<2007/03/30>
※石川県支部からのEメール(3月30日、00時55分)を掲載します(一部修正しています)。
[石川県支部⇒本部事務局]
29日の午後に高松病院に帰ってきました。
募金活動(※)や支援体制の整備、ありがとうございます。日本協会の皆さまの励ましやご協力に感謝しております。
現地は、余震が続き、依然1,000人近くの住民の方々が避難所生活を強いられております。電気は復旧しておりますが、断水している地域が多いです。道路は陥没などがありますが、主要道路の通行止めは解除され、物資の輸送は問題がないと思われます。被災地のコンビニやスーパーの品物もそこそこ揃っているようです。
被災後5日間が経過し、住民の方や支援者にも疲れが見え始めています。
現地の精神保健福祉活動の現状ですが、27日に「こころのケアチーム」が結成され、石川県立高松病院(医師1、看護師1、PSW1)と石川県精神保健福祉士会(石川県士会)派遣のPSW1名が輪島市の門前に派遣されました。27日は、現地の状況もよくわからず、避難所を巡回し、お話を伺いながら現状を把握するような状況でした。
28日になって医療班や避難所のケアを担当する保健班と連携がとれるようになり、夜眠れない(ほとんどが高齢者の方)、子供が不安がっているなどの情報が入るようになり、そうした方のいる避難所を訪ね相談や医師が診療を行いました。夜間になっても、3日間眠れていないなどの相談があり、宿泊所に戻ったのは、23時頃でした。
29日、前日から現地に来ていただいた静岡県のチーム、29日に松原病院を中心とするチーム(高松病院チームと交代)が現地に入り、支援活動を行っております。
相談の件数は日に日に増えてきており、精神保健福祉活動へのニーズは高まってきていると思われます。県の障害保健福祉課は31日以降もチームの派遣を決定し、石川県士会にもPSWの派遣の要請がありました。
石川県士会及び石川県支部としては、日本協会と相談し、今後の支援体制等について検討していきたいと考えております。また、お電話でもご相談しましたように、週明け以降、日本協会の役員等に現地視察をお願いしたく、ご検討の程、よろしくお願いいたします。
(報告者:岩尾貴さん/石川県支部)
(※)本協会では、4月2日(月)より当面の間、今後の石川県士会の活動支援や能登半島地震災害義援金として石川県災害対策本部への送金等を目的に、構成員の皆様を対象とした募金活動を始めさせていただきます。詳しくは、「お知らせ」のコーナーをご覧ください。