならないと考えます。
多くの皆さんに参加していただきますようご案内いたします。
■日 時 2007年3月24日(土) 14時30分〜17時(受付:14時から)
■会 場 東京厚生年金会館 ウェルシティ東京 5階「雅の間」
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-3-1 (電話)03-3356-1111 (FAX)03-3225-2315
■主 催 精神保健従事者団体懇談会
■参加費 1,000円 ※当日、受付にてお支払いください。
■定 員 100名(先着順、定員になり次第、締め切らせていただきます。)
■プログラム(敬称略)
14:30 開会・開会挨拶(開場・受付14:00から)
14:35 シンポジウム「精神障害者の地域移行をめぐって、街で暮らすとは」
<シンポジスト>
尾上 浩二(特定非営利活動法人DPI日本会議 事務局長)
門屋 充郎(社会福祉法人慧誠会 帯広ケア・センター 所長)
鹿野 勉(大阪府 障害保健福祉室 地域生活支援課)
<コーディネーター>
香山 明美(社団法人日本作業療法士協会/精従懇 代表幹事)
塙 和徳(全国精神保健福祉相談員会/精従懇)
16:00 休憩
16:10 意見交換
16:40 まとめ
17:00 閉会
※厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課からのご参加をお願いしています。
■参加申込方法
チラシ(PDF/219KB)をダウンロードしていただき、「参加申込書」に必要事項をご記入のうえ、FAXにてお送りいただくか、必要事項をEメールでお送りください。
なお、参加券等はお送りいたしませんので、当日、受付にてお名前をお伝えください。定員となった後のお申込みのみ事務局よりお断りのご連絡をさせていただきます。
■参加申込締切日 2007年3月20日(火)
■問い合わせ 社団法人日本精神保健福祉士協会(精神保健従事者団体懇談会 事務局)
(電話)03-5366-3152 (FAX)03-5366-2993 E-mail