<2016/05/01>
【災害対策本部】熊本県協会との打ち合わせ(報告)〜2016年熊本県熊本地方を震源とする地震〜
4月28日(木)に行われた災害対策本部担当理事と熊本県精神保健福祉士協会(熊本県支部)との打ち合わせの内容(概要)をご報告させていただきます。
<災害対策本部担当理事より>
5月1日 15:46
【日時】2016年4月28日(木) 17時〜18時30分 【場所】熊本市内
[熊本県協会会員の施設等の状況]
4月27日(水)に熊本県協会の臨時理事会を開催し、お互いが顔を合わせての情報交換を行った。以下、各理事の情報。
- 就労継続A型事業所、グループホーム等を運営。地震で一部建物に被害があったが、機能としては8割回復している。
- 大学ではボランティア活動をしている学生の頑張り過ぎており、そのメンタルヘルスケアの必要性が出てきている。
- 別の大学では、保健管理センターが心のケアを始めている。
- 地域生活支援センター:被害はほとんどなかったものの、地震報道が繰り返されていることで不安になっている。
- 玉名市に避難してきている人たちの新規外来受診が増えてきている。地震が夜間に多く不安が強い。
- 病院:水道管が破裂。つなぎ目の尊称激しい。グループホームの入居者が避難してきている。山側にある兄弟病院にバスで応援に行っている。
- 相談支援センター:避難所生活をしている利用者のところをまわっている。学校に避難している人は、学校の再開でいつ閉じられてしまうのか不安になっている。
- メンタルヘルス支援が求められている。被毒妄想の人も。
- 不安で受診する人が増えている。
- 夜間車中泊をしている。
- 前震では大丈夫だったが、本震で地域活動支援センターのガラスが割れたり、クラックが入ったり。建物は検査で大丈夫だったので連休明けに再開する予定。
- 病院の上層階から水漏れが発生。一時内科病棟の患者さんを移動。他病院からの転院を受け入れていて、その患者さんたちが不安になっている。中庭にテントを張って災害対策本部を置いている。昼間集う場所がない。夜間に地震があると、そのまま病院や地活センターに来る人がいて、体育館で受け入れている。地域住民の人も含めて30人ほど。
- 熊本市内の病院:通常の入院・外来機能となっている。グループホームは宿直を入れている。
- 宿泊型機能訓練施設:4月17日にライフライン復旧。他に非難していた20人が戻っている。
- 熊本市役所が使えない状況。入院はオーバーベッドで職員が疲弊してきている。共同住居を5か所持っているが、3か所が使えず。自立訓練事業所で受け入れているが、その後の場所の調整が難しい。
[熊本県協会としての対応]
- 4月27日(水)の臨時理事会で総会の延期を決定。会計担当者の所属が被害が大きく、一時的に担当を交代することとした。基幹研修1の開催を予定していたが、今年度は開催しないこととした。
- 県北や県南で比較的被害が少なかった地域の精神保健福祉士からは、自分たちが何かできないかと考えている。オーバーベッド状態の病院や被災の大きい病院の応援など。
[災害対策本部より]
- 熊本県内でカバーしきれないところに近県をはじめ全国から入ることは可能である。
- 熊元県内から上がってくるニーズの整理が大変な状況であれば、日本協会(災害対策本部)にどんどん上げてもらい、災害対策本部で整理していくことも可能である。
(文責:事務局)
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