<2013/01/07>
明けましておめでとうございます。構成員の皆様には穏やかな新年をお迎えでしょうか?
昨年4月に会長職を拝命し、微力ながら協会活動に関わってまいりました。なんとか大過なくここまで勤めさせていただきましたのは、理事会、委員会、支部活動、復興支援などさまざまな形でご支援いただいた皆様のご協力あってのことと思います。ここに改めまして深く感謝申しあげる次第です。
巳年の本年は、さてどのような年になるのでしょうか?政局の安定、経済の再生は国民すべからくの願いでしょうが、希望は持てるのでしょうか?歯止めのかからない少子高齢化を受け、社会保障制度の大幅な改革も俎上に載ってくることと存じます。私たちが決して無関心でいられない年金や医療制度、生活保護法の見直しも目前に迫っています。また精神保健福祉法の改正は特に注視していかなければならないことの一つです。私たちは本当に容易ならざる社会状況の只中にいるのだと実感いたします。
けれどもどのような中にあっても、私たち精神保健福祉士の座標軸はぶれることなく、精神障害者の権利擁護と地域生活支援、当事者たる精神障害者自身が主体者となるような実践を展開していかなければと存じます。
私事でございますが、私は本年が本卦帰りの年回りです。私自身も協会も、存在の原点に立ち返り、益々の精進を重ねたいと存じます。皆様の本年のご健康とご多幸をお祈りすると共に、なお一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
2013年1月7日
社団法人日本精神保健福祉士協会
会長 柏木 一惠