<2019/06/06>
成年後見制度の利用に関して、医師の診断書作成や家庭裁判所の参考となる資料として、本人を支える福祉の関係者が本人の生活状況等の情報をまとめる「本人情報シート」の書式が、2019年4月より裁判所において導入されました。
成年後見制度が開始された当初から、多くのソーシャルワーカーがそれぞれの立場から、本人の生活状況を伝える「ソーシャルレポート」の必要性を発言してきました。成年後見制度利用促進法が施行され、国の専門家会議での協議事項となり、当事者団体や福祉関係者からの意見聴取を経て導入が決定した後には、専門職団体の意見も反映され、「本人情報シート」が完成し、運用が開始されることとなったものです。
日本ソーシャルワーカー連盟では、本人情報シートの運用開始に際し、本人の意思に沿った支援と権利擁護支援のために本人情報シートが普及し活用されていくことを推進することを目的に、以下のセミナーを開催することとしました。多くのソーシャルワーカーのみなさまのご参加をお待ちしています。
日本ソーシャルワーカー連盟主催セミナー
成年後見制度の利用における診断書の改定と新たに導入された「本人情報シート」について
[日時]2019年7月15日(月・祝) 13:00〜17:00(受付12:30より開始)
[場所]全理連ビル 9階会議室 (東京都渋谷区代々木1−36−4)/JR山手線・総武線・都営地下鉄大江戸線「代々木駅」北口駅前
[主催]日本ソーシャルワーカー連盟(公益社団法人日本社会福祉士会、公益社団法人日本精神保健福祉士協会、公益社団法人日本医療社会福祉協会、特定非営利活動法人日本ソーシャルワーカー協会)
[対象]ソーシャルワーカー(社会福祉士、精神保健福祉士)、その他関心のある方
[定員]150名 (※先着順。日本ソーシャルワーカー連盟加盟団体会員の参加優先枠を設けています)
[申込期日]2019年6月24日(月) ※定員に達した場合、期日前に申込を締め切ることがあります。
[申込方法]次のQRコードもしくはURLフォームより必要事項を入力してお申込ください。
(研修申込フォームでの受付完了後、自動的に登録e-mail アドレスに申込完了メールが届きます。)
[参加費]日本ソーシャルワーカー連盟加盟団体会員:4,000 円、非会員:5,000 円
[プログラム](予定・調整中)
時間 | 内容 | 講師(予定・調整中) |
13:00 | 開会挨拶 | |
13:05 | 報告「成年後見制度利用促進について」 | 厚生労働省 社会・援護局 地域福祉課 成年後見制度利用促進室 成年後見制度利用促進専門官 川端 伸子 氏 |
13:45 | 報告「診断書の改定と本人情報シートについて」 | 最高裁判所 事務総局 家庭局 局付 小田 誉太郎 氏 |
14:15 | 休憩 | |
14:30 | パネルディスカッション「本人情報シートの活用に向けて」 | <パネリスト> 日本精神保健福祉士協会 推薦者 日本医療社会福祉協会 推薦者 日本ソーシャルワーカー協会 推薦者 <コーディネーター> 日本社会福祉士会 理事 星野 美子 氏 <コメント> 厚生労働省 川端 伸子 氏 最高裁判所 小田 誉太郎 氏 |
17:00 | 閉会挨拶 |
[お問合せ]:日本ソーシャルワーカー連盟 セミナー事務局(公益社団法人日本社会福祉士会 生涯研修センター)
TEL:03-3355-6541 Mail:kenshu-center@jacsw.or.jp