報告

第32回基幹研修3&第36回更新研修

第32回基幹研修V第36回更新研修を東北福祉大学 仙台駅東口キャンパス(宮城県)にて開催しました。日程は、基幹研修3が7月8日(土)・9日(日)、更新研修が7月9日(日)でした。ここでは、各修了者からの報告記事を掲載します。


<第36回更新研修>
     
岩尾講師によるソーシャルワーク論 全体発表の様子 代表者による修了証書授与

・ なぜPSWなのか

医療法人吉田報恩会 春日療養園(宮城県)経験年数8年/五十嵐 真裕美
(第36回更新研修修了者)

 7月9日に仙台市で開催された更新研修を受講し、貴重で有意義な1日を過ごさせていただいた。諸先輩方からとの交流の中で活きた学びがしたい!、育休中のため現場から離れているニュートラルな状況で、PSWとして今一度振り返り新たに吸収したい!、前倒しで受講すれば受講費もお得だし・・・という動機で、夫に2人のこどもを押し付け・・・お願いし、本研修を受講した。

 事前課題のレポート作成、そして講義「ソーシャルワーク論」でこれまでを振り返ることがあった。講師の岩尾貴氏からの「この5年間を振り返ってください」という言葉。プライベートでは結婚や2度の出産と大きなライフイベントがあり、エピソードがどんどん出てくる。一方、PSWとしては・・・「私、何をしてきたんだろう?」と感じたのが率直なところである。仕事はしていたし、業務もこなしてきた。でもPSWとして何をしてきたのかと問われると、その実践の内容や質はどうだったのか、PSWとしての自分の売りがないのではないか等と自分の課題がどんどん出て来たのである。

 少々落胆し、悶々とした気持ちで「ピアスーパービジョン」「演習」に入った。先輩方と意見を交わしていく中で、基幹研修Vまでは自分の実践を考えることが多かったが、研修認定精神保健福祉士となった2014年以降は、後進育成を考えていたり、社会に目を向けている自分に気がついた。自分がどのようにPSWとして育ってきて、育ててきてもらったのか。悩みや苦しみも多い仕事ではあるが、なぜPSWの資格にこだわって仕事しているのか。前を歩く先輩方のお話を伺いながら、後ろに続く後輩たちに何を伝えたいのだろうか。今の私を客観的に俯瞰し、PSWとしての価値を今一度見直すことが必要だと感じた。また、なぜPSWを目指そうと思ったのか、なぜPSWを続けているのかといった中に、私が大事にしている純粋なPSWへの気持ちがある。

 本研修を通じて、図らずもPSWとしての自分に対して自己覚知をすることとなり、PSWの魅力にどっぷりはまっている自分を見つけた。そして、経験年数を重ねる程に、人生で経験したことがPSWとしての質の深みに繋がっていくことを先輩方から学ばせていただいた。次回の更新研修では、5年間にPSWとして何をやってきたかを即座に答えられるよう、「なぜPSWなのか」を明確化できるよう日々研鑽していきたい。


<第32回基幹研修3
     
森谷講師による講義2 演習の様子 代表者による修了証書授与

・ 価値を再確認

医療法人康生会 あぜりあホーム(群馬県)/経験年数12年 小林 拓人
(第32回基幹研修3修了者)

 2017(平成29)年7月8日〜9日宮城県仙台市の東北福祉大学にて行われた基幹研修Vに参加しました。1日目は各講師からの講義中心で、2日目は参加者からのレポートを基にピアスーパービジョンを体験しました。

 2008年度に基幹研修Uを受講し、9年の月日が流れ、職場の環境も変われば経験と共に裁量の幅も増える中で、クライエント・地域のニーズを満たしていますか?と聞かるとうまく言語化できない自分がいます。そんな「このままでいいのか?」と不全感を感じる日々を送っています。そんな漠然とした葛藤から研修に参加しました。

 講義を受けて全体的な印象としては、精神保健福祉士として社会的な役割を意識して実践しているのかを問われる内容でありました。今後は組織の課題を解決することだけに留まらず各所属している団体、地域で「精神保健福祉士としてなにができるのか」専門性を生かした活動を模索したい思いが強くなりました。

 ピアスーパービジョンでは、グループメンバーの皆さんは共感的な態度に終始一貫しておりとても温かい雰囲気でグループワークができました。グループメンバーは葛藤しながら実践の振り返りをしており、組織は異なっても共通理解をできる悩みがあることを確認でき葛藤することから逃げない勇気を頂きました。このような体験を何度も繰り返すことの重要性を学び、メンテナンスを怠らないようにしたいです。

 私は日々の業務にかまけてまだまだ社会的役割を十分に担っていないこと、クライエントとの関わりでは日々の振り返りをする機会が少なく実践を突き詰めていないことに不全感を感じていたことを自己批判することができました。そんな眠っている部分の価値を叩き起こされる研修となりました。

 最後になりますが、私は趣味のスノーボードの関係で東北全域に足を運ぶ機会が多いことから、今回の研修では親しみを感じている仙台の会場を選ばせていただきました。4〜5年後の更新研修でも実践を振り返る勇気が残っていましたら、再び東北開催の会場へ積極的に参加したいと思っている所存です。今回は懐かしい前職県士会の大先輩と実習生時代の同志に再会でき、また新たに出会った同志に刺激を受けることができました。また皆様に再会できること願って研修参加者の皆様、講師の先生方、事務局の皆様に御礼申し上げます。


※ご報告いただいた方のご所属名と経験年数は、研修受講時の情報で掲載しています。


△前のページ戻る