<2007/07/24>
※新潟県精神保健福祉士協会の矢野事務局長から送信いただいたメール(7月23日、17時32分)を掲載いたします。
[新潟県精神保健福祉士協会⇒本協会事務局]
先日7月18日に開催された「新潟県災害時こころのケア対策会議」の内容について報告いたします。
◆議題
(1)被災地の状況について
(2)今後のこころのケア対策について
(3)その他
○現在の支援体制について
1.こころのケアホットラインの設置(平成19年7月16日設置)
開設時間 毎日 午前8時30分から午後10時
対応機関・団体 県精神保健福祉センター、こころのケアセンター、新潟県臨床心理士会
相談件数 35件(7月17日現在)
相談内容 余震に対する不安、不眠、不安を訴える子供への対応等
2.こころのケアチームの設置・派遣
1チーム 多職種 原則5名体制 → 精神科医師、看護職、精神保健福祉士、臨床心理士、行政精神保健福祉相談員(コーディネーター役)
派遣体制期間 7月18日(水)〜30日(月)
チーム数 1チーム 3泊4日体制で4チーム
第1班…県立精神医療センター・新潟大学精神科チーム
第2班…さいがた病院・新潟大学精神科チーム
第3班以降…新潟県精神科病院協会チーム
こころのケアチームマニュアル配布
3.啓発普及チラシの配布
「こころのケアのために」
「大丈夫ですか?こころの健康」等 5種類 各1,000部 避難所等に配布
○今後の支援方針
1.こころのケアホットライン
当面の間、現在の体制で継続
2.こころのケアチーム
今後のチームの派遣状況や避難生活状況を勘案しながら派遣体制(他都道府県要請等)を検討する。
3.災害時精神科医療体制の確保
(1)県立精神医療センターによる24時間精神科医療体制
被災地からの緊急入院患者の受け入れ
(2)精神科病院協会による後方支援体制
ア 県立精神医療センターに対する支援 → 空床確保支援
イ 現地精神科病院に対する支援 → 空床確保支援
4.啓発普及
行政、ケアチーム、こころのケアセンターを中心に実施予定
5.関係者への研修
こころのケアセンターを中心に実施予定
○その他
1.情報の一元化
マスコミ対応、支援要望対応
2.情報の共有体制
メーリングリストを使って関係機関、団体と情報共有
乱筆で失礼いたしました。よろしくお願いいたします。
(報告者:矢野基彦さん/新潟県支部・新潟県精神保健福祉士協会事務局長)