お知らせ

<2025/04/25>

【報告】設立60周年記念式典・祝賀会を開催

開式の辞 大野和男名誉会員 宣言の読みあげ 式典会場の様子

 去る4月19日(土)、明治記念館(東京都港区)にて設立60周年記念式典・祝賀会を開催いたしました。

 本協会は、1964年11月19日に設立された日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会を前身とし、1997年の精神保健福祉士法制定後、1999年に日本精神保健福祉士協会に改称、2004年には社団法人として再出発し、2013年には公益社団法人へ移行して現在に至っております。

 式典には100名を超える方々にご臨席賜り、厚生労働省の小林秀幸精神・障害保健課長、法務省の滝田裕士総務課長、全国精神保健福祉センター長会の辻本哲士会長よりご祝辞を賜りました。

 超党派の国会議員による「地域共生社会推進に向けての福祉専門職支援議員連盟」からも、古川元久副会長、伊藤孝江幹事、田畑裕明事務局次長、橋本岳前事務局長にご臨席(秘書代理ご出席)いただき、尾辻秀久顧問からの祝電を披露させていただきました。

 また、名誉会員の大野和男氏(元理事長)、門屋充郎氏(元会長)、竹中秀彦氏(元会長)への感謝状贈呈や、一昨年12月に逝去された柏木昭初代理事長の「永世名誉会長」としての任命報告を行いました。

 式典の最後(閉式の辞前)に、田村会長や副会長などが壇上で、「新たな時代への誓いを胸に、精神保健医療福祉の未来を切り拓いていく」ことを表明した「設立60周年宣言」を読みあげました。

 その後の祝賀会では、設立60周年記念日(2024年11月19日)に発行した「60年史」の電子ブック版のご紹介や、設立60周年を記念して生まれたオリジナルキャラクター「ココロン」の紹介と原作者の表彰、協力企業(へるす出版株式会社、中央法規出版株式会社、株式会社アライブ)への感謝状贈呈を行い、盛会のうちに終了いたしました。 

(文責:事務局)


公益社団法人日本精神保健福祉士協会設立60周年宣言
精神保健医療福祉の未来を拓く〜新たな時代への誓い〜

 私たちは、『精神保健医療福祉の将来ビジョン』の達成に向けて、すべての精神保健福祉士とともに以下を実践することを、ここに宣言します。

1 精神障害者の「社会的復権」を実現し、すべての人の尊厳や人権が守られ「ごく当たり前の生活」を送ることができるよう、わが国の精神保健福祉の増進と精神医療の改革に寄与します

2 すべての精神保健医療福祉の現場における官民協働チームのなかにあって、「当事者主体」の視点を貫きます

3 精神保健福祉士の社会的認知度の向上に努めるとともに、その魅力や役割を広く発信し、資格取得支援や研鑽制度の充実、働きやすい環境の整備など、人材の確保に力を注ぎます

4 社会情勢や環境の変化が人びとにもたらすメンタルヘルス課題への適切な対応、及び、課題解決や伴走に必要な力を備えた精神保健福祉士を育成します

5 戦争や紛争、侵攻といった社会的危機に対して、戦後80年を迎えるわが国のソーシャルワーカーとして平和を希求し、持続可能な平和の実現に貢献します

6 一人ひとりの「想い」に寄り添い、誰もが自分らしく生きることのできる社会をともに創り、すべての人が「コノ邦ニ生キル幸セ」を実感できるような社会の実現を目指します

私たちは、新たな時代への誓いを胸に、
精神保健医療福祉の未来を切り拓いていきます

2025年4月19日

公益社団法人日本精神保健福祉士協会


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