お知らせ

<2007/07/21>

【新潟県中越沖地震】現地情報(第5報)

※新潟県支部の岡部支部長から送信いただいたメール(7月21日、06時17分)を掲載いたします。

[新潟県支部⇒本部事務局]

震災から5日目となり、現地の一種高揚した雰囲気は徐々に落ち着いてきているように感じます。被災直後は不便さや色んな情報に振り回されやすくなりますが、おかしな言い方になりますが少しづつ周りが見えてきて個々人がどのように行動したら良いか判断しやすくなっているようなきがします。

今回の地震は、道路が寸断されなかったり病院機能が停止しなかったので比較的スムーズな初期対応ができたと感じます。

今日は休みの被災者も多いと思いますがあいにくの雨です。明日も雨のようです。天気がよければ片付けもスムーズでしょうが、雨の中の作業となると疲れも増します。来週あたりから燃え尽きる人が出なければいいと思っています。朝のミーティングでこころのケアチームと相談し、巡回時のパンフレットも燃え尽き予防に関する資料を配布してもらおうと考えています。支援者、特に市役所職員が心配です。ケアチームも今日以降行政幹部と接触し心理教育を行うとになるでしょう。

障害者の支援体制がスタートして2日目になります。パンフが完成したので今日から周知を図ります。柏崎市は防災無線が各家庭に入っているので各種情報は随時届いており防災無線やテレビを観て相談してくる方がいます。相談の3割が本人からで、その他が避難所のスタッフや関係機関から寄せられています。障害種別では8割がた精神障害です。昨日は相談=11件、こころのケアチーム=14件でした。気になる事例も3件あり追跡予定です。

私も明日は一日休んで家族との時間を作ります。

(報告者:岡部正文さん/新潟県支部長・新潟県精神保健福祉士協会会長)


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