<2004/04/28>
厚生労働省の社会保障審議会障害者部会は28日、障害者福祉のケアマネジメントのあり方や、財源のあり方の議論を行った。サービス供給については、ケアマネジメント制度を導入して適正化することでおおむね一致。財源については介護保険とのからみで議論が紛糾し、次回への継続となった。今後6月末までに、支援費制度の改革や、介護保険との統合について方向性をまとめる。
導入後1年で利用増加が予測を大幅に上回っている支援費制度については、保健・医療・福祉に通じた専門家によるケアマネジメントを取り入れる。介護サービス計画を立てるケアマネジャーには、介護保険の介護支援専門員ではな
く、社会福祉士が適当とする意見が出ている。
財源については、介護保険と統合するかどうか、その場合、税財源を続けるかで意見が割れた。「今の段階で統合は難しい」(笹川吉彦・日本盲人会連合会長)とする意見の一方で、精神障害関連団体などは、統合に積極姿勢をみせている。(JMA
PRESS NETWORK 2004-04-28 18:40:47)