「第39回更新研修」を立正大学 品川キャンパス(東京都)にて、10月15日(日)に開催しました。ここでは、修了者から報告記事を掲載します。
<第39回更新研修> | ||
スーパービジョンの様子 | 鈴木講師による講義 | 代表者による修了証書授与 |
江田記念病院(神奈川県)/経験年数25年 本白水義隆
今回の更新研修に参加して、日頃からお世話になっている方はもちろんですが、懐かしい方との再会も嬉しく、明日からも頑張ろうとやる気を充電できました。休暇に研修参加する機会が続くと、体力も気力も続かずリフレッシュが必要になる時もありますが、元気をもらえた充実した研修でした。
私と同じグループは、東京、神奈川、長野、愛知、熊本と各地域からの参加で、様々な機能の職場とそれぞれの立場で、人材育成、実習への取組み、就労移行支援、DVや児童の課題、急性期病院と地域の連携、電話相談のみの関わり等々の課題に思っていることが、私自身の日頃の実践を振り返り課題に思っている事との共通項や関連があり、様々な現状や意見を聴くことは視野も広がる学びの時間となりました。
印象に残った事は、より良い連携やシステム構築をそれぞれの地域で取り組んでいる中で、それぞれの機能と役割は果たしていても、「業務だから繋げている」だけになってしまっているのではないか。そのために連携の在り方に悩んでいるという現場が少なくないのではないかと感じたことでした。
私は若かりし高校生の頃の部活動で、私個人の記録は全く優秀ではありませんでしたが、主将を命じられ駅伝に取り組んでいました。監督やチームメンバー個々の考えや役割があり、それぞれの持っている力を発揮できるようにするには、分析し戦略を立てるために皆でよく話していました。襷を受け取る時も渡す時も、襷だけではない「気持ちを託せていた」ことを何故か思い出しました。それは、同じ目標を共有し、お互い持っている力を認め尊重し合える関係が作れていたからだと思いました。
これからの時代は、地域包括ケアシステムの構築など、連携の在り方が課題になると思います。自施設での役割を果たしたから次の支援に繋げる連携ではなく、地域の関係機関や様々な職種、当事者の方々を含め、お互いの役割や立場を理解しながら襷を繋げる連携を図れるように、私に何ができるだろうかと気持ちが引き締まりました。講師の先生、研修運営係の皆様、一緒に学ばせて頂いた皆様に、ありがとうございました。
※ご報告いただいた方のご所属名と経験年数は、研修受講時の情報で掲載しています。