<2006/05/29>
参議院厚生労働委員会は、明日30日、医療制度改革関連法案の審議を6時間、行う予定。(タイムテーブルは下記参照)
朝日は、11時から民主党のトップバッターとして65分間、高齢者医療制度に焦点を絞って質問を行う。
参院厚労委は、先週23日の委員会で、医療制度改革関連法案の趣旨説明に加え、委員長職権で質疑までセットされたことに対し、民主・社民が異を呈し、冒頭から民主・社民欠席のまま趣旨説明・与党のみの質疑が行われた。その後、26日の理事懇談会で山下英利厚生労働委員長が委員会運営の混乱を招いたことに対して遺憾を表明したことを受け、民主・社民が委員会運営の協議に復帰、30日からの委員会正常化となった。
26日の理事懇談会では、民主党は、(1)衆議院と同等の審議時間(34時間40分)の確保、(2)参考人質疑を2回、(3)地方公聴会の開催、(4)総理入りの審議
― の四点を要求。参考人および地方公聴会の開催では合意に至ったものの、与党側は会期末が迫っていることを理由に、審議時間および総理入り質疑については保留とした。
30日の委員会終了後の理事懇談会で今後の日程が詰められることとなるが、早ければ6月2日(金)には、第1回目の参考人質疑が開催される見通しとなっている。
朝日は明日30日の委員会で、新たな制度設計となる高齢者医療制度について、まず制度改正に係る財政影響をはじめとする概要を明らかにするよう求めるとともに、現行の老人保健法を改正し制定されることとなる「高齢者の医療の確保に関する法律案」が規定する内容について、法案のあいまいな点の疑義を一つひとつ丁寧に質していく予定。(Asahi21
≪F&M-Letter≫2006/05/29)
【5月30日(火) 厚生労働委員会/タイムテーブル】
◇健康保険法等一部改正案
◇医療法等一部改正案
[両案一括議題]
<質疑>
・10:00〜10:40 中原 爽 君(自民)
・10:40〜11:00 藤井基之 君(自民)
・11:00〜12:05 朝日俊弘 君(民主)
・12:05〜13:00 休憩
・13:00〜14:00 足立信也 君(民主)
・14:00〜15:00 辻 泰弘 君(民主)
・15:00〜15:55 山本 保 君(公明)
・15:55〜16:25 小池 晃 君(共産)
・16:25〜16:55 福島みずほ 君(社民)