<2008/06/19>
※宮城県の岡ア支部長(本協会理事)から本協会理事会宛に送信いただいたメール(6月19日、14時02分)を掲載いたします。
本日、6月17日(火)に仙台市から派遣された第一次派遣チーム(事務職2名、保健師2名)の報告と、宮城県精神保健福祉センターからの情報をお知らせいたします。
(6/19付)
●第一次派遣チームからの報告等
・7時に仙台市役所を出発し、8時40分に栗原市「みちのく伝創館」到着。栗原市保健師のオリエンテーション。
・9時30分健康調査実施。15時40分訪問終了。記録等の整理、栗原市保健師への報告後、16時45分現地出発。18時20分仙台市役所到着。
・他市町村の保健師、事務職等併せて17−18名程度の参集。事務職と保健師各1人を1組として、車での訪問健康調査を依頼される。「みちのく伝創館」は避難所となっているが、避難者の多くは日中仕事に出かけていて、数人が残るのみであった。
・栗駒山の麓で民家が点在する地域で健康調査を実施。3世代同居等の大家族世態が多かった。皆、一概に受け入れがよく、話しが長引いて1軒の調査に30分以上かかった。話すと安心する人も多いように思った。
・気になった人については、二次設問をするように指示があったが、本日訪問した世帯では、特に規なる人はいなかった。1組につき11軒の世帯を訪問。
・住民からは、「ヘリの音や、救急車等のサイレンの音がうるさくて眠れない」「余震が多くて不安」「乳児が音に敏感になった」等の声が聞かれた。
●宮城県精神保健福祉センターからの情報
・現段階では、今後の方針の目処が立っていない。来週はじめには、今後の目処が立つのではないかと考えている。
・心のケアチームには、ポツポツと相談がくるようになり、本来の活動になり始めている。
●東北ブロック県精神保健士協会と宮城県精神保健福祉士協会の動き
・東北各県から何かお手伝いすることがあれば、というメールが届いております。大変心強く感じているところです。
・現在は、県センターからの要請に基づき、宮城県協会会員に「岩手・宮城内陸地震心のケアボランティア(仮称)」への登録をお願いし、13機関(15名)の方々に登録していただきました。その中には複数の精神保健福祉士が所属されているところもあり、その方々には機関内の調整をお願いしているところです。
・今回の県センターからの要請には、応えることができそうです。
(報告者:岡崎 茂さん/宮城県支部長・宮城県精神保健福祉士協会会長)