<2024/04/16>
地震発生から3か月が過ぎ、能登地方にも桜の開花とともに春が訪れようとしています。この間も石川県精神保健福祉士会の皆さまは、本務のあるなか被災地を巡り、避難者の状況把握や、被災者を必要な支援につなぐなど自治体と連携した支援活動を展開してくださっています。交通網は少しずつ復旧しているとのことですが、被災した方々の生活再建には、まだまだ息の長い支援が求められています。
本協会では、現地での災害支援活動を応援するボランティアを2月に募集していましたが、このたび調整がつき、第一次の派遣期間は4月22日(月)〜5月末と決定しました。当面は珠洲市の事業所フロアをお借りし寝袋での宿泊となります。石川県精神保健福祉士会と連携して行うこの活動をバックアップするため、募金は「使途特定寄付金」の取り扱いとして5月末まで延長します。
また、この地震による避難では、1.5次避難、2次避難など、複数回の移転を余儀なくされる方がおられ、特に県外避難者に関する動向把握は難しい実情です。慣れない地域への急な移転により、孤独や疲労からメンタル不調をかかえる広域避難者がいらっしゃるかもしれません。ご自身が訴えない限り避難先で被災者としての把握や支援がなされていない場合も考えられますので、どうぞご留意いただきますようお願いいたします。
6月以降の支援活動については、状況にあわせて適宜検討してまいります。引き続き被災地と被災者へ思いを寄せ、できる形でご支援くださいますようお願いいたします。
2024年4月6日
公益社団法人日本精神保健福祉士協会
会 長 田 村 綾 子
[参考]会長メッセージ