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<2004/09/07>

「在宅の(高齢)精神障害者へのサービス提供の在り方に関する研究」事業がスタート

 本年度、厚生労働省より補助金交付を受けて「在宅の(高齢)精神障害者の在宅サービスのあり方に関する研究事業」を実施することとなり、8月31日(火)、第1回研究委員会を開催しました。

 第1回目は、事業の目的や実施計画、スケジュール等を確認するとともに、目的を踏まえた現状の課題点や現場での活動状況の報告等を行いました。

 当該事業は年度末までを期間とし、研究委員会を6回、事例提供を受ける協力員との合同会議を2回予定しています。


「在宅の(高齢)精神障害者へのサービス提供の在り方に関する研究」事業

<目的>
 在宅の(高齢)精神障害者(以下「精神障害者」という。)の自立生活を支援するためには、総合的かつ継続的なサービス提供が求められる。その際、サービスを利用する精神障害者の生活ニーズを充分に把握し、生活ニーズに適したサービス提供が図られる必要があり、精神障害者の生活ニーズとサービスに係るマネジメント(障害者ケアマネジメント)が重要である。
 このことから、現状の障害者ケアマネジメントの事例について、介護保険制度のケアマネジメントとも比較しながら検証し、標準的な障害者ケアマネジメントのマニュアルの「試案」開発を検討する。
 また、精神障害者の自立支援を支えるサービスのひとつであるホームヘルプサービスの実状やホームヘルパー等の養成・研修の現状に係る事例を検証し、今後求められるホームヘルプサービスのメニューやホームヘルパー等の養成・研修プログラムの「試案」開発を検討する。

<実施計画>
1)在宅の(高齢)精神障害者の自立支援の観点に立った生活ニーズの判断、それを踏まえたサービスプランの作成等、現状の障害者ケアマネジメントに関する事例収集と検証及び標準的な障害者ケアマネジメントに係るマニュアル試案の検討
2)在宅の(高齢)精神障害者の自立支援を支えるホームヘルプサービスの現状やサービスの担い手(ホームヘルパー等)の養成及び研修に関する事例収集と検証、及びサービスメニューや養成・研修プログラム(カリキュラム等)試案の検討

<研究委員>◎委員長
  荒井 洋(社会福祉法人全国精神障害者社会復帰施設協会事務局長)
  荒田 寛(龍谷大学社会学部地域福祉学科教授)
◎ 石川到覚(大正大学人間福祉学科教授)
  岩上洋一(社会福祉法人小百合会地域生活支援センターふれんだむ所長)
  荻原喜茂(社団法人日本作業療法士協会事務局長)
  木太直人(東横惠愛病院医療相談室科長)
  小谷野 博(全国保健・医療・福祉心理職能協会)
  佐藤光正(駒澤大学文学部社会学科社会福祉学専攻専任講師)
  進藤義夫(特定非営利活動法人障害者支援情報センター理事長)
  仲野 栄(社団法人日本精神科看護技術協会常務理事)
  廣江 仁(特定非営利活動法人MEW就労支援センターMEW)
  広沢 昇(埼玉県立精神保健福祉センター地域支援担当)


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