<2008/06/16>
※宮城県の岡ア支部長(本協会理事)から本協会理事会宛に送信いただいたメール(6月15日、22時34分)を掲載いたします。
仙台市では、昨日の地震で市職員の3分の2が召集される(2号配備)の動員体制が取られました。市内では、一部でがけ崩れ、ガス漏れ、エレベーターへの閉じ込め等がありましたが、大きな事故もありませんでした。
今回の地震で大きな被害を受けた栗原市の状況を、宮城県精神保健福祉センターのA氏にお聞きしましたので、ご報告いたします。(06/15付)
栗原市の人口は約7万。被災者(避難所への避難者)は、約230人だそうです。
本日、県センターで「心のケアチーム」の派遣について検討したそうですが、栗原市より「まだいい」という返事で、県センターも現地に入れないということでした。栗原にある県保健所で(心が付かない)「健康相談チーム」を編成し、現地での相談をしていくことになったそうです。県センターでは、当面は情報収集をし、支援要請があった場合にすぐ対応できるように準備をするということでした。
県協会としては、
@ 明日、栗原市旧栗駒町の保健師に連絡を取り、更なる情報を収集すること
A 宮城県の保健師連絡協議会と連絡を取り、連携して対応していきたいと考えております。
B また、県センターにも、支援できることがあれば連絡をいただけるように、話をしております。
※未確認情報ですが、新潟県の保健師チームが心のケアのために宮城県に出動しているという話もあります。(あくまで未確認情報です)
なお、本日は自立支援法緊急措置軽減の事務処理のため、職場に出勤しておりますが、外の風景は、普段の日曜日と変わりなく、ショッピングモールも人で一杯のようです。
被害が少なかったのも、30年前の6月12日の宮城県沖地震が教訓になっているのだと思われます。今年の6月12日にも、県内各所で防災訓練が実施されました。訓練日から近かったこともあり、職員の動員もスムーズにいったようです。
明日、新しい情報が入った段階で、再度、皆様方にお知らせしたいと思います。
(報告者:岡崎 茂さん/宮城県支部長・宮城県精神保健福祉士協会会長)