<2006/06/01>
参議院厚生労働委員会では、明日(2日)も開催し、医療制度改革関連法案に係る参考人質疑を行うこととなった。(タイムテーブルは下記参照)
同委員会理事懇談会では、来週、6月6日(火)に法案審議を10時から6時間(自民30分、公明30分、民主210分、共産45分、社民45分)で行うことと、7日(水)の午後に第二回目となる参考人質疑を行うことまでが合意されている。
5月30日の同委員会で、朝日は医療制度改革関連法案の審議における民主党のトップバッターの質疑者として、改めて今回の医療制度改革の大きな柱となる高齢者医療制度の制度設計について、後期高齢者医療制度が保険方式であることの根拠のあいまいさ等々、総論の視点から質問した。また、老人保健法を全面“改正”しての「高齢者医療の確保に関する法律案」新設の強引さから生じる矛盾について、「抑制ありきの高齢者医療費抑制法」と批判するとともに逐条毎に沿っ
て質した。
対する政府参考人の答弁は、単に条文を読み上げるなど、根本の説明には程遠いものであり、朝日は次回の質問までに再整理するよう求めた。
また、厚生労働省より委員会へ、今回の医療制度改革を実施した場合の制度財政影響、支援金等の支出額の見通しについて整理した資料を提出させた。
同日の委員会では、山本保(公明党)から、精神障害者の退院促進のための施策の方向性についても質問が出され、厚労省からは医療計画の見直しとあわせて障害者自立支援法による障害福祉計画を活用しながら支援体制づくりを進めていくとの答弁があった。(Asahi21
≪F&M-Letter≫2006/06/01)
【6月2日(金) 厚生労働委員会/タイムテーブル】
◇健康保険法等一部改正案
◇医療法等一部改正案
[両案一括議題]
<参考人の意見陳述>
・13:00〜13:15 河内山哲朗 君(全国市長会国民健康保険対策特別委員会委員長、山口県柳井市長)
・13:15〜13:30 小島 茂 君(日本労働組合総連合会総合政策局生活福祉局長)
・13:30〜13:45 柳澤正義 君(国立成育医療センター名誉総長、(福)恩賜財団母子愛育会日本子ども家庭
総合研究所所長)
・13:45〜14:00 住江憲勇 君(全国保険医団体連合会会長)
・14:00〜14:15 小松秀樹 君(国家公務員共済組合連合会虎の門病院泌尿器科部長)
<質疑>
・14:15〜14:35 坂本由紀子 君(自民)
・14:35〜14:55 辻 泰弘 君(民主)
・14:55〜15:15 渡辺孝男 君(公明)
・15:15〜15:35 小池 晃 君(共産)
・15:35〜15:55 福島みずほ 君(社民)