2012年2月7日 災害支援から復興支援へ

 新しい年を迎え早くもひと月が過ぎました。そして、まもなく東日本大震災の発災から1年を迎えようとしています。しかしながら、被災地の復興はまだまだ遠く、さまざまな生活課題が住民の皆さんに重くのしかかっている状況です。

 本協会は3月12日に東日本大震災対策本部を設置し、この間構成員の皆さんの被害状況調査、被災地視察と支援先調整、本協会が行う災害支援活動に係る募金の呼びかけ、そして全国の構成員の皆さんの協力による派遣型被災地支援活動を行ってまいりました。被災自治体等の要請に基づき、4月から福島県いわき市、宮城県石巻市、福島県南相馬市、宮城県東松島市において継続的な支援活動を展開してきましたが、12月28日の東松島市における活動をもって、すべての派遣型活動を終了いたしました。これだけの期間よくぞ途切れなく活動を継続できたものだとあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。被災地に赴いていただいた方々、登録をしていただいたものの調整の関係で派遣が叶わなかった方々、活動を募金で支えていただいた方々、派遣者の留守を預かっていただいた職場や家族の方々、裏方として活動を下支えしてくれた事務局員、そして私たちの活動を受け入れていただいた保健師はじめ被災自治体の方々と住民の皆さん、本当にありがとうございました。

 派遣型の支援活動は終了しましたが、ソーシャルワーカーたる精神保健福祉士として、また専門職能団体として、今後は被災地の復興に向けた取り組みに対する支援のあり方が大きな課題となってきます。

 東日本大震災対策本部としての活動は年度末で終了する予定ですが、来年度からは新たに「東日本大震災復興支援本部」を本協会内に設置し、継続的、長期的な支援活動を行っていく所存です。

 「被災地のことを決して忘れない」。このことを肝に銘じて取り組んでいきたいと思います。


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