＜2008/06/26＞
※宮城県の岡﨑支部長（本協会理事）から本協会に送信いただいたメール（６月26日、８時47分）を掲載いたします。本報告は、東北文化学園大学の氏家靖浩さん（本協会構成員）から岡崎さんにご報告いただいた内容について、ご本人の了解を得て掲載しているものです。
岩手・宮城内陸地震 心のケアチームボランティアについて（2008年６月25日）
８時30分より古川・県センターにて前日の引き継ぎを含む当日の行動確認ミーティング
10時より13時 花山・しゃくなげセンターにて活動。被災者の方からの求めよりも、休んでいる方や何か手持無沙汰な方に、こちらから話しかける感じであった。
16時より17時 栗駒・みちのく伝創館にて活動。業務連絡が主であった
18時ころ 古川・県センターにて当日のふりかえりと、翌日への引き継ぎを確認し終了。県センターの皆さんは、まだ業務を継続されていた。
［構成員］国見台・岩舘Dr（途中より別行動）、県センター・熱海技術主査、県リハ支援センター・砂金PHN、せんだんホスピタル・大島CP、東北文化学園大学・氏家PSW
印象(あくまでも氏家の主観ですので、ご参考まで)
・県のMHWセンターの皆さんと、県の保健所・栗原市の各PHNが、ある程度の連携を確立しているので、「被災者でニーズのある方」「こちらから関わる必要のある方」の線引きはできているように思われました。
・順番で関わる方の基本姿勢は、「被災され休んでいる方」には、控えめに聞き役になる(大変でしたね、と声をかけて、えぇ、とでも対応がある方には傾聴すべきだし、こちらにあまり関心を示さない方には、こちらからも会釈しつつも離れる、くらいの“ゆとり”を持つ)が求められ、「被災されつつも、みんなの支援をする側になっている方」(専門職である保健師、役所関係の方、消防団の方など)には、積極的に、この間の仕事の遂行がいかに大変であったかを傾聴してあげたいと考えました。
・氏家の場合、栗原市の保健師の皆さんとこれまでも仕事をしてきた積み上げがあったことは、本日、大変、役に立ちました(あくまで氏家にとって、ですが)。
以下、どうでもいいことですが。
・宮城北部の方言や「なまり」は、わかるなり、使えると有利。
・宮城北部の地名についても、わかるなり、「あぁ、あの場所ですね」と言えると有利。
たぶん本当の試練と援助は、まだ始まっていない(栗原市のPHNの言葉)ので、今後、超ロングタームで関わる余力を、お互い持ち合わせていたいものですね。
（報告者：氏家靖浩さん／本協会構成員、東北文化学園大学）