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<2004/10/13>

厚生労働省が「今後の障害保健福祉施策について(改革のグランドデザイン案)」提示
−10月12日、社会保障審議会障害者部会−

 厚生労働省は、さる10月12日、社会保障審議会障害者部会(第18回)において、身体、知的、精神の障害者施策を一元化する改革試案を提示しました。
 グランドデザイン案では、身体、知的、精神の3障害について個別の法で規定していた福祉サービスを一元化する「障害福祉サービス法」(仮称)の制定が提案されました。個別の障害者のニーズや状態に応じて福祉サービスの利用計画を作成し、利用量に応じて一定の負担を求める「応益負担」とすることが示されています。精神障害分野では、通院公費制度や更正医療、育成医療など公費負担医療の対象を見直す方針です。
 厚生労働省は、同部会の検討をもとに最終案を作成し、「障害福祉サービス法」(仮称)と関連法改正案をまとめ、来年の通常国会に提出する予定です。

なお、大枠の柱は次のとおり。

1.今後の障害保健福祉施策の基本的な視点
 1 障害保健福祉施策の統合化
 2 自立支援型システムへの転換
 3 制度の持続可能性の確保

2.改革の基本的方向
○現行の制度的課題を解決する
 (1) 市町村を中心とするサービス提供体制の確立
 (2) 効果的・効率的なサービス利用の促進
 (3) 公平な費用負担と配分の確保
○新たな障害保健福祉施策体系を構築する
 (1) 障害保健福祉サービス体系の再編
 (2) ライフステージに応じたサービス提供
 (3) 良質な精神医療の効率的な提供
○介護保険との関係整理


<グランドデザイン案>(会員ページ)
(1) 本体(※)(PDF/1.24MB)
(2) 説明資料(PDF/430KB)
(3) 概要(PDF/370KB)

(※)「(1)本体」につきましては、昨日の部会配布資料にはあります「参考資料」がついておりません。
 なお、この「参考資料」は図表で、大部分が「(2)説明資料」と重複してます。


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